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おきらく遍路修行の旅 13巡目結願 71番弥谷寺~88番大窪寺、60番横峯寺 令和2年6月19・20日、24日

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コロナにおける県をまたいでの規制が6月19日から解除されるとか。
わしはたまたま6月18・19・20日が休みなので
フライングして18日に四国入りしました。
お四国を守護する自粛自警団の諸氏から制裁をうけるかな??
ごめんなさい。

3月から行けなかった分の穴埋めなので、順不同になります。


6月18日(木)
雨はしとしと降っています。梅雨なのであたりまえ。
久々に雨着を着ての遍路です。

今日は弥谷寺麓の「ふれあいパークみの」に泊まるだけの予定でしたが
娘が二人目を妊娠しているので、
金倉寺の訶梨帝母尊(おかるてんさま)にご挨拶にいかねば。
と思いついて、JR「金倉寺駅」で降りて雨の中金倉寺へ行く。
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本堂に住職(副住職?)さまがおられて、安産のお守りの事を訪ねたら
訶梨帝母堂へ案内してくださり、中にあげていただけました。
お供えのザクロジュースを供え、五体投地礼で安産祈願をする。

娘の初産のときも逆子で案じられたのが、直前で正常分娩になったのは
おかるてんさまのおかげ、と感謝しております。
今回もよろしくお願いいたします!
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お供えはザクロなんですが、本邦ではなかなか手に入らず、
お寺では輸入品をお供えしているそうです。

安産のお守りとご祈祷済みのお米も頂戴し、
心満たされ、足は軽い。道隆寺まで行こうかな?

雨の田園、住宅地を歩む。
今日はいつもと違う道を歩こうかな?と思い
少しだけ別の道を選ぶと、葛原正八幡宮さまの正面の道に出た。
ここの石垣が面白い造形ですね。雨に濡れているのもいい。
スマホを取り出すたびに濡れてしまうが、この景色を記録に納めたい気持ちが勝る。
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道すがら、ノウゼンカズラの鮮やかなオレンジ色が目に焼きつく。
実は最初この花の名前がわからなくって、駅でスマホで調べました。
本当に便利な世の中になったものです。

さて道隆寺間近、いつもの家の前を通ります。
錫杖の音高らかに、ゆっくりゆっくり歩く。
家の前を行きすぎてしまい、もういちど引き返して歩く。
お声がかからない。
ああ、今日は御縁がなかったかな?と諦めかけたとき、
家の中からお父さんが傘をさして出てきました。
「おへんろさぁ~ん、雨の中ご苦労様です!」
おおっ南無大師遍照金剛
今日も御利益いっぱいのお地蔵さまを頂けました。

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道隆寺で雨着を脱ごうとしたら、あれ?
いつもの建物がない・・・
工事中でした。何になるのかな?

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「多度津駅」まで歩いて、そこから「みの駅」までローカル線で移動します。
靴が雨に濡れてグショグショいい、列車の冷房が寒く感じました。

「みの駅」で降りて弥谷寺まで約3km、正面の雨に煙る山を目指して進みます。
誰にも出会わない、雨の遍路道です。
「ふれあいパーク里みの」までたどり着いて
荷物を預けようと思いましたが
まあいいや、このまま登りましょう。
弥谷寺駐車場には県外ナンバーの車が数台停まっていますよ。
彼らとはどこかで行き会うかな?

雨の降る石段を登るときには視線は下向きになる。
黙々と登る。
いつもながら札所の階段を登るときはそれほど辛くはない。
本堂近くになると雨脚は益々激しくなり、
破れ笠から雨が滴り落ちてきます。
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本堂から降りるとき、磨崖仏の阿弥陀さまと目が合いました。
なので、左の階段から降りることにします。

大師堂へあがるには靴を脱がなければなりません。
下足場で靴下を脱いで絞ったらビタビタと水が滴る。
裸足になって堂内にあがる。
最近五体投地礼にも慣れてきて、
板の間でも膝小僧が痛くなることが少なくなってきました。
ゆっくりと、穏やかな気持ちでやればよいのだと考えます。

さて御朱印をいただき、下足場まで降りてきて靴下をはき、
靴を取り出していると
下のほうからお寺の犬がワンワンと吼えてきます。
「?」
気にせず靴を穿いて出かけようとしたら・・・・

リュックを忘れていました。
あわてて靴下を脱いで大師堂の中に戻る。

持ち帰ったリュックを背負って
「すまんこってす。ありがとうございます」
と犬にお礼をいったら、すました顔でこっちを見ていました。

お宿にチェックインして早速洗濯は歩き遍路の常識です。
浴衣の下には何も着ていません。
そのまま温泉に直行!
「う゛ぁ゛~、生き返る」

夕食にキンキンに冷えた麦泡般若湯をいただき
洗濯を部屋に干したら、もう轟沈してしまいました。




6月19日(金)
さて今日から県外移動の解禁日です。
乾パンとカロリーメイトの朝食をボソボソ食べて
6時前にお宿を出ます。
弥谷寺から山道を歩きたかったんですが濡れた山道は滑りやすくて危ないので
安全な国道を辿る事にしました。
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道すがら、ビワの実が色づいています。
栽培のビワと違って果肉は少ないが味は変わりません。
種をペッペと吐き出しながら歩く。

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72番出釈迦寺では、描きたかった絵の題材に出会うことができ、
帰ってから早速描きました。
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雨もだんだんと小降りになってきました。
それでも雨着は脱げません。
札所の休憩所でポンチョを脱いで、本堂・大師堂へは濡れながら行きます。

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ちょうど田植えの季節でしょうか。
水田には稲の苗が綺麗に植わっています。
オタマジャクシを見ないのは、まだ孵化していないからか。
やがて訪れる水田とカエルの鳴き声には、激しく郷愁をかきたてられます。

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ヤマモモの木を庭に植えたいのですが、家内に反対されるでしょうねえ。
これ以上木を植えると庭がなくなる・・・

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74番甲山寺の本堂・大師堂にはコロナ撃退の祈願文がありました。
コロナウイルス撃退除災招福祈攸
コロナウイルス撃退除災招福祈攸
コロナウイルス撃退除災招福祈攸

善通寺門前の「三村のパン屋」さんで、念願の「大師モチパン」を買いました。
善通寺生まれの讃岐モチ麦を使った血糖値の上昇を抑えるパンだそうな。
前から気になっていたんですよね~。

パンを齧りながら歩く。

カタパンも買うのを忘れずに・・・

「善通寺駅」から一気に「高松駅」まで移動する。
琴電に乗り、「高松築港駅」から「八栗駅」で降りて
五剣山を見ながらロープウエイ駅に行き、そこから八栗寺へ行く。
紫陽花の花が綺麗ですね。
ここにいたると雨は粉糠雨になっています。
雨着を着るほどではない。

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85番八栗寺
境内は菩提樹の花の香りが満ち満ちていていい気分です。

