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おきらく歩き遍路5巡目(通算6巡目)結願 87番長尾寺~88番大窪寺

おきらく歩き遍路5巡目(通算6巡目)結願
87番長尾寺~88番大窪寺
平成28年11月26日


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おきらくなお遍路も車1回を含めて通算6巡目を結願いたしました。
車遍路はともかく、
歩きで10回、20回廻られておられる方々からは
何を偉そうに言っているんだ、とお叱りを受けそうですが
とにもかくにもお遍路を始めた当初、
ここまでやるとは考えていませんでした。
なぜ?と聞かれても明確な答えは出てきません。
お大師さまに呼ばれたからか?

ただひとつ言える事は、
歩ける限りは歩いていこうという想いです。


「歩々到着」

禅門に歩々到着という言葉があります。
一歩一歩がそのまま到着であり、
一歩は一歩の脱落であることを意味します。

一歩一歩そのものが全てであり、
古今無く東西なしと感得すれば、
すなわち一歩即一切と感じることができます。

一切の修行が一歩ごとに完結できているのであれば、
他人に自分の修行の成果を示すなどというような
半端な気持ちを顕示する必要などない。

一寸坐れば一寸の仏という語句とも
相通ずるものがあるようです。
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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
私は歩いた、歩きつづけた、歩きたかったから、
いや歩かなければならなかったから、
いやいや歩かずにはいられなかったから、歩いたのである、
歩きつづけているのである。
きのうも歩いた、きょうも歩いた、
あすも歩かなければならない、
あさってもまた。

木の芽草の芽歩きつづける
はてもない旅のつくつくぼうし
けふはけふの道のたんぽぽさいた
どうしようもないワタシが歩いてをる

-自由律句の俳人、種田山頭火-
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

歩くとはいえ、歩きに拘泥するつもりはありません。
風の向くまま気の向くまま、
何処からか声が降ってくるのに従い
歩き、バスに乗り、列車に乗り、善根の車に乗り
気張らず楽しく、
そして厳しく在家の修行をしていきたいと考えています。

わしには今日と明日しかない。
更に修行を積んでいけば今日も明日もなく、
只今を完結できるようになるだろうか。
それが「歩々到着」の境地だと考えています。



平成28年11月26日(土)
0508
始発で出発、なんばから地下鉄、新幹線を新大阪~岡山~宇多津と順調に乗り継ぎ
高松~高松築港~長尾に着きました。

0945「長尾駅」着
ここから歩いてすぐです。
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0950
87番 長尾寺着
今日は天気もいい土曜日なので
車遍路さんたちが沢山来ていました。
子供連れの家族も来ていて、
お父さんの唱える般若心経に神妙に合わせています。
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手水場わきのベンチで休んでいたら
夫婦連れの歩き遍路さんが来ました。
「おはようございます」
「あっ!おはようございます!」
旦那さんは
「おお、どうもどうも!」
「? おはようございます」
妙に親近感たっぷりに挨拶を返してくれました。
誰かと勘違いしているのかな?

ここから大窪寺まで15kmの歩きです。
天気もいい。
心地よい寒さが肌をさします。

いつもながら
調子の悪い古傷の左足の付け根
でもお遍路歩きになると調子がいい。
気持ちの問題なのか遍路道の場の気に当てられているせいか。
たぶん両方なんでしょう。

ここのところ急に寒くなり
紅葉が急速に進んできています。
さぞかし大窪寺のあたりは紅葉が綺麗なんでしょうね。
期待が膨らみます。

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前山ダム湖のあたりの紅葉・・・は
まあこんなもんかね。
お遍路交流サロンの前には
「お接待中」の看板があるテントが張られていますが
みんな内側を向いていてワイワイやっている。
まあいいや。

館内に入ると歩きのおじさんが1人いて、
お遍路大使の記入事項を書いています。
わしはというと、
純粋の歩き遍路ではないので、これは遠慮しておきました。
虚偽の申告してバッチを貰っても
お大師様がちゃああああんと見ておられます。

