FC2ブログ

身障者西海岸ツアー08

9月30日(水)

grandocanyon
 今日はグランドキャニオン・ツアーの日です。行くか行かないかは自由なんですが、ほとんど皆はグランドキャニオンを見に行きたい。行かないのは車椅子のYさんと私だけ。車椅子の人たちはキャンピング・カーで陸路を、その他の人は飛行機で、そしてラスベガスに居残りのわし達のツアーは3組に分かれた。
おっ、ということは、今日はゆっくりと朝寝をさせてもらえるぞ、と期待していたが、そうはいかなかった。
朝5時に部屋の電話が鳴る。陸路組の人員確認の電話だ。そのあと、うとうと眠りかけたらグランドキャニオン行きのドクターKを起こす電話、そして起きれずに寝過ごしたドクターを添乗員のIさんが迎えに来てバタバタ・・慌しく彼らは出かけていった。
結局朝寝の夢破られて、車椅子Yさんの部屋に今日の打ち合わせをしにいくと、彼はスヤスヤ寝ている。

 彼を起こして昼に買い物にいく約束をし、一人でブランチを食べに行く。その後、ホテル内のフォーラムショップ街に行って家族への土産物を買う。思えばこの数時間が一人で買い物ができた唯一の時間だった。フォーラムショップをあちこちうろつき回り、クリスマスソングCDを買った。その後、性懲りもなくカジノに行ったが、ツキがちょっと落ち目だったのでさっさと引き上げることにした。バクチはツキの分かれ目を見極めるのが肝心?

 昼頃に車椅子Yさんを誘いに行く。彼も久しぶりにゆっくりと眠れて疲れがとれたと言っていた。やはり、長期旅行の間には休息日を設けた方が心身共にリフレッシュできるので、こういったツアーでは推奨したいプランですね。

 車椅子を押しながらフォーラムショップを進む。フォーラム内は古代ローマ風にデザインされている。お昼を食べるためにイタリアンレストランに入った。車椅子Yさんに対し、席待ちの順番が健常者よりも早かった。ここでもアメリカの福祉に対する姿勢を肌で感じた。ここで私はチリの利いたメキシカンパスタ、Yさんはエンジェルヘアーパスタを食べたが、やはり量が多い。なんとか全部食べたが、ここで無理して食べたメキシカンは後に災いを及ぼすことになる…。

 このあとYさんとお土産など買うが、年配のYさんは昔の亭主関白さんタイプなので、家族のため気の利いたお土産に何を買ったらいいのかわからない。「香りつきの石鹸セットなんかどうっすか?」「おお、それはいい考えぢゃ。それにしようぞ。」彼はしこたま買い込んでいました。孫達には英語の絵本などを買う。
「いや~、君と楽しい買い物ができた。これからもよろしく頼むよ。」すっかりこの後は彼に頼られっぱなしになりました。

 4時頃部屋に戻ってシャワーを使い、すこしベッドでうとうとしていると6時頃にグランドキャニオン飛行機組のドクターKが帰ってきた。帰ってきて一言、「あ~あ~、疲れた・・」キャンピングカー陸行組は、まだまだ帰ってきそうもない。頼りの主催者Sさんが陸行組なので、ツアー御一行様のトラブル・心配事・雑用全てが英会話堪能なドクターKの所にやってくる。頻繁に部屋の電話が鳴り、ドクターは少々疲れ気味・・。

 ドクターの疲れを癒す(?)ために、またしてもカジノヘ誘う。そこで手話通訳(さ)さんと、ダウンタウン見物に行きたいH親子と合流して5人でダウンタウンのアーケードのショー、フリーモント・ストリート・エクスペリエンスを見物に行くことにした。ダウンタウンはホテルロードの高級大型ホテル群とは雰囲気が少し違い、カジノも庶民的な感じがした。ちなみにここでは日本人観光客の姿は、ほとんど見られない。

freemont3
freemont2
freemont1
 7時30分に着いたら、アーケードのショーは8時から始まるとの事。待ち時間の間、必然的にあたりのカジノで金を落とすことになる。なるほどうまい手だ。あたりには小規模のカジノが立ち並び、盛んに客引きをやっている。我々一行もその中の一軒に吸い込まれてしまった。そこには昔ながらの大きいコインを使ってガチャンとレバーを引く形式のスロットマシンが並び、場末のパチンコ屋のような風情で、フリードリンクを飲みながらスロットを楽しんでいるうちに8時になったので、店を出て、いよいよショー見物をする。首をあげてアーケードに投影される色鮮やかな画面をテンポのよい音楽と共に楽しむ。音楽にあわせ身体が自然に動いてしまう。時間にして8分くらいだろうか、あっという間に映像ショーは終わった。次のショーは9時からだそうだ。結構人が集まっていたので、わずか8分間の集客率としては大したもので、ダウンタウンの活性化策としては成功であろう。

 その後(さ)さんの希望により、MGMグランドホテルの「ビュッフェ・オズ」に肉とエビのディナーバイキングを5人で食べに行く。ダウンタウンからMGMグランドまでのラスベガスの夜景は将に不夜城の華やかさがあり、昼の景色よりも魅惑的であった。(さ)さんの持っていた「るるぶ」に載っていた「ビュッフェ・オズ」の名前ではMGMグランド内では通じず、「るるぶの記載ミスやんか!」とボヤいていた。(さ)さんはエビがお好きのようで、やっとたどり着いた目的のビュッフェには、想像していたような大きいエビは存在せず、甘エビみたいな小さいエビばかりで、ちょっとがっかりしていたようだが、それでも皿一杯食べていた。さすがにラスベガスのビュッフェ、肉やサラダ、デザート等なかなかハイレベルな内容で皆満足して店を出た。

 MGMグランドからモノレールで帰ろうとしたのだが、駅が分からな,い。あちこち探しまわっているうち、私のお腹の具合が悪くなってきた。最初は我慢できる程度だったのだが、やがて冷や汗がでてきたので、ついに「トイレを探してきます」と言い残してひとり別行動へ。しかし探すと見っからないのが世の常で、冷や汗が脂汗に変わってくる。見知らぬ外国での深夜、RESTROOMの表示を見つけるまでの数分は数時間にも相当した。実はこの腹下りは、昼食べたメキシカン・チリソースのパスタが原因だと判明した。辛すぎる唐辛子を大量に体内に摂取したため、早く体外に排出しようと腸が頑張ってフル回転していたらしい。RESTROOMから出てきたら皆がやってきた。なに食わぬ顔で合流する。

 ようやっと駅を見つけ、緒麗なモノレール・カーに乗り込む。無料だそうだ。さすがはラスベガス、と言いたいところだが、これらは皆カジノの負け金で賄われていると考えると少し感動も薄れる。

 H親子に満足してもらってホテルの部屋に戻り、今夜は早めに寝ようかと話していたら、陸路組が11時頃に帰ってきていて、メンバーのナース(さ)さんが、「ラスベガスの夜景を観たい!」と泣き叫んで怒るので、(さ)さんを慰めるために、(ゆ)さん、ドクターK、それにわしの4人で再び深夜のラスベガスヘヨロヨロと繰り出す。
lasvegasnight
深夜のストリップ・ロードをそぞろ歩き、まるで観光客のするようにライトアップされたホテルの数々をカメラに納める。MGMグランド、ニューヨーク・ニューヨーク、エクスカリバーなどを経てルクソール・ホテルまで歩いて行き、途中ガス・スタンドでミネラルウオーターを買い込み、帰途についた。ホテルの部屋に帰ればまたも午前3時。身体が持つかな?
スポンサーサイト



プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード