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富士の御山と富士信者のわし

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俳人、小林一茶の故郷である現在の静岡県富士市柏原
川口松太郎の書く「一休さんの道」で、一休禅師一行が富士見物の際にここを宿とした。
駿河の国の吉原から二里ほど先の柏原という小さな町の富士見楼という宿に逗留し、
日ごと夜ごと富士の御山を楽しんだという描写がある。
たぶん作者は一茶の故郷ということで、この地名に引っ掛けたのであろう。
一休が富士見物にこの場所を選んだという文献はない。

いちどこの場所で富士を拝んでみたいと思う。

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日本人は無意識のうちに富士山を好きだと思います。
新幹線の車窓から富士山が見えると、皆そちらを見ています。
チラ見する人や写真を撮る人、色々いますが、やはり富士に心を奪われています。
特に頭に雪を冠した流麗なその姿には心惹かれるものがあります。
単にコニーデ火山といえばそれまでなんですが
山には神がやどるという日本人の考え方が、
浅間大権現としての御神体としての富士の存在感を特別なものとしているのでしょう。

昔から信仰の対象となってきた富士山
富士講に入り、晴れて登山を達成し満願成就できたものはいいが、行けない人たちのために
近くに富士を模した「富士塚」を作り、せめてそこに登る。
そういった日本人のミニチュア精神は盆栽や庭園に通じるものがあります。
そこで江戸時代に築かれた東京都内各所に残る富士塚を探訪しようと思い、
品川富士に行ってみました。
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富士の溶岩を使った塚には人穴もあるし亀岩もある。まさにミニチュア富士
あと他の場所の富士塚にも行くつもりだったんですが、
本物に登ってしまった後には登る気がうせてしまい、
結局行きませんでした。ちょっと残念・・・

また、日本各地には「○○富士」が多く、地元の人の目を楽しませてくれる。
わしの地元には「若狭富士(青葉山)」がある。
でもやはり本家本元にはかなわない。
アララット山もベスビオ火山も富士山にはかなわない・・・と思う。
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「富士山は眺めるもので、登るものではない。」
とよく言われます。登っても面白みのない山だとアルピニストは言いますが
そこはやはり日本最高峰、いちどは登ってみたいと思うじゃありませんか。
それが7,8月のシーズン中の混雑具合からもわかります。
もはや観光地か?と思うくらいの混雑です。
老若男女列を成して登っています。

本格派アルピニストではないトレッカーのわしは偉そうな事は言えないんですが、
山の中では孤独でありたい。
立錐の余地のない登山なんて登山じゃないと思う。
そういう思いがシーズンオフの富士登山となりました。

一生に一度はやってみたいと思う事があります。
わしはそれが富士登山でした。
でも、簡単に成就できるものでもなし。
横須賀に住んでいても、おいそれとできるものではなかった。
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晴れた日には三浦半島からは海を隔てて富士の御山がわしを誘う。
そこで自分自身を追い込むために、周囲に「富士登山をする!」と宣言することでした。

これはこれからの人生の指標ともしたい。
いつかやりたいことは、今すぐするべきです。
後で後悔したくない。
富士登山顛末記録(承前)は、こちら。
富士の御山は季節によってその姿を変えるのも興味深い。
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夏場は雲に覆われることが多く、期待しても見られないことも多い。御殿場駅からも見えない。
それに雪を冠していないので、優美さは冬に比べて少ない。
反対に真冬は雪が多すぎる気がする。
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真っ白の富士山よりも、頭に雪を冠した状態のほうがバランスが取れて美しいと思う。
また、御殿場の位置から見える山容は、左右対称ではないのが少し気になる。

とにもかくにも富士の御山は私の心を惹きつけてやまない場所なのです。
富士スバルラインに向かう途中でメロディーロードは富士山の歌を歌ってくれる。
これも楽しい。
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「道の駅須走」には富士山カレーもあった。
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富士山の周囲には、富士にちなんだ楽しいものが多い。
一度じっくり探訪してみたいものです。
横須賀勤務を終えて関西に帰る日は一日中晴天で
どのSAに停車しても美しい富士の御山が私を見送ってくれた・・気がする。
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とにかくわしは富士信者になってしまった。
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プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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