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おきらく遍路旅八巡目結願 土佐の旅

おきらく遍路旅八巡目結願 土佐の旅
平成30年1月6・7日
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8巡目は少々乱れ打ちだったので、
結願は年が明けての新春土佐お遍路でした。

土佐遍路は友人のお接待で一気に廻ることができます。
ありがたや、ありがたや。
毎回書くのですが歩きではなく車なので
「それはいかん!けしからん!」
との御批判は肯んじて受けます。

しかしながら土佐遍路は御縁ある導師の方々に導かれ
いささか神仏からのメッセージを受ける事ができるようになりました。
それが修行が進むにつれて多く、強くなってきました。
誠に有難い事です。

これは土佐ではこのような修行をせよ、というお大師様からのお導きでしょうか。


1月5日(金)
いつものように伊丹空港まで自転車で行き、
そこから新大阪行きのリムジンバスに乗り新大阪駅へ。
新幹線ホームはいつもよりも子連れの親子が多いような気がする。

1月なので衣装を多目に着込んできたので
暖房の効いた車内は暑く、上着を脱いでくつろぎましょうかね。

岡山から特急南風号に乗り換えて高知まで行くんですが
混むと思って指定席を買ったが、自由席を覗いてみたらガラガラでしたがな。
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2050に高知駅に着きました。
南国高知といえども、やはり寒いですな。
今夜のお宿は駅前の「高知ホテル」
素泊まりなので朝食をコンビニで買いこんでチェックインする。
明日は早いのでさっさと寝ますかね。


1月6日(土)
高知のお遍路は、知り合いの「蝮酒」さんがお接待してくださいます。
まだ夜も明けない0515
蝮酒さんの車がやって来ました。
「おはようございます」
「おはようございます。よろしくお願いします!」
「おう!まかしときぃ!」

今回は逆に廻ります。
まずは37番岩本寺を目指して高速道路に乗り一路窪川へ。
朝早くは空いているね。
スイスイ車は進み、


0653
37番 岩本寺着
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まだ松の内なので、注連縄、松飾が掛けられていますね。
う~~ん、この飾りは歳神様をお迎えするためのもので、お寺にはいるのか?
とつい考えてしまいます。
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境内には神様も祀られているので、
この辺が神仏混淆の習慣を表しているのでしょうか。

境内でひときわ目を引く賑やかな幟の立っている聖天堂です。
大根をお供えするのですが、持ってきていません。
それに歓喜天さまはずっと信仰をせねばならないので
今のわしにはちょっと近寄りがたい。

もと来た道を戻り、今度は高岡で降ります。
まずは36番青龍寺さんへ行きます。

0830
36番 青龍寺着
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朝早いので参詣者は2~3人くらいで、それも初詣の人達です。
蝮酒さんは途中のコンビニで卵を買ってきて
本堂への石段途中にある弁天堂に供えていますよ。
卵をお供えするんですかああああ。
弁天さまの御使いは蛇なので、お供えは蛇の好きな卵なんやねえ。

本堂、大師堂でお勤めを済ませて
帰りに弁天さまの御下がりの卵をいただいて帰ります。

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納経所にはネコがいます。
「ここでネコを見るのは初めてです」
「時々入ってくるんですよ」
「ネコちゃんの写真撮っていいですか?」
「はい、どうぞ」
「ニャイ~ン」

さて次は高岡市内を北上して清滝寺へ行こう。
清滝寺への道路案内板をふと見上げたら、
おお、虹色に光っています。
どこかの光が投影されたのでしょうか。ううう美しい。
こんな道路案内板見たのは初めてです。

虹は、遍路指南によるとお不動様の顕現と書かれています。
お不動様がお迎えくださったのか・・・
わしはそう考えます。そう考えたいです。
この喜瑞に見とれて写真を撮るのを忘れてしまいましたがな。

その後利益か、
清滝寺への車道は登りも下りも何の問題もなく通行できました。


0930
35番 清滝寺着
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境内の駐車場には車はいません。貸切ですがな。
ずいぶんと気持ちよくお勤めをさせていただきました。
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厄除けの輪は、お正月だけの飾りではないのでしょうね。
でもなんだか新春らしい雰囲気です。

車遍路道中は絶好調で進み、


1030
34番 種間寺着
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前回境内で見た人懐っこいネコちゃんはいないなあ。
逆光で写真はうまく撮れませんでした。

半年後にここを訪れるときにはアジサイの花が綺麗でしょうねえええええ。


1105
33番 雪蹊寺着
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おや?
ここにはお正月飾りがないなあ。
臨済宗だからやろうか??
確か浄土真宗のお寺は飾りはないそうです。禅宗はどうなんやろうかね?

境内では名物の売店が賑やかに開いています。
思わず買いそうになりましたが荷物が増えるので、やめ。

桂浜から陸橋を渡って次を目指します。
37番から同じ車遍路さんが2組くらい一緒ですねえ。
彼らも逆に廻っているのでしょうか。
同じ人に間違いないと思うのは、車のナンバーが「88」だし、
お賽銭を投げ銭しているからです。

黒潮ラインを走っていくと、
「土佐たたき道場」のある「カツオ館」が見えてきました。
カツオのたたき体験ができるとか。
いちど行ってみたいなあああああああああ。

この話を蝮酒さんにしたら、土佐の名物「土佐巻き」という巻き寿司があるよ、
と教えてくれました。
たたきとニンニクスライスを巻いたお寿司だそうです。
どこのスーパーにも売っているそうな。
よし、夕食はこれに決まりだ!


1138
32番 禅師峰寺着
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駐車場には子猫がいて、ニャーニャーと餌をねだっています。
車遍路の婦人が買ってきたポン菓子をやっていました。
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境内から冬の太平洋を見たら、なんだか懐かしい香りがしてきました。
どこだったっけな?
と考えたら、三浦半島の冬の風景が蘇ってきました。
単身赴任の2年間しか住んでいなかったんですが
思い出深い場所です。


ここから、蝮酒さんの行きたい神社に寄ります。
南国市里改田琴平山の山頂にある琴平神社です。
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入り口には馬頭観音様がおられます。まだ新しい。
ここは交通事故が多いので建てられたとか・・・なぜに馬頭観音様?

ここの琴平神社は別名「猫神社」
やたらとネコが多いんですよ。
多く訪れる参詣者が餌をやるので数が増えるようです。
駐車場も境内もニャーニャーと賑やか。

本殿脇にはお神酒がある!
運転手の蝮酒さんには悪いが一口いただきましょう。

ああ、お正月から神社でお神酒をいただいて幸せ。

お遍路に戻り、五台山へ向かいましょう。
車中では昼食のパンをかじりながら・・・・


1300
31番 竹林寺着
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ここは観光地だし、学問の神様なので参詣者も多い。
お遍路姿はわしくらいかなあ。

蝮酒さんが本堂右奥の聖天堂に行くので一緒に行きましたが
なぜかわしはお堂の中には入ることができませんでした。
お堂の前には鳥居があるのはなぜか?
やはり神であって仏でもあるからか?