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企画展示では、中務茂兵衛コーナーありました。
ここまで歩きとおすのにはどんな心境だったのでしょうか。
また、奥の部屋には都道府県別の地図が表示してあり
そこには納札入れがあります。
わしも在所の京都府に納札を入れさせてもらいました。
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ここから大窪寺までは、
女体山越えもいいのですが、足の調子が心配なので
丁石のある花折峠ルートを辿ります。
次回は車遍路さんの辿る国道3号線コースも辿ってみようかね。

残土処理場へ行き交いするダンプカーの数は多いが
登り勾配の山道は比較的歩きやすい。
鼻歌も飛び出す楽しさですが、期待していた紅葉の景色は
いまひとつですなあ。

道の脇に溜まった落ち葉を蹴散らしながら歩いて行くと
行く手に何か長いものが横たわっている。
枝かなあ?紐かなあ?
近づくにつれて・・・光沢があるよ。

ああっ

寒いのか動きが鈍く、
じっと留まっているような気がします。
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「こんにちは。寒いねえ」
「・・・・・・」
「写真とっていいですか?」
「・・・・・」
写真を撮ったら反転して叢に消えていきました。

まだここは神域ではない。
彼は神仏の眷属だろうか?
それとも只の蛇か?
最近神域で見る蛇は、怖いと思わないようになってきました。
神仏の眷属だと考えるようになってきたからでしょうか。

峠を越える手前に遍路休息所があり、
ここでお昼をいただきましょうかね。
お昼といってもカロリーメイトとお茶だけ・・・
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血糖値のみをあげておきましょう。
大窪寺門前で結願の打ち込みうどんを食べるのが楽しみなんですよ。

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丁石のある峠には落ち葉が厚く積もっていて
晩秋の雰囲気が濃く漂っています。
このあたりは標高が高いので紅葉の季節も早かったんですね。

ここからは降り勾配の道を辿るのですが
紅葉の様子も少しずつ変化してきます。
緑も増えてきます。

行き交う車の音が聞こえてきて、国道3号線と合流した付近には
「旧へんろ道」
の道標が見えてきます。
こういう標識を見ると無意識にそちらに足が向くのは性ですね。

でもね、へんろ道と記したからには道の整備をある程度は
してもらいたいですねえええええ。
まず、分岐点の標識がない。あるいは倒れたか?
山の中の道を登って行ったら墓地に出て、そこで道は終わっていました。
分岐点に戻り、これは道か?というような所を歩く。
草ボウボウ、道は崩れていて
夏にこの道を歩くのは色々な意味で危険です。

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道を見失いかけて
このシールを見つけたときには
ほっと安堵のため息がこぼれましたがな。
道はやがて国道に戻ります。
ズボンに「ひっつき虫」が沢山ついてしまいました。

国道から分かれて県道に入り、
歩いていくとまだ紅葉の美しいポイントもあります。
上と下が黄色で綺麗ですねえ。
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道すがら、
地元の保存会が丁石がある場所を示してくれていて
前々から気になっていたんです。
そのひとつを辿ってみましょう。
標識のすぐそばにあるかと思っていたのですが・・・

またしてもわけのわからない叢に導かれていきました。
あれ?ここでいいんかいなあ・・・
まあいいや。
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道らしきところを進むと、標識がありました。
崖の下を覗いてみると、おお、たしかに丁石の後姿が見えました。
なるほど、これか。
下まで降りては行きませんでしたけどもね。

去年食べた渋柿は既に木からすべて落ちていました。
木守り柿もありません。
もしもまだ実がなっていたら・・・食べるかもしれません。
美味しそうだったんですよ、これ。

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ゴールが近い雰囲気が漂ってきました。
緩やかな坂の向こうに青屋根が見えてきます。
この景色は結願のムードを高めてくれるのですよ。
ああ、やっぱり歩きはいいなああああああ。

歩々到着ですがな。


1430
88番 大窪寺着
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通算6巡目の結願です。
来月12月の行事に備え、11月中に結願したかったので
10月・11月は少し無理をした行程でした。
兎にも角にも6巡目終了です。

今日の大窪寺境内はお遍路さんよりも観光客の方が多いような気がします。
紅葉のスポットなんでしょうね。
ガイコクジンのダンタイサンも沢山います。
でも残念ながら先週に紅葉の盛りは終わったようでした。
ああ、桜の季節といい紅葉といい、タイミングが難しいなあ。

本堂前境内で
「さあ、あっちでパンパンするのよ」
な~んて怪しげな声が聞こえてきます。

案の定ご本尊の前で
子供たちが盛大に拍手を打っていたので
「お寺ではね、パンパンはしないんやよ」
と教えてあげたら
三十台くらいの母親が赤面していました。

物を知らない母親のせいではなく、
きちんと教えなかったお爺ちゃんお婆ちゃんが悪い。
ちゃんと文化は継承しなくてはいけません。

杖が奉納されている所の前で
男性2人連れに声をかけられました。
「あの~、杖って奉納するんですか?」
「歩きですか?車ですか?」
「車です」
「歩いていると杖が自分の大切な連れになってしまい、奉納する気にはなれないのですよ」
「そんなもんですか」
「奉納したいと思う人はしてもいいんです」
「はあ」
「身内のお葬式のとき、お棺に杖を入れてあげると死出の旅立ちに役立ちますよ。その白衣も」
「なるほど!」
その後彼らは杖を持ったまま駐車場に向かっていきました。

納経所で、最後のご朱印を頂きました。
この納経帳にも長いことお世話になりました。
雨の中風の中、暑い日も寒い日もわしに付き合ってくれました。
雨の染みとか少しゆがんだ様にも思い出が沢山詰まっています。
最初に頂いた当て紙も、朱や墨でお化粧されて貫禄一杯です。

気が抜けたら急に足の関節が痛くなってきました。
あわててロキソニンを飲んで、休憩に行きましょう。

おなじみ門前の飛猿閣

「こんにちは~!」

80過ぎのおかあさんが店番をしていました。
「おでんを食べさせてください」
ストーブの前で熱々のおでんを食べます。
毎回ここでゆったりさせていただくのが楽しみ。
おかあさんとの世間話も楽しい。
わしの描いた新作の札所の絵を貰ってもらいました。

記念散華
札所で今年いただける日本遺産記念散華の台紙、
ここのお店にはオリジナル台紙があります。
霊場会発行の台紙は、綺麗やけど少し大型なので飾るのが大変なんですよ。
ここのは丁度いい大きさで、額縁に入れて飾りやすい。
半年前にここでこれ見つけたときに買おうか買うまいかと悩みましたが
今日は迷わず買いです。
散華も2周分揃っているので丁度いい。

お茶を飲みながらお話している間にも参拝を終えた人達が
お店にやってきて、記念散華の台紙を見て
「ああ、こっちのほうが小さくていいわあ~」
と買おうか買うまいか悩んでいました。

それ見ていてわしは、「買いなよ!」なんて
余計なことを言うまいと黙っていました。
わしはお客であって店員ではないからです。

足の痛みも落ち着いてきたことだし、
さてお宿に行きましょう。
おかあさん、また半年後に来ますのでそれまでお元気で・・・


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門前は今日も賑やかです。
わし、門前町の賑わいって大好きなんです。
心がウキウキしてきますよね。

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残念ながら鮮やかな紅葉見物はできませんでした。
「あ!こっちはまだ綺麗やよ!」
「ほんとや!」
紅葉狩りの家族の歓声が聞こえてきます。

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さっきおでんを食べてしまったので夕食に備え
今回は打ち込みうどんは控えておきましょうか。


1530
民宿「八十窪」着
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宿泊5回目の定宿になってきました。
大窪寺門前にはここしかないので、早めに予約を取っておいたのです。
でも常連ぶるのは野暮です。