聖天堂に上がりたかったのですが、
足元が濡れていたので無理に靴下を脱いでまで上がる気にはなれなかったので
お供えのお酒を供えて外からお勤めをしました。
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帰りは山道を降って「八栗駅」まで行き、そこから琴電で「志度駅」まで行きます。
駅を出たら雨があがって青空さえ見えています。
龍神さま、ありがとうございます。
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さて、志度寺の参拝を終えて今夜のお宿は高松駅前のビジネスホテルで
高松まで戻ります。
その前に・・・「琴電塩谷駅」前にあるうどん屋さんに寄っていこうと
電車を降りたら・・・ああっ
うどん屋さんは台湾料理店になっていました。
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がっくりと駅に戻り、次の列車が来るまで呆然と待ちました。

結局高松まで戻ってきて、いつもの「徳島ラーメン」でラーメンライスを食べました。
何故に讃岐で徳島ラーメン?
自分でもよく判りませんがな。



6月20日(土)
コロナの影響で、ホテルの朝食もお弁当だそうで、
でもこのほうが有難い。
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0630から貰えるので、それ持って目の前の「高松築港駅」に行き
駅のベンチで慌しく食べる。
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0647に列車は出発、0724に「長尾駅」に到着

87番長尾寺には多くのクルマヘンロさん達が来ています。
大体夫婦連れが多いね。
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納経所には気になるものが置いてある。
厄除けのためにひとつ買い、厄を祓いました。
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ここから今日はバスで大窪寺に行きます。

近くの「大川バス本社バス停」に行き、0844発のバスに乗るが、
まだ40分くらいあります。
境内のベンチでしばらくボ~ッとしてから、バス停に行くと
老遍路がいました。
関東から来ている78歳、歩きの10巡目
彼は絵描きだそうです。毘沙門天様の見事な絵をスマホ画面で見せてもらいましたが
残念ながらプリントしたものは皆配ってしまい、手元に残っていない。

納め札交換をしたら、
彼はわしのオリジナル納め札を八栗寺で見た、といっていました。
そういえば昨日八栗寺で姿を見かけたような気がする・・・

バスの待ち時間、大窪寺までのバスの車内
色々な話を聞かせていただきました。

「実は私は僧侶なんです」
4年前に6番安楽寺で得度をしたそうです。
恐る恐る費用を聞いてみたら大先達昇補よりは安いようです。

わしは、遍路が行き着いた末に得度をする人を見てきた。
そして彼らから受けた印象は「自己満足」
ただ僧侶の格好をして得意になっている沙弥じゃんか、
自分は決して得度はすまい、と考えていました。

ところが彼は自然体です。
自分自身のために得度したと言っています。
特に親寺に縛られているわけではない。ひたすら自分のための修行
それならば得度しなくても修行はできるじゃん、
いやいや、僧であるかないかで自分の根っこが違う。
心構えが違う。
彼の話を聞いていてそう感じました。
「得度するならば早いほうがいい」
と言われました。

これって、言われるべくして言われたのでしょうか。
四度加行をして阿闍梨にならなければ真言僧とは言えないのではないか?
そう思い込んできました。

ここにきて心が揺らいでいます。

お大師様の引き合わせでしょうか。
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大窪寺では淡々とお勤めを済ませて
やってきたバスに乗り、「JR志度駅」まで行く。
老遍路も一緒です。
1番に戻り、霊山寺に結願報告をしたのちに高野山に行く予定だそうな。

彼は途中の「志度バスストップ」で降りたかったそうですが、
うまく運転手に伝わらなかったようです。
高速バスのチケットを買っていなかったので、
霊山寺に行くならば「JR志度駅」~「板野駅」~「板東駅」の
コースをお勧めしました。

わしは、「JR志度駅」から大坂に帰る。
翌日の日曜日は仕事なのです。

13巡の残りは60番横峯寺のみ。それはまたのちほど・・・



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6月23日(火)
仕事を終えて勇んでお四国へ行く。
列車を乗り継ぎ「伊予西条駅」で降りる。
駅前の「ホテルオレール西条」に2連泊です。
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6月24日(水)
0747発の「ロープウエイ駅・西之川」行きバスに乗る。
登山者らしき人たちが一緒に乗り込んできますね。

「伊予西条駅前」~「ロープウエイ駅」55分1020円
山道を揺られて、ロープウエイ駅に着きました。
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今日のお目当ては、64番前神寺奥之院と、成就社参詣なのです。
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奥之院は7月からの山開き直前なので納経所も閉まっていて天狗様の御朱印は頂けません。
ま、いいか。
早くも蝉の鳴き声が聞こえてきます。
今日は晴れていて、本当に気持ちがいい。
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成就社境内もほとんど人はいません。
登山者は次々と登山道に向かって歩いていきますが、わしは今日は
登山の予定ではないので、また次回・・・
春か秋に登ってみようかと考えております。

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ひとり山麓まで降りてきて、1時間半後のバスを待っていると
麓の土産物屋のおじさんが話しかけてきました。
当節登山客も激減して閑を持て余しているのでしょう。
いろんな話を聴かせてもらえました。
おかげでバス待ちの時間を退屈せずに過ごすことができましたがな。

「ロープウエイ駅」~「横峯登山口バス停」27分610円
横峯登山バスに乗るが、乗客はわしひとりです。
30分くらい揺られて山上駐車場へ。
いつもならば、20分くらいで戻ってこなければバスは出てしまうのですが
今日は「参拝から戻ってくるまで待っています」
おおっありがたや。
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予定にせかされることもなく、ゆっくりとお勤めができます。
ここは本堂・大師堂・聖天堂でお勤めがあるのです。
これで13巡目結願となりました。

余裕を持って駐車場に帰り、下界まで降ります。
「横峯登山口バス停」~「伊予西条駅前」27分620円
しかし次のバスは1544です。
2時間近くあるなああああ。
歩いて下ってもいいのですが、今日は時間を贅沢に使いましょうかね。
山の中のバス停に座り、本を読むことにしました。
ああ、なんとゆったりした時間でしょうか。

予定に追われて慌しく遍路ばかりしているので、
こういう時間を持つのも大切です。

やがてやって来たバスには朝一緒だった登山者も乗っていました。
無事に山登りができたのでしょうね。

連泊のホテルに転がり込み、速攻で洗濯を済ませて
コンビニ弁当と麦泡般若湯をいただいて寝ました。

6月25日(木)
今日は帰るだけの日です。
「伊予西条駅」は目の前なので、0712の列車に乗って早めに帰ってきました。
土日は仕事です。

これで13巡目のお遍路旅も終了
コロナの影響で予定どおりこなせるのか心配でしたが
それは杞憂に終わり、無事に終わることができました。

さて、14巡目は自分にとっては転機になる時期です。
60歳を契機に今の仕事を辞めて四国に移り、
一層お遍路に深く関わって生きていく予定です。
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おきらく遍路修行旅13巡目 44番大宝寺~53番圓明寺 令和2年4月3、4日

「新型コロナ感染拡大に伴う・・・」
がテレビでの合言葉となっており、世の中コロナで騒々しい。
自粛自粛と騒がしい。
確かに感染拡大を防ぐためには三密を守り不要不急の外出は避けるべきです。
だが、疫学的基礎知識のない人がテレビの表面的な報道内容を鵜呑みにして
素人がしたり顔でお説教をしてきます。

何が何でもダメ!・・・本当に?

ウイルスと細菌の違いを解っています?
大きさは?マスクでは防護できるのか?
自己を増殖させるシステムの違いについて知っているのかい?
ウイルスの標的細胞については?
PCRって何やるか知っています?

「心配」して郷里から母親が電話してきたので疫学の説明をしたら
「ああ、お前は理屈っぽい・・・」
と言われた。素人にそんな事を言われる筋合いはない。

ちょうど10年前、「トリインフルエンザ」で世間は大騒ぎした。
我々医療従事者は淡々と業務を遂行していたのですが
上官が大騒ぎして詳細な対策案について計画をつくれ、と命令して
社会的隔離の方法、連絡手順、健康管理チェックシート
患者の隔離エリアの設定、配食方法、導線の設定
日本の何処でもそんな計画を立てていないのに、自分の所だけ詳細に作った。

結局空振りに終わり、一安心だったが
その時の経験、知識の蓄積が無駄ではなかった。
今回のコロナ騒動で役立っています。

どうすればいいのか、今の段階で自分に出来ることはなにか?
冷静に判断できるようになりました。

わしが怖いのは集団ヒステリーが起きること
たとえば四国県外の車に嫌がらせしたり、排除しようとしはしないか。

今回の旅も四国の偉い遍路の方々から「四国には来ないで・・」
と後で言われた旅でした。

おっと、こんなことを書くと各方面のお偉いかたがたからの
「ムカツク!」「生意気だ!」「みんな非難しているよ」
炎上の嵐が吹きすさぶ。

剣呑、剣呑

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4月3日(金)
前日松山入りしていたので、
「松山駅前バス停」0650発久万高原行きバスに乗って
「久万中学校前バス停」に行く。
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運行時間が変更になっていて、以前よりも30分遅くなってしまいました。
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44番大宝寺参拝後、門前の「すごうさん」へ行く。
大宝寺の山号は「菅生山」なので、それに由来するのか?
と聞いてみたら、この辺の地名が「菅生」というので、
そこにあるお店で「菅生さん=すごうさん」だそうです。

ここで作っている「やいと饅頭」蓬の葉をたっぷりと皮に使い
程よい甘さの餡を包んで蒸し揚げる名物お菓子で
朝早く行くと、蒸しあがりをいただくことができる。
蓬の香りが鼻をくすぐり、餡の甘さが舌で広がり
「ああ・・・幸せ」なお菓子でした。

「おはようございます~!」
と元気よくお店に入っていくと、まだお目当ての饅頭はない。
「あ、まだできていないっすか?」
「いやあ、もう作るのやめたんですよ」
「ええっ!」

香りと甘さを楽しむ事ができる、
この饅頭、もう楽しむ事ができないのか。

1秒間だけ感傷に浸ったのち、
かねてより約束の絵を渡しました。
わしが描いた四国八十八箇所の絵を、ここの店に置いてくださるというので
A4版に印刷した絵を数枚持ってきたのです。

やいと饅頭の感傷に浸りながら道路を歩いて岩屋寺へ行く。
八丁坂越えは、最初の歩き以来していないなあ。
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道路沿いにある「旧遍路道」の看板に吸い寄せられながら歩む。
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途中の桜の花や、湧き水に心を潤されながら歩む。

朝、30分遅れて出発すると、30分遅れて到着する。
これは当たり前。
しかし歩みを速めると疲労も増して遍路歩きを楽しむ事ができない。
なるようになるさの気持ちでいこう。
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今日も久万高原のお接待所をやっている「カヨちゃん」が迎えにきてくれました。
45番岩屋寺の参拝を済ませて、お迎えの車に乗り込む。
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コロナの影響で、三密を避けるため車の窓は開け放つ。
ちょっと寒いが、それは仕方がない。
久万美術館下の物産館にある喫茶で、親子丼をご馳走になりました。
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食事を終えて並んである土産物を見てみたら、
子供用アンパンマンマスクが売ってありますよ!
早速孫娘たちの分を買いました。
後日送ったら大喜びされたそうで、ジジイカンゲキー。

このあと、「すごうさん」に寄ってしばし世間話
戸を開け放し、2m離れての会話
かよちゃんと女将さんの交わす、
地元の人しか知らない札所の生々しいお話を仕入れることができました。
かなり生々しい・・・・
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かよちゃんのお接待所に移動し、お菓子やらコーヒーをいただく。
寒いが戸は開放されています。
カヨちゃんは長年医療の最前線で活躍されていた方で
医学に関する知識と経験は半端ではない。
コロナについても、そこらへんの半可通よりも的確な知見を持っている。

ここから30分歩いて本日のお宿の「桃李庵」に行く。
今日も久万五郎さんはお元気です。

久万五郎さんはミリタリーマニアで、
わしが来るのを待っていて、いくつか質問を用意していました。

「江田島はいつ行っても見学できるか?」
「ミサイル防空システムで本当に撃ち落す事ができるか?」

などです。
今は見学中止になっていることや、
イージスシステムで管制された短SAMや、更にCIWSなど
自分の知っていることだけ説明しました。

あとはとりとめのないお喋り・・・
コロナによる休業補償の手続きの煩雑さ、
桃李庵開店当初に起きた不思議現象などなど。



4月4日(土)
楽しみにしていた坂本屋の雛祭りも中止になっているので、
三坂峠を降るのはやめて「塩が森バス停」で降りて
そこから浄瑠璃寺まで一気に下ろうと計画していたら
久万五郎さんが浄瑠璃寺まで送ってくださるとか。

おおっ

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

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6時30分くらいに46番浄瑠璃寺に着きました。
いつもは先を急いでいたので余裕がなかったんですが
今日は早朝の境内を散策する事ができました。
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春の花の咲く松山の遍路道を気分よく歩く。
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別格文殊院・・・八塚古墳群

が、ふと気になって
今夜お世話になる石手寺通夜堂・・・果して泊まることができるか?
電話してみたが、出ない。
札始大師堂で休憩したときに電話したら、やっと出た。
「あ、あの~、今夜通夜堂を使わせてもらいたいのですが」
「ああ、住職が閉鎖するように、と言ったんですよ」
「ええっ!」

感傷に浸る間はない。
スマホでホテル宿泊検索をしたら、おお、あったあったよ。
結構あったよ。それに安い。
いつもの4割は安いよ。
やはりこの時期、キャンセルが多いからかなあ。

なんとかJR松山駅前にお宿を確保できました。
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足取りも軽くサクサクと進む。
札所は閑散としていると思いきや、結構車がいますよ。
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各札所の桜を楽しみつつ、
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石手寺に来た。

境内に人は居なさそうに見えて、結構居ます。
大師堂横の鬼子母神様のところには安産を祈願する夫婦が
ひきも切らず訪れています。

久万五郎さんに送ってもらえたおかげで
いま正午です。
この勢いで52、53番をやってしまおうぞ。
「石手寺前バス停」から乗って「JR松山駅前バス停」に移動する・・・
はずが、逆方向に乗ってしまい、途中で気がついて乗りなおす。
時間がたっぷりあるんで慌てない、慌てない。

松山駅前から運転免許センター行きに乗って「片廻バス停」で降りて
52番までテクテク歩く。
人通りが多いか少ないか、それはわからない。

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手水はコロナのお陰で使えない。
この時点ではまだ各札所の対応はマチマチです。
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圓明寺まで歩いて、今回の旅はここまで。
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松山のホテルに帰って寝ました。

4月5日(日)
朝早くの列車に乗って岡山経由で新大阪に帰ってきました。
いずれも列車内もホームも人影はありません。
列車内は絶えず喚起しているし、いわゆる「三密」は保たれていました。
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この先、状況は更に悪化の一歩を辿るのですが・・・

しばらくお遍路もおあずけです。
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おきらく遍路修行の旅 13巡目 12番焼山寺~17番井戸寺、84番屋島寺

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13巡目も大詰めになりましたがな。
しかしこの段階でなぜか12~17番か?というと
12番焼山寺山道の途中にある柳水庵の遍路休息所にスズメバチトラップを
仕掛けに行かねばならんのです。
そしてその時期は女王蜂が越冬から起きる3月でなくてはならんのです。
ですから焼山寺は春先に真面目に歩いて登るのが年中行事になります。

トラップ液は500ml、それだけ余分な荷物になります。
でもまあ、それもよし。


3月19日(木)
夕方に高速バスで徳島入りする。
さすがに車内には乗客も少ない。
今夜のお宿はアパホテル、宿泊客現象の影響で、当日宿泊予約を入れたら
かなりお安い設定となっていますが、わしがネットで予約を入れた時点では
通常料金・・・フロントで少しゴネてやろうかとも思ったが、やめ。



3月20日(金祝)
「徳島駅」から始発に乗って「鴨島駅」まで行くのがいつもの行動予定なんですが
ダイヤ改正か?5時台の列車がないなあ・・・・
結局6時過ぎのに乗って行く。

う~む、30分のロスや。。。

「鴨島駅」からタクシーで藤井寺まで移動して
いま0700
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ご本尊さまとお大師さまに道中の安全を祈願して、いざ。
今日は連休の初日だけあって、ハイカーの姿がちらほら見えます。
準備体操をしている人たちもいる。
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長戸庵までの登り道は楽しい山歩きですねえええ。
気温もそれほど低くもなく、風も吹いていない。
惜しむらくは鳥のさえずりが少ない事です。

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ほどよく身体が温まった頃に長戸庵着
ハイカーの人たちもここで一休み。
定年後のアドベンチャー遍路おじさんの服装は、やはり軽登山風の服装です。
これが2巡、3巡と進めば白衣率が高くなるのですが
彼らは大概一周で終わるのが残念です。

「樋山石鎚山お鎖」なんだろう?
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とてもとても気になるが、今日の予定には組み込まれていないので
またいずれ・・・いつになるやら。

だんだんと気温もあがってきているはずですが、標高が高くなるに従い
冷たい風が吹いてきます。
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特に「馬の背」は景観もいいが風の通り道にもなっています。
うっすら汗ばんだ身にはちょっときつい。
手袋をつけるまでもないが、やはり寒い。

途中、大雉を打たねばならない事態になり、
やむを得ず道から離れ、急な斜面を下りました。
焼山寺山の大蛇神様、ごめんなさい。

6つのへんろころがしとは言っても
そのうち半分は降り道なので、キツいのは3つの登りのみです。
そう考えると、焼山寺登りも気分的に楽です。
むしろ山登りを楽しむことができるよ。

すると、石畳の降り道の先に柳水庵が見えてきました。
おおおお、順調やああああ。
まずは湧き水で喉を潤す。
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お大師様にご挨拶して、
さて遍路休息所の小屋に行き、スズメバチトラップの液を見ると
ゼリー状になっています。
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中にスズメバチはいるか??
ボトルをさかさまにして振ると、中から大きなスズメバチ2匹と
小型のハチ1匹が出てきました。

おおおお、今年も大成功や!
ひとりほくそ笑み、ボトルを洗い、液を詰め替えて軒下に吊るす。
心ならずも殺生に至った女王蜂の供養をしていると、
ハイカー風の御刀自様が小屋のほうに登ってきました。
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「何をしているんですか?」
「ああ、これはスズメバチの巣ができないように仕掛けをしているのです」
「?」
「3年前からここに毎年設置させていただいています」
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彼女はこの麓の集落の方で、ここの遍路小屋や柳水庵、一本杉庵の
保守整備をされている方だそうです。
焼山寺登りは日頃から楽しんでおられます。
70台ですが健脚ですねえ。

一通りスズメバチの生態とトラップの説明をしました。
ここで遍路小屋に関わりのある人と出会い、お話をできたのはお大師様のお導きか!

これから一本杉庵まで行き、そこから引き返すんですって。
無理のない山歩き行程ですね。

「ここから一緒に歩いていいですか?」
「もちろんです!よろしくお願いします」

自分の母親くらいの人と焼山寺道を歩くことができました。
地元の方なので、色々と焼山寺周辺のお話を聞かせていただきました。

なぜ「すだち庵」が閉店のやむなきに至ったか・・・
生々しいお話もあり、とても興味深い。

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お話をしながら歩くと時間のたつのも早い。
あれ、もう杉を背負ったお大師様が見えてきました。
一本杉庵でも地元のお年寄りの方々がお掃除をされています。
軽トラが停まっているので、車でここまで来られるんですね。

へんろころがしの焼山寺登り、
「自分の脚だけでここまで登ってこられた!」
と考えるお遍路さんがほとんどでしょうが、
いやいや、こういった山の上の庵を保守整備してくださる人の事に
思いを馳せなければならない。
道が崩れたり倒木がふさいでいたり、草が茂っていたり
遍路標識だってそうです。

だれかがこの道を、場所を整備してくださっているのです。

1周で終わらず
できれば2周、3周と遍路道を歩んで、このことに気づき、感謝してください。

御刀自様と別れて、登って降って、集落に出てひたすら降る。
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道の脇にはなにやら柑橘類の実がなっている・・・
何の実かなあ。
ひとついただいて齧ってみたら・・・
う~~~ん、柚子かなあ。でも小さい。
スダチの熟れたやつかなあ・・・?