そうそう、ここの境内には奥之院の船岡堂があるんでしたっけ。
五重の塔の正面あたりで、お不動様がおられます。
まだここには行っていないので、次回にします。


車遍路旅は高知市内に進出し、一宮(いっく)を目指して進みます。
さすがに一宮神社には初詣の人達がたくさん来ていて駐車場は一杯です。


1400
30番 善楽寺着
善楽寺境内には車も人もいませんね。
おちついて参拝できます。
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入り口に立っている十一面観音様が日の光を浴びて
キラキラと光っています。
ふと見上げたら、今度結婚する娘の彼氏の顔に見えてきましたがな。
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ここの売店には色々と楽しい品物が多いね。
わしのお気に入りの三鈷杵輪袈裟留めもここで買いましたよ。


高知市内を逆に打ったことがないので次への地理がよくわからんが
蝮酒さんは却ってよく判るようで
サクサク運転していきます。


1510
29番 土佐国分寺着
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山門には門松はない・・・と思ったら片付けられた跡があります。
ここは早く片付けたのですね。

さすがにこの時間になると日陰は寒い。
門をくぐって本堂までの道が寒く感じます。

さあ、今日はあと1ヶ寺を残すのみです。

1547
28番 大日寺着
ここは山門の幕が新春飾りなのでしょうか。
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本堂に上がる事が出来るので、靴を脱いで・・・
読経している最中から、なぜか自分の周りが静寂になったような気がしました。
耳鳴りではないのですが、静かな静寂が耳を通して伝わってきます。
自分の鼓動がはっきりと聞こえてきました。

毎回ここの本堂では不思議な体験をします。
仏さまからのメッセージを受け取ることができたのでしょうか・・・
いささか修行が進んできたのでしょうか。

今日はここまで。
これからの予定は、蝮酒さんのお師匠さまの開催している地蔵講に参加させていただきます。
今夜はその地蔵堂に泊めていただく予定であります。

「のいち駅」近くのスーパーで今夜の食事と
お供え物を買いましょう。
お寿司のコーナーを見たら、おお、あったあった。
「土佐巻き」を買います。醤油、わさび、生姜のパックも忘れずに・・・

1730
地蔵堂に着いたら、ちょうどお師匠さまも到着した所です。
講の方々も三々五々集まってきて
お地蔵さま、お不動さま、お大師さまの前で皆で読経をします。
狭い堂内でお線香を焚いているので少し目が痛い。
読経が終わったらひとりずつお祓いを受けます。

そのあと高野山のお神酒もいただくことができました。
ありがたや。

講は19時過ぎに終わり、参加の人達は皆帰り支度
わしは寝る支度

水道、トイレ、電気、暖房もある有難いお堂で、冬の宿泊も寒くないよ。
でもここは、地元の人達が大切に守っている場所で
誰でも勝手に泊まっていい場所ではなく、
申し訳ありませんが、場所を示す事ができません。
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独りになって
買ってきた土佐巻きを食べようか・・・あっしまった!
醤油がない!
わさびを間違って2つ持ってきていたんやああああ。
まあいいや。
醤油なしでも充分においしいよ。

野宿、通夜堂宿泊の時に持ってくるウ井スキーをグッといくと
ほろ酔い加減になります。
では寝るか。
寝袋の下にはホットカーペットが敷いてあるので温かい。
エアコンをつけるまでもないね。
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昔はお堂やお寺で寝るのが怖かったが、お遍路を始めてからは
お大師様やお地蔵さまに見守られて寝るのは心強いです。

途中2度ほど目覚め、懐中電灯を頭につけてお堂の外のトイレに行きましたが
それほど寒くもなく、安眠できました。
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛


1月7日(日)
0630
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地蔵堂に朝がやってきました。
おもわず朝寝坊してしまいました。

身支度をして堂内の掃除をし、朝食のパンをボソボソ食べていたら
蝮酒さんが迎えに来てくれました。

今日はお土産に、蝮酒を持ってきてくれました。
前々から蝮酒を飲まんか、と言われていたのです。
最近衰えを感じ始めてきていたので
蝮酒で元気を取り戻そう!というわけです。

今日はお師匠さまも一緒に来てくれるそうです。ありがたや。
とても力の強い方で、その力を多少なりとも分けていただけます。


0850
24番 最御崎寺着
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ここの大師堂には結縁の綱があり、
ここを握るといつも上に引いていただけます。
また、鐘石は自分の年齢の数だけ叩くのだよ、と教えていただきました。

山を降りて港町に入ります。


0924
25番 津照寺着
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高齢のお師匠さまは上まで行かず、下から遥拝をします。
わしらはその代わりに本堂まで登り、お勤めをしましょう。


1025
26番 金剛頂寺着
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ここの境内は新春の色が濃い。
山門には国旗と仏旗がぶっ違いで掲げられていましたよ。
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宿坊へ向かう途中には弁天さまがおられ、そこにも参拝します。

さあ、今回の旅の終わりである27番神峰寺へ。
併せて8巡目の満願でもあります。

27番 神峰寺着
あっいかん、神峰寺の写真を撮るのを忘れた!
結構忙しかったのですよ・・・
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実は山のてっぺんの神峰神社へ上がっていったのです。
ここの神様はとても力の強い方で、めったやたらに行ってはいけないそうな。
でもお師匠さまは、ここでお勤めをしなくてはならんそうで、
従者のわしらはそのおこぼれをいただけるのです。

持参のペットボトルに御神水をしこたま汲んでそれを抱えて
急な階段をえっちらおっちらよじ登り
本殿の前で水とお神酒の蓋を開けてお供えし
お師匠さまから祝詞をあげていただきました。

実はここの境内でも、先日の大日寺本堂内で感じた
「静寂の気」を感じました。でも今日のはもう少し鋭い気です。
神様だからかな??

御下がりの水とお神酒は、蝮酒さんがあちこちにお配りするそうです。
わしにもお神酒を一本いただけました。
ありがたやああああああ。

そのあと、神峰寺まで降りて本堂、お不動さま、大師堂にお参りして
予定を終了しましたがな。

凡俗のわしでも、お遍路を重ねるごとに
神仏からのメッセージを僅かながらでも感じられるようになり、
心が豊かになれるような気がします。
そういえば娘からも雰囲気が変わったと言われることがありました。

土佐の遍路はそういった意味で
わしにとってはとても大切な修行の地であります。

高知駅まで送ってもらい、お土産でずっしりと重くなったリュックを背負い、
1613発の南風号に乗り
2100に大阪は豊中の住処に無事に帰ってくることができましたがな。

さて、次は9巡目が始まります。
次はどんな出会いがあるか、楽しみですがな。
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おきらく遍路旅 通算8巡目 87番長尾寺、88番大窪寺

おきらく遍路旅 通算8巡目
87番長尾寺、88番大窪寺

平成29年12月21日(木)

8巡目も大詰めになってきました。
車で廻れば早いんですが、週末の「歩きバス列車遍路」をしていると、
やはり半年は必要ですがな。
まだ土佐を残しているんですが、乱れ打ちですんで
とりあえず今年中に88番を打っておこう。

21日(木)は休みなんで、20日に仕事を終えて高松にすっ飛んで行き
高松駅前の「エリアワン高松」に入る。
本当は遍路宿に泊まりたいのですが、宿入り時間が遅いので遠慮せざるを得ないのです。


12月21日(木)
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夜も明けないうちにホテルを出て「高松築港駅」に行く。さすがに寒いね~。
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平日なので通勤通学の人達がちらほら見えます。
0647発の長尾行き列車に乗ります。
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郊外に出たあたりから夜が明けてきて、車窓から見える田圃には霜が降りています。
いいねえ、こういった風情のある鉄道の旅は好きです。

0724「長尾駅」着
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通勤通学の人達で駅は賑わっていますよ。
5分くらい歩いたらお寺の大屋根が見えてきました。

0729
87番 長尾寺着
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境内には誰もいません。
朝のピーンとした空気があたりに漂っています。

手がかじかんでいるので手水を使うと更に手が冷えてしまいます。
うまく蝋燭と線香を取り出せないよ。

本堂で灯明をつけようとしても、寒さでライターのガス圧が上がらずに
灯すのに苦労しましたがな。
本堂の扉が内側から開いて、朝の勤行が始まったようです。
木魚の音がする・・・ここは天台宗寺院やったなあ。

大師堂に行ったら地元の人が来ました。
「おはようございます」
「おはようございます」

ご朱印を頂き、門を出ます。

ここから琴電長尾駅方向に戻り、「大川バス営業所」に行き、
そこからコミュニティバスに乗って大窪寺まで行きます。
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0844発なので、まだ1時間くらいあるなあ。
温かい待合室で持参の本を読んで時間を潰します。

おや、ここで高速バスやJRチケットが買えるのですね。
帰りは高速バスに乗ろうか、列車の旅情を楽しもうか・・・
0830に窓口が開いたのでJRチケットを買おうとしたら
JRチケット販売は0900以降だって・・・
ま、いいか。

0844にやってきたバスに乗り大窪寺方面に。
4~5人いた乗客のほとんどは途中の老人福祉施設「行基庵」で降りていきます。
そこの職員なんでしょうか。
「行基」といいながらも、窓にはクリスマスの飾り付けがされています。
バスにはわしと、おじさんの2人で、おじさんも大窪寺に行くようです。

0915
88番 大窪寺着
料金は平日だったので200円です。休日は500円
さすがに冬の大窪寺、門前にも境内にも人影はない。
おお、納経所からは歩き遍路さんらしきおじさんが降りてきました。
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淡々と本堂、大師堂でお勤めをしてご朱印をいただきます。
最初の歩き遍路のときの感慨を思い出そうとしても浮かんできませんねえ。

さて、大窪寺に来たら門前の店で「打ち込みうどん」を食べねば。
朝早くから開店してくれているので、うどんも食べられます。
「打ち込みうどん!」
「はい。茹でるので少し時間がかかりますよ」
「あ・・・はい」
帰りのバスは1000
あと30分、間に合うかなあ。
まあいいや、そのときはそのときです。

0947
「おまたせしました」
熱々の打ち込みうどんはうまそうです。
バスの時間まで食べつくさねばならない。

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0956
うう~む、うまかった。完食!
もともと食べるのが早いのですが、
熱々のやつを急いで食べるのは修行やねえええええ。
舌をやけどしたかな?

バス停に急いで行ったら、
歩き遍路さんと、バスの中で一緒だったおじさんがいました。
歩き遍路さんは定年後に始めた人で群馬からだっけな?
50日以上かけて廻ったそうです。
金剛杖の先がささくれてめくれています。
「お疲れさまでした。これから高野山ですか?」
「いや、一旦家に帰ります」
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今日のわしはおよそお遍路に見えない格好をしているので
初めて来たお気楽な旅行者に見えたでしょうね。

時間通りやってきたバスに乗って
「JR志度駅」まで行く。
1104着
通し歩きのおじさんは乗り場への階段を登っていきました。
わしはまだ時間がたっぷりあるので86番志度寺に行こうかね。
次の9巡目は、ここを省略できる!
こんなんでいいのか!いいんです・・・・。

いいお天気の街並みを歩くと
1120
86番 志度寺着
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境内の木々も葉を落としたものが多く、冬の風情です。
「こんにちは。ようお参り」
「こんにちは」
地元のおばあさんが参拝にみえています。
が、彼女の勤行の節回しが独特で、わしの勤行が乱れてしまいました。
ああ、まだまだやなあ。
乱れは最後の大金剛輪陀羅尼で許していただきます。

ご朱印をいただき、さて帰ろうかね。
1220発の高松行き特急に乗り、高松で岡山行きマリンライナーに乗換え
岡山から新幹線で新大阪に戻ってきました。

岡山の駅で、大窪寺で会った歩き遍路さんと再会
「あれ?どこへ寄っていたんですか?」
「いや~、お土産を買っていたら時間を食ってしまって・・」
「お土産や荷物を宅急便で送った人もいましたよ」
「なるほど、それもいいねえ」
彼はお遍路スタイルで群馬まで帰るようですね。

今回のこの行程、やろうと思えば日帰りでこなす事ができるのですが
やっぱり旅は泊りがあったほうがいいじゃありませんか。

今年のお遍路はこれでおしまい。
8巡目は、まだ土佐が残っているので翌年早々に行く予定です。

せめて9巡目は余裕を持って廻りたいなあ。
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おきらく遍路旅通算8巡目 20番鶴林寺、第2回おきらく遍路塾

おきらく遍路旅通算8巡目
20番鶴林寺、第2回おきらく遍路塾

平成29年12月8・9日

おきらく遍路塾が
前回参加できなかった人達の熱い要望によって第2回開催の運びとなりました。
最初の目的とは若干軌道は変わりましたが
お遍路について知りたいという人達の願いが少しでもかなえられたら幸甚です。

おきらく遍路塾2の予定は、
12月9日(土)の午後から講習、
翌10日(日)は星の岩屋、鶴林寺登山の予定なのです。

わしは仕事の都合で
8日(金)、9日(土)休みで、10日(日)は午後から仕事で、
実質9日の遍路塾のみの参加です。
しかし休みの日は無駄に過す事はできない。

12月7日(木)
仕事が終わって大阪梅田から高速バスで徳島に行きました。
この晩のお宿は「ホテルアストリア」
夕食を食べていなかったので、近所をウロウロする。
鶏料理の店が多いような気がするね。

お酒を飲むわけではないので、どこかレストランはないかと探すと、
こじんまりとしたハンバーグの店がありました。
平日の夜なので店内は閑散としていますが
ハンバーグはジューシーで美味しかった。
旅先でお気に入りの店を見つけるのは楽しいですね。


12月8日(金)
今日は鶴林寺に登って、民宿「碧」に宿泊予定です。
あまり早く行くと時間をもて余してしまうので、
ゆるゆる、いくぞなもし。

1000に「徳島駅前バス停」から「勝浦行き」乗ります。
1時間くらいバスに揺られ「生名バス停」で降ります。740円
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お昼近いので、道の駅「ひなの里かつうら」で昼食を食べましょう。
コロッケ定食が安くて量も多い。

