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鯖街道キャンプウオークの終わり

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 1999年に鯖親父さんの鯖街道発足を手伝ってから、10年以上経ってしまった。その間、毎
年山あり谷あり、順風満帆な年はなかった。鯖街道は準備・計画・実施・後片付け・挨拶と一年を
通してやっていた。それに二人は喧嘩ばかりしていたような気がする。

 計画通り緻密にやらないと気がすまない私と、感覚的でアバウトにやりたい鯖親父さんとは両極
端だった。でも、だからこそうまくいったのかもしれない。過去あまたの大人がスタッフとして関
わってきたのだが、気がついたら残ったのは公文時代の鯖街道創始者である髭先生を別格としても
私だけ。それだけ鯖街道のスタッフには求められるものが多いのだろうか。

 毎年毎回、何かしらの天候やアクシデント、人間関係のトラブルに巻き込まれていた鯖街道、で
もその都度みんなの力を借りて乗り切ってきた。

 そんな鯖街道の集大成であるファイナルに、転勤の都合で参加できなかったことは
「人生三大残念」堂々1位にランキングされるが、かえってそのため、鯖街道を広く、客観的に眺
めることが出来たように感じる。日程途中からの参加とか、京都駅の見送り出迎えのみだったら消
化不良を起こすが、全く参加しないのなら、それはそれで割り切ることができる。自分でも不思議
なくらい冷静に今年の鯖街道を見つめられた。

 来年はもうないので、プラス思考で終わるのがいいのかもしれないが、鯖街道の汚れ役
「ダーティーおやっさん」の役回りを最後にさせてください。汚れ仕事は鯖親父さんの替わりに全
てやってきました。

 「男子三日見ざれば括目せよ」、といわれるとおり、括目すべき青年が多く現れた。それが鯖街
道を通して成長したのであれば、鯖街道は誇るべき人材育成事業です。若者の心にしっかりと種を
蒔き、そして芽吹かせやがて花を咲かせる。彼らは社会に出たとき、どんな活躍をしてくれるだろ
うか楽しみです。

 逆に四十歳を超えた大人の意識改革を求めることは無理だったことを再確認したのは残念なこと
だ。本来鯖街道の大人(おっさん)は、若者のよき相談相手になり、成長の手助けをするのが役割
だ。しかし、そういった大人が極端に少ない。四十歳を超えて自分の意識を変えるためには膨大な
労力が必要なのだが、もともとエネルギーが少ないから出来ないし、しない。出来る人はとっくに
やっている。

 それを考えると多感な、柔軟な10代~20代のうちに鯖街道のような環境で悩んで考えて失敗
することを敢えてさせることで、成長を促すような機会を与えることは大切だと思う。

 鯖街道の主役はあくまで子供なのです。子どもありきの鯖街道。スタッフは裏方に徹して表には
出ない。しかしてそのためには一人として無駄のない、一人二役も三役もこなす動きができる人が
必要なのです。

 天候・地形・体調などなどによって刻々と変化する状況の中、全体の流れを把握して適時適切な
指示を出す、意見具申をする、対処をする。そして子ども達を安全に導き、更には達成感へと繋が
るようにする。それが出来る人をスタッフとして求めているわけですが、残念なことに大人が時と
して足を引っ張ったり、足かせになってしまったこともあった。

 ファイナルでもどうやら大人が足かせになっていたようだ。鯖親父さんのイライラの原因はそこ
にあったようだ。善意で、手弁当で集まってきてくれる大人たちを無下には断ることは出来ないが、
自分が楽しむことが第1、の大人は参加してはいけない。

 熱い教育論を声高に語り合いながら宴会場と化していた深夜の下根来小学校、翌日は二日酔いで
使い物にならなかった大人たち、いち早く冷房の利いた車の中に入り込み子供たちの後を併走して
くる大人躾の出来ていない大人、室内で帽子をかぶったまま食事をしたり、敷居を平気で踏んだり
する。自分の感情を制御できない大人など、眉をひそめるような大人たちがたくさんいた。

 鯖街道の行動中は、社会的しがらみから解き放たれているし、ある意味極限状態なので本来の人
間性が出やすい。駄目な者は駄目な部分が突出してくる。

 親子で参加した人たちも数多く観てきた。大概うまくいっていなかった。親子参加でうまくいっ
ていたのは鯖親父さん、髭先生親子だけだった。それも公文時代の大昔の話だ。

 親は子を、子は親を、それぞれ無意識のうちに求め合い、その結果子供の自主性が失われ、成長
がみられずに鯖街道の日程を終えてしまった。問題解決は大人に頼らず子供たちだけでしなければ
ならない。それが鯖街道の掟だ。親は子どもと参加することによって子どもの成長の可能性を奪っ
てしまうことに気づいてほしい。

 自他共に認める親馬鹿の私は、自分の子供たちを意地でも鯖街道に参加させなかった。果たして
これはよかったのだろうか。今となっては知る由もない。

 今年の8月を境に「鯖街道キャンプウオーク」は、思い出になってしまった。楽しかった思い出
を胸にしまっておくのもいいだろう。時々語り合うのもいいだろう。でも前に進む若者は、前だけ
見て歩いてほしい。過去の楽しかった思い出を逃げ道にしてほしくはない。未来はだれにもあるの
だから。

 さて、この先鯖親父さんはいつまで沈黙を守っているだろうか。たぶん彼は立ち止まることので
きない人生を歩んでいるであろうから。そしてかくいう私も、何かをし続けていなければ自分自身
を保つことができない性分を背負っている。

鯖親父さんが沈黙を破ったときが私の動くときかもしれない・・・・・
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プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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