なんにせよ、口の中に唾液が盛大に湧いてきました。
柳水庵で汲んできた水で口を潤します。

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今年は気候の関係でしょうか、梅桃桜の花を同時に楽しむ事ができます。
終わり近い梅の花からは香りが漂い、
盛りの桃の花は鮮やかな桃色、
早咲きのしだれ桜が咲き始めています。

それにそれにソメイヨシノの蕾の香りが強く渡ってきます。
このツンとする蕾の香り、誰に言っても信じてもらえませんでしたが、
先ほどの御刀自様には解っていただきました。始めて解ってもらえました。

最後のへんろころがし6/6
気分は上々で、単なる登り道です。
前回の焼山寺登りの時には大腿筋が攣ってしまって情けなかったんですが
今回はそんなことはなし!

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やがて駐車場の喧騒が聞こえてきましたがな。
おお、着いた着いた。
いま1230
5時間半で着きました。
でも前回よりも30分遅く登り始めたので、ちょうど30分遅れで到着しました。

健脚5時間、普通6時間、遅脚7時間とは言うものの
きちんと登って来られればいいのです。
速さを競うものではないのですよ。
あ~、楽しかった。

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焼山寺境内にはクルマヘンロさんたちがちらほらいます。
駐車場から本堂までの道程をこぼしこぼし歩く人たち。
階段がキツいらしい。
ああ、そうですね。

おなかがすいたので売店でうどんを、と思ったら閉まっているよ。
ああ・・・コロナの影響がこの山寺にも・・・
そういえば宿坊も閉鎖しているとか。

乾パンとカロリーメイトを齧りながら山道を降る。
今日の目的は、神山の「寄井中バス停」1440発のバスに乗って
13番大日寺まで行く。
2時間弱で焼山寺から神山まで一気に歩いて行くのです。

一瞬ヒッチハイクでショートカットしようかと思いましたが
なんとかなるやろう。
間に合わんかったら、そのときはそのとき!

そんな気持ちで山里の道を早足で飛ぶように歩く。
そんなわしを出迎えてくれたのは神山町のシダレザクラ
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おおお~、見事やなああああああ。
いいものを観られて幸せ。

せかされずに何とかなる、という気持ちで歩いていたら
無事バスの時間10分前に到着できました。
神山名物「瓶コーラの販売機」で一服できる余裕もありました。

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

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5分遅れで来た徳島行きのバスに乗り込み、しばし揺られる。
「一ノ宮札所前バス停」で降ります。

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あらかじめ大日寺の金住職にはメールで連絡しておいたので
本堂から大師堂でお勤めしていたら本坊から住職が手を振っています。
こちらもお勤めの途中ですが、腕をブンブン振って応えます。

最初の計画ではここの宿坊に泊めていただく予定でしたが
コロナの影響で宿坊は臨時休業、隣の「みょうざい旅館」に泊まります。

本坊へ上げて頂き、本日金住職にお会いするのは、
権中先達から中先達への昇補推薦のお願いと、
秋からここの宿坊のお手伝いをするので、その打ち合わせです。

何をするかというと、食事を作るのです。
わしの作る料理なので大したものは作れないのですが、
少しでも金住職と大日寺のお手伝いをしたいのです。

来年息子さんの弘昴さんもアメリカ留学から帰ってきますし、
色々考えると楽しみです。

1時間ばかりお話をして、隣の民宿に転がり込む。
今夜の宿泊はお遍路さん5人、仕事の人3人
お遍路さんは皆歩きのようです。
わしよりも年配みたいですが、それぞれのペースで歩いているようです。

あまり話は進まないので、食事をしたら引き上げましょう。



3月21日(土)
窓の外が白んできたので、身支度して朝の参拝に行きます。
阿波一ノ宮に行き、祝詞をあげて参拝
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大日寺駐車場向こうにある持正院に行き歓喜天様に3拍手で参拝
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最後に大日寺に行きゆっくりとお勤めします。
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見ると、納札入れの上に錦札が数枚置かれています。
一枚頂き、宿に帰ります。

ちょうど朝食が始まる時間になっていてそのまま食堂に入る。
さて錦札は、一人歩きの御刀自様にあげるのです。
喘息持ちで、時折苦しそうな咳をしています。
わしも喘息持ちなので彼女の苦しさはよく判ります。

「道中の安全に、この錦札を持っていてください」

余計なお世話かもしれませんが、貰ってもらいました。
今日は19番立江寺宿坊に泊まるそうです。
強行軍をする彼女を、同宿のお遍路さんたちが途中電車を使うルートを
勧めていました。


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今日は徳島に住む先達同期のK村さんと13番~17番を歩くのです。
彼とは縁が深くて、思いがけない場所で出会ったり
予定を合わせて遍路したり、何かとお世話になっております。

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13番~17番の5箇所巡りは、昔から手頃な日帰り遍路行程で
余裕を持って遍路道歩きを楽しむ事ができます。
K村さんの地元で、知った顔にも出会ったりして・・・
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独りで歩く遍路も自己を見つめる修行ですが
二人以上で楽しく歩く遍路もまた格別です。
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話のネタは尽きず、時間を忘れて歩くと次の札所が見えてきます。
まだ花の季節には早いのですが渡ってくる風に春を感じます。
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あっという間に17番井戸寺に着きましたがな!
ゆっくり歩いても午前中で満願のコースです。
おきらく歩き遍路ツアーには最適ですね!
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ちょうどお昼なのでお寺の裏にあるトンカツ屋さんに入る。
何か意欲的な創作トンカツがあるよ・・・・
チーズがかかっているんですって。
どんなんか食べてみましょう。
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お腹がいっぱいになりにけり。

お腹もくちくなったところで、「国府駅」まで戻る。
今日のわしは、ここから「屋島駅」まで行くのです。
ほんと、穴埋め遍路ですね。
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K村さんはここから車が置いてある13番まで歩いて戻る。
今日は楽しいお遍路をありがとうございました。
次回の予定を組みますので、またご一緒しましょう。

「国府駅」~「徳島駅」~「屋島駅」と普通、特急を乗り継ぐ。
屋島駅前からは屋島山上行きシャトルバスが出るので
時間まで駅舎にいたら、観光ガイドの方が話しかけてきて
お遍路の話を沢山させて頂きました。
ほとんど、わしが喋っていたのですが・・・・

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シャトルバスに乗り、屋島山上へ。
連休の中日だけあって観光客が多いねえ。
もちろん、お遍路さんもいますよ。
そんなんで、屋島寺は大層賑わっております。

参拝が終われば、あとは高松駅前まで琴電で移動し、
駅前の徳島ラーメンでラーメンライスセットを腹に収めて、おしまい。
ホテルに移動して、寝るのみです。


3月22日(日)
今日は帰るのみです。
朝8時30分の大阪行きのバスで帰るのですが、
その前にうどんでも食べていこうかと思ったら・・・・
「コロナの影響で従業員のため9時からです!」
えっ?
仕方がないなああああああ。
コンビニでお握り買ってバスを待ちながら食べる。

やって来たバスに乗って3時間とちょい、
ガラガラの車内では手足を伸ばす事ができました。
無事に大坂に戻ってきました。

次回は4月に久万高原から松山を歩きます。
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おきらく遍路修行の旅 13巡目 76番金倉寺~83番根香寺

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13巡目も大詰めを迎えていますが、穴埋め遍路っぽくなっています。
ですからいよいよ結願、という気持ちが起きないかもです。

土日が仕事なので水木と休みです。


3月11日(水)

始発の新幹線で新大阪~岡山~坂出と移動します。
岡山からは、やはり学生の姿はなく、車内はサラリーマン達のみです。

「坂出駅前バス停」で、五色台方面のバスに乗ります。
0840発の玉越方面行きに乗る事だけ考えていましたが、
0820に「玉越行き」と表示されたバスが突然目の前に来ました。
2~3秒躊躇しましたが運転手さんに

「た、高屋に行きますか?」
「行きますよ」

慌ててバスの車内に。
予定どおり「高屋バス停」で降りる。360円ですが、
去年より値上げしているような気がします。
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五色台を望みながらスカイラインを歩く。
朝の空気は寒いが、登り道なので汗ばむ身体に冷たい空気が心地よい。
緩やかな道を登っていくと、眺望絶佳
遥かに瀬戸大橋の橋梁が見えます。
眼下の谷間には溜池を囲んで田園が広がる。
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鶯の声は聞こえないが、名も知らぬ鳥のさえずり
開きかけた桜の蕾、足元には水仙が群がって咲き誇っています。

ああ、この法楽

やがて白峯御陵への参道入口に来ます。
誰もいない。
緩やかな勾配の道を登っていきます。
まだ冬の気配を纏っている参道には草も生えていない。
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国分寺裏から真っ直ぐに登る遍路道の急勾配には泣かされるんですが
こっちの道は疲れない。
むしろ浮き浮きした気持ちになれます。

鼻歌歌いながら登ると、あっというまに白峯御陵に着きました。
ここの玉砂利に足を踏み入れると、いつも烏の鳴き声一声が聞こえます。
毎回毎回そうなので、眷属様のお出迎えなのかしらん。

御陵近くまで行くのは恐れ多いので、階段前で遥拝のみ。

梅雨時に来ると紫陽花が綺麗な参道を進み、
白峯寺へ着きました。

この札所も心地よい気が満ちているような気がします。
散々山を登ってきたのに本堂への階段が苦ではない。

なぜか?
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ご本尊の千手観音様の御利益でしょうか。
わしは子年なので、守り本尊さまなのです。今年は還暦で厄年なんです。
千手観音さんに助けていただいております。
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白峯寺から五色台の上を走る遍路道を根香寺へ歩くんですが
最初はいつもじめじめして滑りやすい。
この道は雰囲気が暗い、と言われる方もいますが
わしは陸上自衛隊演習場を過ぎたあたりからの道は気持ちよくて好きです。
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一瞬演習場からスカイラインへ出てみようかと考えましたが
やはり山道を歩きました。山道の気持ちよさが勝った。

最近雨が降ったのでしょうか、積もった落ち葉がぬかるんで
靴が盛大に汚れてしまいました。
やはりこういった事があるのでハイキングシューズよりも
トレッキングシューズが最適ですね。
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五色台山上の真ん中あたりに茶店があります。
いつもこの辺でお昼時になるので今日も寄っていこうかね。

・・・カツ丼
・・・・・を食べました。

さて、次に進もう。
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坂を下って遍路小屋にあるお接待のハーブティーで喉を潤し、
根香寺の駐車場が見えてきました。
駐車場には大型バスが2台

春はお遍路さんのシーズンやねえ。
ツアー客には本堂への階段はさぞ辛かろうて。
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いま12時半です。
結構早く進んでいる気がします。
ギリギリの予定で行動すると心の余裕がなくなるんで
余裕を持って行動できるようにしているつもりですが、
時々起きるアクシデントにも慌てず対処できるように修行を積みたいです。
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1時間ほど歩いて「一本松」から下界に降ります。
ここの擬似木材で固められた降り道は膝泣かせですねええええ
段差が急すぎるし、歩幅に合っていない。
長いダブルストックが必要ですね。
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道脇のあちこちに石が積み重ねられています。
ケルンのつもりなんでしょうか?
ここはハイキングコースなので、最初に誰かが作ると、後の人も
作るのでしょうか?

ふと後ろから人の気配がする。
脇に寄ったら、クロスカントリー風のランナーが駆け下りてきます。
こんな急な道を走って降りる?
わしにはとてもできん。膝が壊れてしまうよ。
彼は天狗様なんでしょうか。

下界に降りてきたら少し気温が高く、温かく感じます。
国分寺への曲がり道で、賑やかな3人連れ遍路さんがやって来ました。
2人は尼僧さん?深編笠を被っておられます。
ひとりは若い男性で、尼僧さんから盛んに世話を焼かれています。

いま3時過ぎ、これから五色台に登るとすると、どこに泊まるのかな?
禅喝破道場?
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国分寺に到着、ゆったりと参拝できました。
ダンタイサンも二組・・・根香寺にいたバスかな??

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ここのご本尊さまは霊験あらたかな千手観音さまで、
以前地元の方から癌平癒のお話を聞かせて頂きました。

残念ながらわしには何も感じられません。

大師堂も、とても霊気が強いお大師さまがおられるのですが
わしには何も見えないし、感じない。
しかし、結縁の綱があるので握って御宝号を唱えたら、
お大師さまとの御縁をいただけました!

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛
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さて今日のお宿は
国分寺門前の「えびす屋」で、ほぼ定宿です。
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新型コロナとやらの影響で宿泊客のキャンセルが相次いでいるのですが
歩き遍路さんにはそういったのはいないと思います。

今日はわしと3名の若いお坊さんだそうです。
ん?
さっきすれ違ったのも3人のお坊さん??
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夕食のときにやって来た彼らに
「あの~、もももしかして、五色台登り口ですれ違いませんでした?」
「ああ、あのときの人ですか」
「えっ?もう降りてきたのですか?」
「サポート車が白峯寺まで来ていて、そこから国分寺まで降りてきたのです」
「ああ~、なるほど」

2人の指導の尼僧様は善通寺の方で、男性は種智院大学3回生で高野山専修学院の学僧さまで
卒業前のお遍路修行に来ているそうです。
どうりで若いわけだああああああ。
それにしても専修学院で1年間の修行をされてきたんですね。すごい。

有難いことに僧侶の方々と食事を共にすることができ、
この機会に疑問に思っていたことを色々教えていただきました。
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尼様は紺の作務衣を着て歩いておられたので、作務衣とお遍路装束について訪ねてみたら
やはり、拘っておられないようです。

「作務衣は作業服なのでお遍路装束ではない!」

と偉い優婆塞(うばそく)が声高に議論していたんですが、
修行を積んだ阿闍梨様は、そんなに拘っておられません。

どの方に聞いても作務衣を着てお遍路することには拘りはありません。
その上に白衣を着ればなおよし、くらいです。

信仰上の疑問点は、きちんと修行を積んだ僧侶の方に聞くのが一番です。
在家の優婆塞や、出家だけした沙弥(しゃみ)の言う事は、あてになりません。

更に興味深かったことは、
本来理趣教は、きちんと修行した者に師僧から伝えられるのですが
現代はネットや訳本の氾濫で修行をしていないものまで理趣教に触れる機会が溢れている。
これもある意味危険なことでしょうね。




優婆塞:男性在家信者、女性は優婆夷(うばい) 
     出家修行者は、在家信者の生活習慣などについて、聞かれれば懇切に教えますが、
     積極的にあれこれ制限・指導することはありません。

沙 弥:僧に属してはいるが、具足戒をまだ授けられず、僧伽の正式な構成員となっていない。
     男性であれば沙弥、女性であれば沙弥尼と呼ばれる。
     また、修行の足りない僧として沙弥、あるいは愚僧と自称する。




若い学僧の耳は潰れていた。
「失礼ながら柔道、レスリング、ラグビーをされていましたか?」
「わかりますか?中高と柔道をやっていました」
彼の耳をみれば、どれだけ一生懸命柔道と向き合っていたかがわかる。
わしは潰れた耳の人を見るのが好きだ。
娘の婿殿もレスリングで潰れた耳をしている。だから婿殿が好きです。

彼は奈良県の有名な寺院の御子息だそうな。
今度訪ねてみよう。



3月12日(木)
6時30分に朝食をいただき、45分にお宿を出発する。
お坊様たちはサポート車が迎えにきて白峯寺から始めるそうです。
道中ご安全に・・・
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「国分駅」~「八十場駅」と移動して天皇寺に行く。
7時を少し回った時間なので境内には誰にもいないよ。
昨日よりも寒い気がする。
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「八十場駅」まで戻って、そこから「金倉寺駅」まで列車移動する。
今日はここから金倉寺~道隆寺~郷照寺まで行く計画です。

金倉寺門前のうどん屋さん・・・は
まだ開いていない。そりゃ~そうやね。

朝早いがダンタイサンが二組境内にやってきました。
納経所はさぞかし混むでしょう・・・でも気にしません。
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ここは天台宗の札所なんですね。
大師堂には弘法大師、智証大師、縁行者さまたちがおられます。

更に更に
訶梨帝母尊堂への参拝は欠かせません。
娘と孫娘たちが大変お世話になっています。
おかるてんさんのお香を身体になすりつけ、
ザクロはないのでザクロジュースをお供えして皆の無事のお礼を言上しました。
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お下がりのザクロジュースを有難くいただいてから納経所に行くと、
まだまだダンタイサンの納経帳がフルヘッヘンドでしたが
個人の受付もしていただきました。

本堂ではダンタイサン達が大きな数珠玉をバチバチバチバチいわせています。
先達さんが
「あまり一人がずっと鳴らしていないように、あとの人が待っていますよ!」
しかして鳴らす御刀自様は何処吹く風、延々と鳴らしています。
やれやれ。
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国道をはさんだ向かい側にあるうどんやさんは・・・
やはりまだ開いていない。

田園地帯、住宅地を足元も軽く歩くと
道隆寺手前の民家の前に来ました。

殊更に錫杖をジャラジャラ鳴らしながらゆっくりゆっくり歩く



玄関には人の気配はない。
あきらめて通り過ぎようとしたら、近所の人がわしを見つけて
「○○さぁ~ん、お遍路さんですよ!」
とわざわざ家の奥に行ってお母さんを呼んでくれました。

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

今日もお地蔵さまを頂く事ができました。
歩き遍路しか貰えない手作り地蔵さまです。
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道隆寺門前にも大型バスが・・・・
しかし納経所混雑のピークは過ぎています。やれやれ。
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ここから「多度津駅」まで歩き、列車で「宇多津駅」に移動する。
駅のパン屋さんで甘いパンやらカレーパンを買って
ホームでの待ち時間に昼食を摂る。

「宇多津駅」で降りて郷照寺に歩く途中の有名うどん屋は列が出来ています。
お昼近くなんで仕方がないでしょうね。

郷照寺に着いたら、先達同期のK村さんからメールが来ました。
「いま五色台です!」
彼も今日は休みなんですね。
こっちに来るそうで、郷照寺でお勤めをしていたら、
K村さんがやってきました。ほんと、御縁がよく繋がります。
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わしはここで予定終了、「宇多津駅」から引き上げる予定です。
その前に一緒に昼食でも、というんですが生憎いま正午

どこも一杯やろうなあああああ、と思いきや
例の有名店前の駐車場が一台分空いていますよ!
それに行列が途切れています。
ダッシュで店内に入れば、2人分の座るところがあった!

ぶっかけ天麩羅うどんをいただきました。
麺が太くてシコシコしておいしい。
時節柄、子供連れの人が多いような気がします。
店を出ると、また列ができていました。

パンとうどんで腹が満ちて、さて帰ろうかね。
「宇多津駅」まで送ってもらい、サンポートリレー号とマリンライナーを
乗り継ぎ、ひかり号で新大阪に帰ってきました。
今回も無事終わりました。

次回は翌週に焼山寺登りです。なぜいま?
それは、春になる前に柳水庵東屋にスズメバチトラプを仕掛けるためです。
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おきらく遍路修行の旅 13巡目 65番三角寺~67番大興寺 令和2年3月7・8日

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半年で一周する遍路予定計画は、昨年余分に多く廻った影響で、
2か月ほど前倒しで進んでいます。
ここに至ってはガツガツと廻らず、余裕をもってお遍路をするように心掛けることにします。
しかし、そうはいっても従来どおりガツガツとやってしまうのかなあ。

3月7日(金)
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新大阪始発の新幹線に乗って岡山駅に着くと、
四国方面のホームに夜行列車が居座っていて「遅延」の文字が電光掲示板に見える。

おや?またしても四国行きが遅れているのかなあ?
通勤通学の足である「快速マリンライナー」の発車ホームが変更されている。
いかん、「特急しおかぜ1号」も遅延するのか?
不安を抱えたわしは、とりあえず発車するマリンライナーに乗り込んだ。
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車内はいつもは通勤通学客でごったがえしているのに、座席に座れるよ。
なぜか?
それは学生がいないから。
新型コロナウイルスの影響で軒並み休校になっているせいです。
卒業式も無観客状態で実施されるし、入学式の開催も危ぶまれています。

それはさておき、
このままマリンライナーで「坂出駅」まで行って松山方面行に乗り換えるか悩んでいたら
車内乗り換え案内で、
「松山方面に行きたい人は『児島駅』で特急しおかぜに乗り換えです!」
とアナウンスがあった。
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おおっ遅延はないようだ。
「児島駅」で降りてしばらく待ち、やってきた「特急しおかぜ1号」に乗り
瀬戸内海を渡り、無事に「観音寺駅」に着きました。
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駅前の「観音寺市コミュニティバス停」から0852発の五郷高室線マイクロバスに乗る。
あらかじめ運転手さんにお遍路さんということを告げておくと
「谷上教育センター」手前の遍路道で降ろしてくれます。

ここから雲辺寺ロープウエイ駅まで約4kmの山道を歩いて登る。
のどかな山の集落を歩いていくと、
もう春なのかなあ?鶯の声も聞こえてきます。
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しかし気温が冷たい。手がかじかんでくる。
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寒いながらも登り路だと身体が温まってきて、さらにうっすらと汗ばんできます。
汗で濡れた服のまま雲辺寺山頂にいくと汗が冷えて寒いやろうなあああああ。
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ロープウエイに乗ったら、目の前に座っている女性から声がかかった。
「歩き遍路ですか?」
「あ、はあ」
「もう何周も廻っているんですよね?」
「あ、はあ・・いささか」

輪袈裟の「権中先達」の印を見たら少なくとも6周は廻っているのが分かるはず。。。

皆が分るという訳ではない。

始めたばかりのお遍路さんはよほど勉強していなければ
「先達」の存在とか、何周廻ると資格を得るのか、
そんなことは知ったこっちゃない。

現に昨年弥谷寺で、お遍路ビギナーのおじさんから
「もう般若心経覚えたか?」なんて言われました。

知らぬとは恐ろしいことで
彼らもお遍路の経験を積んだら初心の頃の失礼と思われる発言について気づくでしょうね。

ついでだから、歩き遍路の印である赤バッチについても気づく人はほとんどいない。
ツアー、車遍路さんは当然赤バッチについて知らない。
50周100周廻っても知らないだろう。
「そんなこと知っているけど」
とむきになって言う人もたまにはいるでしょうね。

また、アドベンチャー歩き遍路のおじさんたちは一周廻ってそれでおしまいなので
赤バッチをもらってもそれで四国には来ないし、
更に歩きを何回もする人は少ない。

ですからごくまれに「あ、赤バッチの先達さんですね」といわれると嬉しい。

まあ、歩きでも車でもツアーでも、
どれが偉くて偉くないかを論ずるのはナンセンスです。
大切なのは、いかに真摯にお遍路に向き合うか、です。

顔つき、姿かたちが違って見えます。
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閑話休題


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やはり雲辺寺境内の日陰になる部分は白い。
気温0℃ですって!
おお、寒い寒い。
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本堂の扉も閉まっています。石造りの千手観音様を拝めないのは残念至極であります。

下界に降りてきたら、少しは暖かいですね。
ここから67番大興寺まで約10km、歩いて降ります。
昼食の時間を省略するため、乾パンをポケットに入れて齧りながら歩く。
時々喉が詰まるので水が必要です。
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住宅街の道路をひたすら歩くのはつまらないですねええええええ。
こんな時は携帯ラジオがお供です。
電波の伝搬状況とかで聴くことのできる局は限られますが、
それでも思いがけず興味深い番組で出会えるので楽しい。
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いい加減疲れてきたころに67番大興寺に着く。
駐車場には大型バスが到着し、大きなカバンを抱えた人が小走りに駆けていく。

さてさて、混雑を避けて大師堂からお勤めをしようかね。
本堂のお勤めも済んだころ、もう一組ダンタイサンがやってきました。
その様子を境内のベンチに腰掛けて眺める。
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なぜ眺めていたか?

それは時間が余ってしまったから・・・・
計画ではここから500m離れた「大興寺口バス停」からコミュニテイバスに乗って「豊浜駅」
まで行く予定なんですが、まだ2時間余りある。
時間がないよりもあったほうがいい。

さてどうしようかな?
じゃあ少し歩くか!
先へ先へ、バス停を眺めながら国道を歩くが、コミュニテイバスは住民の多い路線を走るために
時々路線が脇道にそれてしまう。
(あれ?バス停がなくなった・・・)
時々心配になってスマホの地図アプリとにらめっこしながら歩く。

足が疲れてきた。
バス停を国道上に再び発見してひと安心

もうこの辺でバスを待つか・・・あと30分
バス停わきにしゃがんでぼ~っとしていたら、
向かいのお店の人から有難いお接待をいただきました。
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南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

時刻どおりやってきたバスに乗ってJR「豊浜駅」に行き
そこから「伊予三島」まで移動する。

今夜のお宿は伊予三島の民宿「大成」です。
ここは3部屋しかないのですが、女将さんと料理がとてもいいところです。
わしは、なるべくここに泊まれるように予定を組んでいるのです。

今夜の宿泊は、歩きのわしともう一人、素泊まりの車遍路さんです。
しかし、夕食の時間になっても、歩き遍路さんは来ません。
せっかく用意した食事が無駄になってしまいました。
人に迷惑をかけては遍路の意味がありません。
また、社会人としても常識外れの所業であります。
予約をすっぽかす人は満願してもご利益はない、と断言します。

今日は真面目に歩いたので美味しい夕食と僅かの麦泡般若湯を頂いたら
猛烈に眠くなってきて、8時前に寝てしまいました。
途中おしっこに一度起きたのみで翌朝5時まで眠りこけ・・・・



3月8日(土)

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6時半に朝食を頂きました。
車遍路さんは既に出発したようであります。

ここの卵焼きが美味しいんですよ!

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また次回の宿泊を約して、
お宿向かいの「三島口バス停」0747発のバスに乗って
「三角寺口」バス停で降りる。
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ここから山道を歩いて1時間です。
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山里に咲く梅の花の香りを楽しみつつ、
心地よい冷気の中を歩いて登ると汗ばんできます。
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さて帰りのバスは1252なので、3時間ほどある。
三角寺でゆっくりゆっくり過ごそうかね。
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ここの弁天様はとても強い力、と聞きますが
凡人のわしには何も感じられない。悲しきかな、悲しきかな。

日陰だと寒いので、日の当たる大師堂脇の濡れ縁に座り込み、
じっとしていると眠気がやってきてうつらうつら・・・・
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なんとも心地よい時間を過ごすことができました。

あとは予定どおり「寺山口バス停」まで降りて「伊予三島駅」へ行き、
列車に乗って岡山~新大阪と無事に帰ってきました。
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いつもは外国人観光客でごった返す新大阪駅も、土曜日というのに閑散としていました。
この状況はいつまで続くのでしょうか?

次回は五色台、善通寺市内遍路です。
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プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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