「こんにちは~!お世話になります!」

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お風呂が沸いているので早速お洗濯とお風呂を済ませます。
まだまだ夕食までには時間があるので
お酒を飲んでひっくり返りながら、
今日撮った写真をスマホに移しました。

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本当はwifi転送できるデジカメが欲しかったのですが
高いので原始的な方法でSDカードからスマホに移し、そこから
facebookへ今日の記事をUPしました。
それやっていたら、酔いに疲れも加わって、いつのまにか爆睡状態

1740
「食事ですよ~!」
の声に目が覚めました。
寝ぼけまなこでヨロヨロと食堂に行ったら
待っているのは名物の結願お赤飯
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同宿者は
おじさん遍路2人、御刀自様遍路1人、夫婦遍路1組それにわしの6人で
久々に賑やかな夕餉です。
みなさん区切りの歩き遍路さんで
結願の喜びを賑やかに語り合っています。

わしは自分の事をひけらかす趣味はないので
話しかけられる他はニコニコみんなの話を聞いていました。
時々お礼参りとか高野山へのルートを尋ねられる分だけ教えましたが
インターネットで予習をしてきた人もいて詳しそうだったので、
自分からは余計なことは言いませんでした。

教えたがりの偉そうに語る人は敬遠されがちなのは
今までの自分の旅の中で経験済みなのです。

1周目は夢中で、
2周目は得意になり
3周目には少し解ってくる。

わしも少しは解ってきたかなあ?自分の事はよくわからん。


夕食を終えて2000に寝ましたが
少し早かったか?夜中に何度も目が覚めてしまいました。
夜中の0時に窓の外を見たら、まだ雨は降っていません。


11月27日(日)
0600に朝食です。
冷たい雨が降っているので気分は高揚しません。
でもこれから歩いてお礼参りに行く人もいるのですよ。

今日の予定としては
門前のバス停から1000発のコミュニテイバスで高速バス停まで行き
1130発の高速バスに乗ってなんばに帰る予定で
チケットも買っていたのですが、気持ちが変わりました。

予定を変えて「JR志度駅」から
岡山廻りで帰ることにしましょう。
前回、志度からも高速バスをキャンセルしてJRで帰ったっけ。

0640発で民宿の車が途中のバス停まで送ってくれるので
それに乗って帰ることにします。
車で10分少々、始発のバス車庫まで送ってもらえました。
0700発、0745「JR志度駅」に着きました。
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高松まで普通列車に乗り、宇多津経由で岡山まで。
そこから新幹線で新大阪に着いたのは1105
昼過ぎに寝ぐらに到着しました。


来週の12月7日は善通寺で研修会
引き続き父親の49日法要と忙しい日々が続きます。
むしろ忙しい方が日常生活の張りとなって時間が充実していますね。
こんなんで、今年もあと僅か。

12月も充実して過ごしましょう。
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おきらく歩き遍路(通算6巡目)81番白峯寺~86番志度寺

おきらく歩き遍路(通算6巡目)81番白峯寺~86番志度寺



平成28年11月12日(土)
今日は0508始発の列車に乗り、
新大阪~岡山~宇多津~八十場と順調に列車旅を楽しみ、
四国に侵入しました。
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0812
「八十場駅」着
ここから白峯寺まで歩きます。

今日は天気も上々、それに寒くないです。
ヒートテックのアンダーシャツを着てきたんですが、汗をかきそう。
天皇寺から白峯寺のある白峰山への遍路道は、標識も少なく
ここ歩いていて正しい道なのか?
と心配になってしまいます。

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電柱に見つけた遍路シールの痕跡を
じっと目を凝らせば矢印の跡が見える。ここだ!
今度油性のマーカーを持ってきて塗りましょうかね。

艱難辛苦の上
見覚えのある高野町界隈にたどり着きました。

ここには番外札所 松浦寺があります。
いつも気になっていたところです。
行こうか・・・行くまいか
迷ったら進めです!