食事を終えて鶴林寺道へ行く途中に
民泊の「鶴風亭」を見つけました。実は明日の晩はここに泊まるのです。
玄関には車遍路のご夫婦がいますよ。お馴染みのようです。
大先達の車遍路さんから金札を頂戴しました。

鶴風亭の奥さんが玄関にいましたので
「明日、おきらく遍路塾でお世話になります!」
「はい、はい」

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今日は曇りで少し風も吹いてきます。
季節はすっかり冬で、頬を渡る風が冷たいなあ。
ヒートテックを着ているので寒さは感じないが、
汗をかいたら冷えるやろうなあ。
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この山は発心の道場では遍路ころがしの1つに数えられていますが
わしとしては登りやすい山だと感じますがな。
登るにつけてハイテンションになってきます。
霊山の持つ雰囲気かな??
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このあたりはミカン畑が続きます。
ミカンほしいなあ、とは思っても不偸盗の戒めを守らねばならん。
では地面に落ちているやつを・・・
捨ててしまうものを活用する「0円食堂」です。
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よく冷えていて美味しいよ。


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やがて自分の歩幅に合っている階段が見えてきて
益々絶好調!
水呑大師でお大師様の水を頂き、エネルギーチャージです。

こんな冬の日の遍路道では誰にも出会いませんね。
聞こえてくるのは鳥の声だけ。
あれはモズかな?セキレイかな?
猪は出ないやろうなあ・・・・。
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奥山に紅葉踏み分け
錫杖の環をシャクシャク鳴らしながら歩いて行くと
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石段が現れました。
ゴールは近いよ。
通夜堂跡を見るにつけ、ここに今通夜堂があって泊まることができたら
泊まってみたいと強く思います。


1300
20番 鶴林寺着
新しく、綺麗になったトイレを使わせていただきましょう。
杖立て、なかなかいい塩梅です。
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本堂までの石段を登り、誰もいない本堂で独りお勤めをします。
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「チリン、チリン・・・」
「?」
本堂の脇から音がしてきました。
ご本尊さまとのチャンネルが開いたのかな?

お勤めが終わり、多宝塔を背にして立っておられるお地蔵さまのほうを見たら
額の白毫(びゃくごう)が光っています。
雲間から射している日光の加減かな?
色々立ち位置を変えて見てみるが、やはり光っているような気がする。
お地蔵さまの正面に立って見上げたら、
お地蔵さまの目につかまってしまい、しばらくその場に立ち竦んでいました。
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なんやったんやろうね?
でも悪い気はしないよ。
結構長いことそこにいたような気がします。

汗が冷えて寒くなってきました。
いかん、身体を動かさねば。
水をひとくち飲んでから・・・
急な階段の続く道を膝に注意しながら降りていきます。
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ふと見つけた美しい晩秋の景色。いや、これは初冬かな?
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麓の神社では黄色い紅葉が美しい。

1420
大井の東屋着
自転車に荷物を括りつけた旅人が休んでいます。
自転車遍路かな??

「こんにちは」
「こんにちは」

それっきり、彼はスマホに夢中で会話もなし。
そのあと、彼は無言で出発していきました。
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お接待のミカンは・・・見当たらないなあ。
民宿碧に電話して迎えに来てもらいましょうかね。

日が翳っていて風が吹いてくるので否応なしに寒い。
ウインドブレーカーを着て寒さを凌ぐ。

10分くらいして迎えに来た民宿碧の車に乗って
まず食料品店に行きます。今日は素泊まりだからです。
今日の夕食と、明日の朝昼分の食料を買い込みます。
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お宿の玄関にはミカンの箱が積まれています。
そう、ここは果樹園のあるお宿なのです。
わしも家族のためにひと箱注文しました。
ちょっと早かったが今日の予定はこれまで。
今日は山道を4時間半くらいしか歩いていないなあ。
まず風呂に入って落ち着く。

今日は、明日のお遍路塾に備えて宿泊は入れていないのでわしひとり。
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女将さんとお喋りしながらお酒を飲んでいたら
22番平等寺の副住職がやってきました。
明日のお遍路塾に使うスクリーンを持ってきてくれたのです。
30分くらい世間話をして、忙しい副住職は慌しく帰って行きました。

そのあとお酒が回ってきて
20時過ぎには眠くなってきて、さっさと寝る事にしました。


12月9日(土)
今日はおきらくお遍路塾第2回
開催は昼からなので午前中は暇です。
会場の設営はすでに女将さんが座布団などの用意をしてくれていたので
何もする事がない。
朝食をモソモソと食べたのち、散歩にいこうかね。

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この周辺は、色々と見所の多い地域です。
かも道、いわや道、星の岩屋など遍路に関係あるものや
安徳天皇伝説の八十女、猫神のお松天神や一宿寺、牛尾の滝などもある。

民宿碧のある加茂谷から充分歩いて行ける距離にあります。
空はキリッとした青空
空気も澄んでいて清浄そのものです。

看板の地図に示してあるとおり歩いていきます。
まず牛尾の滝に行きましょうかね。
先の台風で川が氾濫したので堤防を築く工事が行われていて
朝も早くから工事関係者が作業しています。

ところで、歩きながらラジオを聴いているんですが
土曜日の朝といえばNHKの「ラジオ文芸館」
選りすぐりの短編小説を聴かせてくれます。
今朝は荻原浩の「海の見える理髪店」
去年の芥川賞受賞作なんやね。
淡々と進む物語に思わず引き込まれながら歩く。

やがて山間の神社が見えてきて、挨拶して鳥居をくぐると、
おお、滝がある。
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滝壺が深緑です。何かいるような?
青い空、岩肌、木々の緑、それを裂く白い水が清冽な印象を与える滝ですね。

さて次はどこに行こうかな?
「お松大権現」に行こう。
通称「猫神さん」と呼ばれ、日本三大怪猫伝の1つだそうな。
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境内は猫・ネコ・ねこ
石畳にはネコの足跡が・・・猫不動様もいますよ。
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ニャーマクサンマンニャー

なんてね。

まだ朝早く、資料館の扉は開いていなかったので
わしのお気に入りの宮田雅之画伯の切り絵は見られませんでしたがな。
また来ます。

川の向こうには一宿寺の屋根が見えていましたが、
かも道を登るときにはいつでも参拝できるのでまたの機会に・・・

帰りは加茂谷トンネル横の川沿いの旧道を通る事にします。
草が生い茂り、すっかり廃道になっています。
すると、崖にお不動様がおられます。
箒が置いてあり、お供え物もある。
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あとで聞いたんですが、この道は使われなくなったので、
お不動様の魂は抜かれているそうな。
それでもお供え物をしたり掃除する人もいるのですね。

宿に帰ってきたら女将さんはミカンの袋詰め作業をしていました。
今日の参加者の皆さんのためだそうな。
1100に早い昼食を食べて
女将さんと参加者、スケジュールを確認してから
車で来る参加者のために駐車場に行きます。
日は出ていますが風が冷たい。
あちこち歩き回りながら参加者の車が来るのを待つ。

やがてボチボチ県外ナンバーの車が集まってきました。
今回の参加者は前回参加の人は少なく、ほとんどが初回です。
お遍路のキャリアは初心から先達さんまでいろいろ。

1300
ほぼ参加者が出揃ったので
第2回おきらく遍路塾開催です。
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まずは講師である権大先達福田恵峰さんのお遍路の基礎知識、
勤行次第に沿った意味の解説などなど。
自分が色々と喋りたい参加者もいたようですが、
本筋から外れないように誘導しながら講義を進める。
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そのうち、居眠りをはじめた人のイビキの声が響いてきました。
お茶タイムにしよう。
「お茶を廻してください」
居眠りをしていた人もお茶で覚醒しました。

参加者差し入れの菓子を食べながらのフリートークでは
日頃の疑問に感じていた事柄について意見を交換し合う。

こういうとき講師は、同じ人がやるのがいいと感じました。
なぜって、お遍路についてそれぞれが微妙に解釈と方法が異なり、
参加者が混乱するからです。
たとえば般若心経の解釈についても異なった流れがあるのです。

お作法も最初から応用ばかりやっていると基本がおろそかになり
正しく伝えていく事ができない。
人と交わる事なく回数を重ねると我流になってしまいます。
わし、その意味ではバス遍路の最初くらいは参加して勉強するのがいいと思います。
実際わしも最初そうやって勉強しました。

そのあと、平等寺副住職の登場
法事を終えて駆けつけてくれたのです。
パソコンを持ってきていて、スライドショーでの講演です。
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「弘法大師和賛」
実際に唱えながらの講演です。
本職の節回しは聞き応えありますね。
特に真言宗僧侶の勤行は聞き応えがあります。
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そのあとは空海のいた時代の阿波の海岸線の地図
かなり今よりも後退しています。
この図だと、22番などは海岸のそばにありますね。
やはり札所は海岸線の「返地(へじ)」「返土(へんど)」にある、
という民俗学者の五来重の言葉が実感できるような気がします。
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あっという間に予定の1700になってしまいました。
日帰り参加者は各々車で帰り
翌日の山登り参加者は宿泊します。
女性は碧に、男性は鶴林寺山向こうの民泊「鶴風亭」に分宿します。


男性宿泊者が全てキャンセルになってしまったので
急遽、碧の女将さんの伝手で大三島からの参加者が宿泊してくださることに。
これでもわしと彼の二人。
鶴風亭さん、ごめんなさい。


鶴風亭さんの今夜の同宿は
「しまなみ地域活性化推進協議会連合体」会長のYさんです。
その他関係している団体、役職は枚挙にいとまなし。
大三島といえば「島四国」
Yさんは島四国の魅力を伝えるために沢山の海の幸をお土産と共に
遠くから来てくださいました。

僧侶の方?と思うような風貌ですが在家の方です。
Yさんのお部屋を訪ね、改めてご挨拶させてもらいました。
囲炉裏のある部屋で、炭火が熾きています。
「これ、飲んで」
焼酎の黒霧島のワンカップを渡されました。えっ焼酎かぁ~。

「夕食の用意ができましたよ」
の声に食堂に行きます。
わしとYさん、鶴風亭のご夫婦の4人で、
食堂は4人座るともう一杯です。
なので、お互いの距離も近い。

Yさんはお酒を飲まないのですが、酔っ払い以上のテンションです。
わしも焼酎を頂いて酔っ払い、親父さんも焼酎飲んでご機嫌です。
最初から絶好調です。

今夜は豚肉の小鍋に、美味しそうな家庭料理が並び、
漬物が特に美味しい。
それにYさんの差し入れの海の幸を炭火で焼いたのが加わり、豪華絢爛です。
わしだけバクバク食べていました。

本当に色々なことを語り合いました。
酔っ払っていたので話題の大半を忘れてしまったのですが
「修行は在家の方が大変で、価値がある」
ということに意見が一致したことは覚えています。
Yさんはまさにそれを実践していますね。

女子組は碧で夜遅くまでガールズトークに花が咲いたようです。
男女別々のほうがお互いに気兼ねなく話が弾むようですね。
この分宿のやりかたは成功だったか?

わしは、翌日は昼から仕事なので朝早く帰らねばなりません。
なので、後ろ髪引かれる思いで9時に部屋に引き上げて寝ました。


12月10日(日)
今日は皆で星の岩屋に行き、鶴林寺に登りますが、わしは帰る日です。
朝食を食べる間もなく、お宿を後にして
歩いて100mの「生名バス停」0609発のバスに乗ります。
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暗い中バス停で待っていたら
Yさんと親父さんが見送りに来てくれました。
ひたすら恐縮です。

また鶴風亭に泊まりに来たいなあ。

やってきた徳島行きのバスに乗って0700に徳島に着き
0800発の大阪梅田行きのバスに乗って帰りました。



熱い要望によって開催された「おきらく遍路塾」
今後どういう方向に向かっていくのでしょうか。
そしてわしはどう関わっていくべきか、
色々な人との狭間で揺れ動く気持ちをもて余しています。
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おきらく遍路旅 通算8巡目71番弥谷寺~86番志度寺

おきらく遍路旅 通算8巡目
71番弥谷寺~86番志度寺
平成29年12月1・2日

8巡目は五月雨式の乱れ打ちになっています。
来年先達昇補を目指して、ともかく廻ろうとした結果であります・・・
いかん、ただ廻るだけになっている。
9順目は余裕を持って廻りたいです。


11月30日(木)
仕事が終わって豊中から自転車をこいで伊丹空港へ。
そこから新大阪駅行きのシャトルバスに乗り、新大阪駅前に向かいます。
夕方は道路が混雑していて25分では到達できません。40分くらいかな?

こだまに乗って岡山まで行き、特急うずしお高知行きに乗り、
多度津から伊予西条行きに乗り換えて観音寺で降ります。
今夜は駅前の「パークホテル観音寺」泊


12月1日(金)
今日から12月なんですねえええええ。
さすがに朝は寒いです。
0515発の列車に乗り、「みの駅」で降ります。
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まだ夜は明けていません。真っ暗ですがな。それに寒い。
この道は歩き慣れているので迷う事はないが、
街灯のない田舎道は危ないね。

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弥谷寺の山が見えて来た頃には東の空が白み始めました。
でも、八丁目大師堂からの道は真っ暗で、独りでは気味悪い。
自動車道を行きましょう。

だんだん明るくなってくるのに勇気付けられ、
山門をくぐる。
周りにはだれもいない・・・と思いきや、
地元の人が参拝に来ています。
「おはようございます」
「おはようございます」
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本堂へと至る境内は紅葉が綺麗です。
鐘を撞かせてもらおうかと思ったが、7時前なのでやめておきました。

息を切らせながら阿弥陀三尊磨崖仏の場所に来たら

「カン」

という鐘の音が1回聞こえました。
あれ?誰もいないし風も吹いていない。
仏さまからのメッセージかな?

本堂に登ってきて勤行を始めました。
独りで勤行するときには、結構早口で唱えています。
特に三帰、三竟、十善戒は三回、それぞれ一呼吸で唱えたいのですが、
十善戒は難易度が高く、息が続かない。
鼻から吸った息を臍下丹田に落とし、徐々に吐き出す要領ですが、これが難しい。
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しかし、今朝は調子がいいよ。
階段を登ってきて息が切れているはずなのにスラスラと出てくる。
かなり余裕を持って一呼吸で十善戒を3回唱える事ができました。

わしの守り本尊の千手観音さまが何かを教えてくださったのでしょうか??
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大師堂まで降りてきて正座していざ!
呼吸は整っているのに、あれ?息が続きませんでした。

???

息継ぎと呼吸法について研究の余地がまだまだありか。
千手観音様がヒントをくださったのかなあ。

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紅葉の綺麗な山門を出て、遍路道に入る。
季節は晩秋、枯葉の目立つ山道を歩きます。
葉を落とした竹やぶは寒々とした雰囲気で、竹が風で擦れ合う音が聞こえる。

今日は寒いのでヒートテックを二枚重ねて着ているので
歩いていると暑いくらいです。
というて脱ぐと寒い。難儀ですね~。

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平日、それも朝なので行き会うお遍路さんの姿もない。
独り黙々と風に吹かれて歩いて行くと

0850
73番 出釈迦寺着
おや?門前に新しい店があるよ。
参拝後に寄ってみようかなあ。
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「こんにちは~」
「いらっしゃい」
1日に開店したばかりのお店だそうな。
1日というのは11月か、12月か??

狭い店内には所狭しと楽しそうな品物が並んでいます。
オーブンには焼き芋があるよ。
「焼き芋ちょうだい」
「はい!」
ドクダミ茶つきです。
わしにとっては馴染みの深いこのお茶、身体にいいんですよね。
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美味しく頂きましたが、店内で座るスペースが少ない。
ダンタイサンがドドドッとやってきたらどうなるんかいな?
余計な心配をしてしまいました。

0903
72番 曼陀羅寺着
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手がかじかんで蝋燭、線香をうまく取り出せないよ・・・
休憩所には無人販売のミカンがあります。
1袋200円、買いましょう。
早速食べてみたらよく冷えていておいしいよ。

稲刈りの済んだ田園地帯を、小高い山を目指して次へ進む。
野焼きの煙の香りがほのかに漂い、
晩秋の季節感を深めてくれます。


0955
74番 甲山寺着
誰一人いない境内で
ひとりだけでお勤めするのは気分がいいね。
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十善戒三遍一気読みを試すが、うまくいかんなあ。
丹田呼吸法がなっていないからか?

休憩所前の椅子に腰掛けてミカンをひとつ食べる。

善通寺の大きな病院の前を歩いていると、
道の向こう側からお遍路さんの二人連れがやってきました。
わし見て喋っているよ。
「すいませ~ん、ブログやっている人ですか?」
「え?はあ、やっていますが」
「おやっさんですよね!」
「え!そそそうです。よくわかりましたよね」
「イラストどおりの人だったんですぐ解りました」
へええ~、そうなんっすか。
自分ではよくわからんのですよ。
「『門前の小僧さん』と『おきらく道場』を読んでいます」
わしの列車・バス・歩きのなんでもあり遍路が役に立ってくれて嬉しいなあ。


善通寺の手前には「かたパン」の熊岡菓子店があります。
いつもは観光客で賑わっているので遠慮するときが多いのですが
今日は誰もいない。
向こうの方に買おうかどうしようか相談している観光客がいる。
彼女らが来る前に買おう!
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お気に入りの「石パン」と「小丸パン」をしこたま買いました。
表面に砂糖がコーティングされていて美味しいんですよ。
でも、食べるとき危険なお菓子ですね。お年寄りは特に危険。
これ、カーチャンへのお土産です。

1040
75番 善通寺着
やはりここは観光客が多い。
旗持った人に引率されてゾロゾロダンタイサンが歩いて来て
わしの姿をジロジロ見て行きますがな。
お寺にお遍路さんはセットの風景なんでしょうか。
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売店の隣の椅子に腰掛けてミカンをひとつ食べる。

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境内で犬を連れたおっさんがいて、
犬が松の木の下でうんこをしようと構えたのでギロッと睨んだら
リードを引っ張ってどこかに行きました。
「境内ペット禁止」は
こういうことがあるのも理由のひとつでしょうね。


赤門を出てへんろ標識に従って歩いていると、
住宅地でシールを見落としてしまい、
スマホのナビで金倉寺町の方角を求め、国道に沿って歩く。
シールがなくなっている。
大まかな方角がわかるのでいいんですが、初めてのお遍路さんにとっては
大変やろうなあ。


今日のお昼はうどんを食べよう!
金倉寺門前のうどん屋さん、ちょうどお昼なので混んでいるかなあ?
入ってみたら席が空いている。
うどん玉がなくなっていたらラーメン食べようかな?
と考えながら店内を見たら天麩羅もうどん玉もあるよ。
「ぶっかけの中!」
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ちくわ天とかきあげも食べよう。
450円だったかな?うまくて安い。

1220
76番 金倉寺着
訶利帝母(かりていも)尊には、今日も子連れの参拝者がいます。
「おかるてんさん」の愛称で親しまれているそうな。
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本堂との間にある休憩所のベンチに座ってミカンをひとつ食べる。
通り過ぎる子供がわしを見て「みかん」と叫んだので
あげようかと思ったら、母親が手を引いて行ってしまいました。

今日は朝早くから歩いているので予定より早く進んでいます。
道隆寺までの道程で楽しみなのは
途中で貰える手作りお地蔵さま
その家の前では、なるべくゆっくりと錫杖をシャクシャク鳴らしながら歩く

ですが

声がかかりません。
玄関を覗いて「こんにちは~」
誰もいません。

こういう日もあらあな。

先を歩きます。

1343
77番 道隆寺着
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ここでも不思議な事がありました。
誰もいない境内
本堂で勤行を終えて大師堂に行ったら、ゆるやかに風が吹いたのか、
鰐口が
「カン、カン」
とふたつ鳴りました。
十善戒三遍も気負わず一息でスラスラできましたがな。
勤行が終わった所で鰐口が
「カン、カン」
とまた鳴りました。

ご朱印を頂いて休憩所にすわり、ミカンの最後の1個をいただきました。

門前には職業遍路が座り込んで喜捨を求めております。
これから寒くなるが、どこでどうして過すんでしょうかね。

ここから「多度津駅」まで行くのですが、
元来た道を戻り、先ほどのお地蔵さんの家の前をもう一度通りましたが、
声がかからない。
玄関を窺うが誰もいないので、
あきらめて帰ろうとしたら、ちょうどお爺さんが帰ってきました。
手に野の花を持っています。
「こんにちは」
「お地蔵さまですか?」
「は、はははい」
ありがたく頂くことができましたがな。

足取りも軽く「多度津駅」に着いたのですが、まだまだ早い時間です。
では「宇多津駅」まで行き、郷照寺を打とうかね。
列車もちょうど来ました。


1508
78番 郷照寺着
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だんだん日も傾いてきて肌寒さを感じるようになりにけり。
淡々とお勤めを済ませて「宇多津駅」まで帰りましょうかね。

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街路樹の紅葉が見事です。
でも落ち葉の量も半端ではない。掃除する人の事を考えつつ
落ち葉踏み分け駅に歩む。

1600頃「亀岡駅」着
今日のお宿は「アパホテル亀岡駅前通り店」

まだ早いなあ。
今日はたいして汗もかいていないが、洗濯しましょう。
最上階の浴室に洗濯機があるというので行ってみたら、
大浴場使用時間は1700~となっていますが
もう使用できる感じです。
洗濯機に衣服を放り込んで

キョロキョロとあちこちを観察してから・・・
お風呂に入りました。

あ゛あ゛~~~~~

今日は沢山歩いたなあ。
考えてみたら朝5時半からずっと歩いていたっけ。
足が疲れるはずです。

いつもはカラスの行水なんですが、15分くらい湯に浸っていました。
自分らしくない長風呂で、ゆっくり時間を使いました。

洗濯が終わっているので乾燥機にブチ込み、
部屋に帰り、自販機で買ったビ~ルを一気飲みしました。
すきっ腹に沁みこむうまさ、あっという間に回る、回る。

鏡に映る自分の醜い身体がまっ赤っ赤になっています。
日中の疲れと長風呂、ビールの酔いで動けなくなり
乾燥機の終わる40分間部屋でひっくり返っていました。

洗濯がすべて終わり、さて食事に繰り出しましょうか。

ここ丸亀の名物は「骨付き鶏」です。
「リブ屋」と名前のある店に入り骨付き鶏とリブステーキを注文しました。
もちろんビールも。ああ、飲みすぎやなああああ。

そのおかげで部屋に帰るともう寝るしかない!
おやすみなさい。


12月2日(土)
今日は、東予の「柴燈護摩(以下、護摩さん)」さんのお接待で車遍路に同乗して
志度まで行きます。
護摩さんはお不動さまと別格も廻るそうで、今日は盛りだくさんですがな。
お遍路をする人は、不動霊場を廻る人も多いようです。
わしは・・・お不動さまの力強さはちょっと苦手なのです。

0700
丸亀駅前で待ち合わせして、まず80番讃岐国分寺に行く。
大師堂で護摩さんが
「お大師様の右手のオレンジの光はなんやろうなあ」
「え、え?なにそれ?そんなんどこにある?」
「あ、ああ見えんのやな」
「はあ、凡人なんで」
「オレンジに光る梵字がある」
「へぇええええええ~」
確かに結縁の紐を握ったら上に引いていただけました。
わしに感じられるのはそこまで・・・

次は高野まで行き、そこから山道を上がって
81番 白峯寺
ここも紅葉が綺麗で、
わしの目を惹くのは石段に積もった落ち葉の美しさです。
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ここでは誰もいないので、
錫杖を鳴らしながら般若心経を唱えさせていただきました。

82番 根香寺
車だとサクサク行くことができる。
どこの札所も、今の時期は落ち葉の掃除が大変ですねええええ。

さて次は護摩さんのお目当て
別格19番香西寺へ行きます。
駐車場に着いたらダンタイサンがごそっと来たので先に御朱印だけ
貰いに行きました。わしは別格の納経帳は持ってきていないので
ダンタイサンを横目で見ながらお勤めします。

次は四国36不動霊場第35番厄除不動明王院に行きます。
実はお不動様に行くのは初めてなのです。
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88箇所のようにメジャーではなく、山の中にひっそりと佇む雰囲気が
いいですねえ。
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見上げると金色の大きなお不動様が海の方角を見て立っていますよ。
ボ~ッと見ていました。

次は不動32番天福寺
赤い塀が印象的ですね。
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訪れる人もいません。枯れ木に鳥の声が響き渡っています。

高松の街中に戻り、
84番 屋島寺着
ここは観光地なので観光客も多く見られ、
先ほどの不動霊場のような落ち着いた佇まいは見られません。
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どちらがいいか・・・好みの問題でしょう。
それにパワーを分けていただける場所か、そうでないか。
ここにはパワーは、あるかないか。

次は不動第36番 聖代寺
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ここは結願寺なんですと。
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そういえばこのお迎え童子さまは、facebookの投稿で見たことがある。
今のわしにはまだお不動様には呼ばれていないので、
不動霊場廻りは縁がない。


85番 八栗寺着
ケーブルカーを使わず、裏の道から登る。
年末年始はこの道は車両通行禁止になるそうな。
そうでしょうね。駐車場もないような山道が車でごった返す様は容易に想像できます。
その際にはケーブルカーを利用しましょう。

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護摩さんはどこに行ったか?
本堂と聖天堂の間に小さな祠があり、そこで祈っています。

「なにかな?」
「蛇が祀られているのぢゃよ」

ああ、よく見たら蛇の像が祀られていますね。

「力が出ている」
「え?」
「ほらここから」
「は、はあそうですか」

つくづく凡俗のわしにはよくわからんことが多い。
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五剣山から下って琴電「塩釜駅」近くにあるうどん屋さん。
わしここがお気に入りなんです。
丁度お昼なので入りましょう。
歩き遍路のおじさんも入ってきました。

おいしくてボリューム満点、サラダとかつけ合わせ食べ放題が嬉しい。
それに安いのです。
讃岐ならではですね!

次は今回の最後
86番 志度寺
ここの境内、樹木が多いので掃除は大変だろうなあ・・・
掃除の事ばっかり考えています。

今回の旅はここでおしまい!
護摩さんに連れられて、初めてお不動様の勤行をさせていただきました。
ご縁にしたがい、色々な経験をさせていただきました。
ありがとうございました。

「JR志度駅」から列車に乗り、多度津から岡山に至り、
新幹線で新大阪まで帰りました。
結構疲れていたんでしょうか、車中では眠りこけていましたがな。

来週は「おきらく遍路塾第2回」参加です。
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おきらく遍路旅 通算8巡目 高野山

おきらく遍路旅 通算8巡目 高野山
平成29年11月21日(火)

8巡目はまだ満願していないんですけども、
高野山の冬が本格化しないうちに行ってこよう。
土日は仕事で身動きできなかったんですが、今日は休みです。
平日なんで空いているか?
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堺に住んでいるときは南海沿線沿いなので割と簡単に高野線に乗ることができたんですが
豊中に住んでみるとそうはいかない。
阪急で梅田まで出て、地下鉄御堂筋線に乗り換えて南海なんば駅まで行き
そこから南海高野線に乗るのです。

「地下鉄御堂筋線梅田駅」のホームに行くと、
菅笠に杖を持ったリュックのオジサンがいます。
朝の通勤時間帯では、いやがうえにも目立つ格好ですね。
「おはようございます。どちらまで?」
「高野山に行きたいんだが、どこで乗り換えたらいいんかいのう?」
「なんばで南海に乗り換えます」

旅は道連れ、ご一緒させてもらいました。
オジサンの言葉のアクセントが懐かしい。
「もしかして岐阜のかたですか?」
「高山出身で、いまは犬山です」
「おおっ、わしは岐阜県関市出身です」
彼につられてわしも少し岐阜弁が蘇ってきます。

オジサンは72歳で、歩いて4巡したそうです。すごいな~。
足かけ10年かけて、通しで歩いたり、区切って歩いたり
逆打ちもしたそうです。
4巡でお遍路は最後にする、と言っていましたが
お大師様に呼ばれてまた来るんではないか、と思いました。

南海なんば駅の窓口で特急のチケットを買うんですが、

「2017年台風21号災害の影響で、本日も高野下~極楽橋駅間の運転を見合わせ、
橋本~高野山駅間でバス代行輸送を行っています」


11月21日現在、
高野線では上古沢駅付近で線路の一部がゆがんでいるそうで、
南海本線でも男里川にかかる橋脚が沈んでいる状況です。
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で、橋本駅から代行バスが高野山駅まで運行しているそうな。
チケット窓口では外国人に説明しているようですが、
土地勘のない日本人観光客(それも年寄り)に説明してもピンと来ないようなのに
外国人観光客に対してもなおさらでしょうね。

なにはともあれ
0735
特急高野に乗って高野山を目指します。
オジサンと指定席が隣り合わせなので色々色々喋りました。
歩きへんろさんは話題が豊富で、退屈しませんね。

特に、根香寺近くにある「禅喝破道場」への参篭体験は面白かった。
座禅とか食作法とか、興味深い。
わしもいちどそこに宿泊してみたいなあ。

0833
「橋本駅」着、駅前には南海バスが待っています。
バスに乗り込むと車内は4割程度です。アナウンスで
「ここから高野山駅まで1時間30分くらいです。トイレのある方は今のうちに・・・」
あわてて老婦人が駅のトイレに走る。
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高野山の山道に入るとクネクネ道になります。
バスに弱い人は酔うでしょうねえええええ。

10時少し前に高野山駅に到着、乗客は一旦駅舎に導かれ、
改札機にチケットを通してから、外に。
高野山内バス周遊券を買っていなかったのでバス乗り場で買います。830円

奥之院行きのバスに乗り、一路高野山の街に。
1010
ここでオジサンとは別れ、わしは女人堂で降ります。
「お気をつけて」
「ありがとうございます」
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山の空気はピンと張り詰めていて冷気が気持ちいい。
ああ、聖地に来たんやなあ、という想いで道を歩く。
時折すれ違うのは外国からの観光客ばかり。それも白人のカップルが多い。
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先日に雪が降ったようです。屋根が白いですね。
青空とのコントラストが美しい。
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平日の午前中なので人影もまばらな道を奥之院まで歩く。
紅葉の盛りは過ぎたようですが、まだまだ美しい。

奥之院入り口の手水舎で身を清めるが、
寒さで手がかじかんでうまくできない。冬だったらもっと寒いやろうなあ。
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前回は6月に来たため、大汗をかいて歩いた参道は
寒さのために歩きやすいよ。
錫杖をシャンシャン鳴らして歩くので、
道を塞いで立ち止まっている観光客への警鐘になります。
振り返る外国人たちは、
白衣に菅笠のわしの姿を見て最初はギョッとしたような顔つきをします。

道の向こうからポクポクと団体が歩いてくる音がします。
専修学院の学生のようです。
修行中の13番大日寺の御子息はいないかな?
と目で追ったがこの集団の中にはおられませんでした。

御廟所の前は、それほど混んでいなかったので、
落ち着いて勤行をすることができました。
女人堂で別れたオジサンもやってきて灯明を灯していますが、
過度に干渉することなく、わしは黙々と自分のお勤めをこなします。

納経所で先達納経帳に2度目の御朱印を頂き、一の橋の方向に行きます。
バスの観光客はほとんどここから来るみたいですね。
「奥の院口バス停」から大門行きに乗るのですが、
お昼近いので、ちょっとラーメンでも食べて行きましょうかね。
熱いラーメンを鼻水すすりながら食べると、身も心も暖まりましたがな。

待機していたバスに乗り、「金剛峯寺前バス停」で降り、金剛峯寺へ行きます。
お灯明を灯そうとゴソゴソしていたら、オジサンもいました。
狭い高野山、たびたび出会うのも必然でしょう。

ご朱印を貰いに建物の中に入ったのですが、
内観はしたことがないので、500円の拝観料を払って奥へと進みます。
「豊臣秀次自刃の間」とかあって興味深いですね。
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蟠龍庭は石と砂の配置が見事です。
この庭を維持する労力は大変でしょうね。

新別殿の方へ行くと「お茶の接待があります」とあるので
フラフラと部屋に入ります。
広い部屋にはストーブが置いてあり、3~4人の観光客が座っています。
オジサンもいましたよ。

柴谷宗叔さんがやってきて、10分くらい、
お大師さまとのご縁についての法話をしてくださいました。


根本大塔のほうへ行ってみましょう。
ここが観光客が一番多いような気がします。
三鈷の松の周囲では婦人たちが「三鈷の松」を一生懸命探しています。
「ないわぁ~」
「あっあった!」
「えぇ~うらやましいわあ」

ブラタモリで放映されていた御影堂周囲の散水装置はどれかな?
おっ、あったあった。
ラスベガスのショーなどではないので、
安易に散水は見られないでしょうね~。

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今日は21日、お大師様の縁日なので駐車場では店が出ていましたよ。
地元の特産品を売っていました。
京都の東寺の弘法市をやっているやろうなあああああ。
ああ、それから四天王寺でも・・・
また行きたいなあ。

天候にも恵まれ、高野山を堪能できたので、
さて帰りましょうかね。

バスに乗って高野山駅に着いたら、オジサンもいました。
今日中に愛知県犬山市の家に帰る予定だそうです。
「あれ?背中のリュックは・・・」
「ああ、お土産と一緒に宅急便で送ったよ」
「なあああるほど、それはいいいですね!」
菅笠、金剛杖は送ってもらえなかったそうです。
で、さんや袋、菅笠、杖の軽装です。

「あの~、この格好で犬山まで帰るんですか?」
「そうじゃよ」

おお~、すごい。
覚悟のないわしには真似が出来ない。
そういえば足摺岬で出会った80歳の老遍路さんも
東京駅構内をお遍路スタイルで歩き回るそうです。

周りからジロジロ見られるのを恥ずかしがっているようでは
わしの修行もまだまだ進んでいないなあ、と反省しきりです。

オジサン、あちこちで「4周廻ったので先達に・・」
と勧められているようです。某納経所でも当然言われたようです。
わしは心底こういう人に先達になってもらいたいなあ、と感じました。

今日は地下鉄御堂筋線~南海なんば、帰りは南海なんば~新大阪までの道程の
先達をさせていただきました。
無事に犬山に帰れるようお祈り申し上げます。

日帰りの高野山行きでもいい出会いはあったんやなあ。
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おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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