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
番外札所 松浦寺遍照院
弘法大師が42歳のときこの地を訪れた際、西の方角より阿弥陀如来が現れ、
まばゆい光を放って辺りを照らしたという。
そこで大師は阿弥陀如来を刻んで本尊とし、堂宇を建立した。
この時、大地が鳴動して大きな丸い石が湧出したので、大師はその石の上で
求聞持法を修し、自像を刻んで安置した。
厄年の者がこれを拝して厄除けとしたことから、『厄除大師』と呼ばれるよう
になった。

またここの地名は「高屋」という。
今は衰退しているという雰囲気が漂うが、由緒正しい寺院である。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

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山門の荒れ果てようが痛々しいが
朽ちかけた古寺、という雰囲気も妙にいい味です。
不謹慎である!と怒られるかもしれませんね。
すすすいません。

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ここから山道の車道を通って白峰山に登ります。
わし、こっちの道のほうが好きなんですよ。

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「血の宮」と、別当寺の曼陀羅霊場14番観音寺
忌中のわしは鳥居をくぐることは出来ないので
眷属様に怒られないよう遠くから遥拝のみします。

スカイラインをグネグネ歩くと、
崇徳天皇陵墓へと至る参道に出ます。
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ここから白峯寺まで1.0kmと表示がありますが
どっこい、なかなか骨の折れる参道なんです。
延々と続く石段に、心が折れそうになった事がありました。

五色台はハイカーの登山道として人気の
トレッキングコースなんでしょうね。
お年寄りの夫婦や、夫人達のグループとすれ違ったり
追い越したり。
若者たちが石段を駆け上ってトレーニングをしています。

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今日はなんだか調子がいい。
ダブルストックのお陰か、気候のせいか、お山の霊気か
石段を登るのがそんなに辛くはないよ。

割とすぐに崇徳天皇陵にたどりつきました。
ここでも遥拝のみにします。
今日は上空にカラス様はいないなあ。
やはり眷属はわしから遠ざかっているのでしょうか。


1030
81番 白峯寺着
駐車場は車で一杯です。
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門から出てくる婦人たちはミカンの袋を抱えていますよ。
ああ、納経所前の参道でミカンを売っているんですね。
わしも欲しかったんですが、一袋の量が多すぎる。
御接待で少し置いてないかなあ・・・ない。
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山奥のお寺の紅葉の美しさは言葉に表せません。
もう少し季節がさがればもっと美しくなっているのでしょうね。

大師堂前でオートフォーカスで記念写真を撮ろうと
一生懸命セットしているお父さんがいたので
「もし、シャッターを押して進ぜようかの?」
ついお節介を・・・

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紅葉の美しい境内を歩いていると
目に入る景色すべてが心地よく、
気持ちがゆったりしてきます。
ああ、日本は美しい国やなあああああ。

この気持ちを持ったまま、次に行きます。
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ちょっとこの看板が気になりますが、
今日はハイカーたちが沢山山道を歩いているので
獣たちは寄ってこないでしょう。
それでも金剛杖につけた鈴をボリューム全開で鳴らしながら歩きます。

白峯寺から500mほど山道を歩くと左に灯篭があります。
前々から気になっていたんですが、
この奥に白峯寺奥ノ院があるのです。


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石畳の道を100mくらい下っていくと、
崖のわずかな空間にお堂が建てられていて、
その中に毘沙門天の石仏が安置されていました。
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白峯寺奥ノ院毘沙門窟着
火気厳禁なのでお賽銭、読経のみをします。
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民俗学者の五来重氏によると、瀬戸内の海上に光を放つ流木があったので
引き上げて千手観音を刻んで白峯寺ご本尊とした、という話があり
流木を引き上げたという伝承の場所が白峯寺の海の辺路で、
そこが奥ノ院だそうな。
たしかにここから海が見える(気がする)が、
先の伝承の奥ノ院は相模坊天狗を祀っているので、
ここの奥ノ院とは違うのかな?


今日は本当に調子がいい。
古傷の足の関節は痛み止めも効いていてそんなに痛まない。
登り勾配の道もあるが、あえぎあえぎ登る道でもない。
調子よく歩く。山はいいなあ。

お腹もすいてきたことですし、
閼伽井のベンチでお昼にしましょうかね。
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これは昨夜自分で作ってきた炊き込みご飯のお握りです。
巨大なんで1個食べたら結構お腹に来ます。

登り道を登りきったら車道に出ました。
すぐのところにある接待所には今日は誰もいませんね。
その先にある茶店にフラフラと入ってしまいます。
さっきお握りを食べたばっかりなのに、
頭の中は「何を食べようかな?」で一杯なんです。
親子丼とおでんを頼んでしまいました。

親子丼を待つ間に、ふと目に付いたのは
「八十八ヶ所を徒歩で百回参拝した方の納札」
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おおおおお、すごいですねええええ。
なんでも高知県の農家の方だそうで、すごい早さで歩いて廻るそうな。
何年かかって百回廻ったのかなあ。
わしには到底出来ないよ。

でも歩くことが出来る限りは歩いていきたいと思います。
車だけで百回廻って錦札切るような真似はしたくないなあ。
20回くらいは歩きで廻りたいと願う凡俗のわしです。

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車道から遍路道へと下ると宿泊できる遍路小屋があります。
お茶接待用の屋根の下にはオジサン遍路が2人占拠していて
騒々しくお喋りしていたので、寄るのは遠慮しておきました。


1320
82番 根香寺着
ここの駐車場も満杯で、空き待ちの車が車道を塞いでいたり
混雑しています。いまが秋遍路の真っ最中なのでしょうか。
幸いダンタイサンのバスはいない。
ここの紅葉も来週にはもっと綺麗になっているでしょうね。
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小型犬を連れた婦人がショルダーバッグに犬を入れていて、
大人しく顔だけ出して参拝に付き合っていました。
納経所で並んでいるとき、知らずにいた別の婦人が
顔だけ出している犬に気づき、大層驚いていました。

さて今日のお宿は80番国分寺門前のえびす屋さんです。
白峰台の稜線を歩き、国分寺へ降りる道を降りようか、
このまま鬼無に降りようか、ちょっと迷いましたが
景色もよさそうなので鬼無への車道を降りることにしました。

実はこれが間違いでした。

この道は83番一宮寺への道なので、むしろ80番国分寺から
遠ざかっていくのです。
途中から気が付いたのですがもう遅い。

結構時間をロスしてしまったので
「鬼無駅」から下り列車に乗って「国分駅」まで行きました。
国分寺前を素通りするのは失礼なので
本堂まで行ってご本尊にご挨拶をしてから
本日のお宿の「えびす屋」に到着!
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玄関には、去年わしが差し上げた国分寺の絵が飾られていました。
なんか気恥ずかしいよね・・・
洗濯・乾燥はお接待、お風呂に入ってゆったりしていると、
階下から魚を煮るいい香りが漂ってきて、すきっ腹に沁みます。

今日の同宿者は定年後のおじさんたちが4人です。
通しが1人、あとは区切りです。

区切りの1人は、わしの住む裏京都市の方でした。
世間は狭いですね~。
それから、わしのブログを読んでくださっている方もいて
ちょっと恥ずかしかったんですが、
少しすこしでもわしの記事がお遍路さんたちの情報源となれば・・・と
考えます。
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あいかわらずここの魚の煮付けはタレが絶品で
魚を食べた後もタレをご飯に絡めて食べると
またそれだけでご飯一杯分食べられます。

お遍路仲間の評判では、ここのお宿は
『遍路の予定を無視した予定を押し付ける』
なんて書かれていますが、
それは大きな間違いです。

80番国分寺は開門が0700で、
それ以前には境内には入れないのです。
ですから早立ちのお遍路さんが納経所が開く0700以前に
お勤めして、御朱印を貰おうとしても、無理なのです。

この理由から、女将さんは前日1700までに国分寺を打つことを
お勧めしているのです。
決して遍路予定の押し付けではないのです。

お遍路宿や、札所の評判というのはお遍路さん個人の主観に
基づいた事なので、あくまで本人が経験して評価を決めるべきです。
後述する志度のお宿の件に関しても、わしの経験からの主観です。
今書いた事と矛盾するかもしれませんが
お宿を決めるのは、あくまで本人次第です。

部屋に戻って荷物を整理していて、あっとおどろき。
遍路地図がない!
荷物を全部ひっくり返しても、ない。
きっと根香寺の大師堂脇で下山ルートを検討する際に
遍路地図を引っ張り出して
リュックに入れ忘れてしまったのか。

ああ~

色々考えてみました。
6周目も終わりに近づいて
そろそろ遍路地図も頭に入っていることだし、
もう遍路地図に頼るな、というお告げなのかしらん。

そう考えてはみたものの、やっぱり気になる。
たしか先日おきらく歩き遍路で一緒に歩いた今治のWさんが、
明日87番から車で逆に廻る、と言っていたなあ。
メールでお願いしておこう。
すみませんです。



11月13日(日)
0550
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朝から大飯をいただいて、早めに出発しましょうかね。
通し打ちのお父さんは4時頃出たそうです。
何でも一日4~50kmは歩くと言っていました。
わしにはそんな真似はできませんて。
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まだ国分寺の門は開いていません。

「国分駅」~「高松駅」まで移動して
駅前でコーヒーブレイク
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琴電「高松築港駅」~「瓦町駅」~「琴電屋島駅」まで移動します。
今日は日曜の朝なので観光客らしい人しか乗っておらず、
車内は空いていますね。

「琴電屋島駅」前にある屋島山上シャトルバスの駅でしばらく待ち、
0845発のバスで屋島山上を目指します。100円なり。

0900
84番 屋島寺着
さすがにここは観光地だけあって参拝以外の観光客も多い。
ひときわ賑やかなのは韓国人のダンタイサンです。
わしが参拝している姿を写真に撮ろうと追っかけてくるが
なんの断りもなく人を撮影するんはマナー違反じゃない?
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わしが嫌がって身をひるがえしたら
(サツエイ ダメナノ?)
という身振りをしました。
あたりまえじゃん!
ちゃんと被写体の許可を得るのは万国共通のマナーです。
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納経所ではわしの新作屋島寺の絵を納めさせていただきました。
「これ、シルクスクリーンですか?」
「い、いえ。パソコンで色塗ったのです」
「?」
「下絵を描いて、パソコンで取り込んで色塗るのです」


駐車場売店に寄ってみると・・・
今年もありました。
金陵酒造の純米新酒「ひやおろし」
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これ、カーチャンが好きなんですよおおおおお。
お遍路三昧の罪滅ぼしに、四国の美味しいお酒を送っています。
2本送りました。
これでよし。

今日は秋晴れのいいお天気なので
色々なイベントをやっていますよ。
屋島ウオークの御刀自さまたちが集まっています。
「○○ちゃん、ほらいくよ」
「わたしは膝が痛いんで、ここで待ってるよ」
「そんなの、せっかく来たのに~」
「そんなに大変じゃない路だって言ってるよ~」
「やっぱりここに居るわ」
姦しくも賑やかです。

シャトルバスで「琴電屋島駅」まで降りてきて
琴電に乗り、2駅先の「琴電八栗駅」まで移動します。
そこから五剣山を眼前に見ながら歩いて行きます。
八栗ケーブルカーに乗ろうか乗ろまいか・・・

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悩んだ末、歩いて登ることにしました。
登山道には大きな鳥居がある。
脇をくぐって・・・
名物草もちの店を横目で見ながら、
更にまた鳥居の脇をくぐり、

おや?

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「旧へんろ道整備復旧」ですと?
そおおおおおおかあ、わしはこれに呼ばれたんやね。

平成28年4月に地元の保存会が整備してくれたそうな。
ありがたや。
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「七曲り道」という名がついていて、
たしかに羊腸の小徑は苔滑らかです(苔はない)
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わしの地元の四国八十八箇所写しがある山に雰囲気がよく似ていて、
自然と顔がほころんできました。
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ああ、いいなあ。この路。
今日のお遍路はこの路を歩くためにきたんやなあ。

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やがて「お迎え大師」さまの下に出てきました。

門前の茶店にはアイスクリンがある!
前回、松山でアイスクリンを食べられなかった思い出が蘇り
参拝前ながら、店先にドッカと腰掛けてアイスクリンをいただきました。
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店の女将さんに七曲り道のことを話したら
小学生の頃には毎日その道を上り下りして通学していたのだそうな。
さぞかし足腰が鍛えられたでしょうねええええええ。

さて門の前にはまたしても鳥居があります。
右の脇を通ろうか、左の脇を通ろうか・・・


1120
85番八栗寺着
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寺域にある神社の眷属様たちに遠慮しながら境内を足早に過ぎる。
蝶々も鳥も虫も来ない。

境内には焼き栗の屋台がありました。
なるほど、八栗寺の縁起にちなんで焼き栗かああ。
鳥居の脇をくぐって大師堂へ急ぐ。

聖天様のご機嫌も気にしつつ、
さっさと納経を済ませ、
八栗寺を後にしました。

ここからまた車道の山道を下り、下界へと出てきます。
今日は車遍路さんたちがひっきりなしに通ります。

琴電「塩屋駅」の前にあるうどんやさんで昼食にしましょう。
最近はいつもここでうどんをいただきます。
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これだけで620円ですよ。
うどんを食べていたら、Wさんからメールが届き
「遍路地図ありましたよ!」

おおっ

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

ありがたいことです。
12月の善通寺研修会で会った時に渡してもらうことにします。
ありがとうございました。

お腹も出来た事だし
お遍路地図も見つかって
心安らかに志度の町を歩いて行くと
平賀源内の生家や資料館が見えてきます。


1330
志度寺奥ノ院地蔵寺着
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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
志度寺を開いた薗子尼が住んでいたので「薗子屋敷」といい、
また「文殊屋敷」とも呼ばれ、志度寺よりも古い寺である。
景行天皇の頃、土佐の海に大魚が居て、舟を襲い人を喰い横暴の限りを尽くした。
日本武尊の子、霊子が悪魚退治を命じられた。
霊子は五百の軍船を造り千数百の兵士を集めて出発したが、
悪魚に舟も兵士も一飲みにされてしまった。勇敢な霊子は体内の軍船に火をつけ、
悪魚を退治したので、褒美に讃岐の国を貰い、国司として善政をしいた。
里人は讃留霊王(さるれおう)と呼び尊敬した。
悪魚のたたりを恐れてお堂を建ておまつりしたのがこの地蔵寺と伝えられている。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

お勤めを済ませて納経所を見ると、閉まっています。
本坊の方に行ってチャイムを鳴らしたら住職が出てきて納経所を開けてくれました。
とても人当たりのいい住職で、
自分自身も歩いてお遍路をしたそうです。

「このあたりに来るお遍路さんは皆、満ち足りた顔をしてにこにこしているので
そんなにお遍路は楽しいのか、と自分も歩いてみましたが、楽しいどころか何て
しんどいものかと実感しました。
ここまで来ると結願近いお遍路さんの顔は、皆満足そうな顔になるのか、と自分で
歩いてみて解った」

大変興味深い話です。
なるほど、結願近くの宿で一緒になるお遍路さんは、もうすぐこの旅も終わりか、
といった安堵感と、旅を振り返り、感慨深い気持ちが入り混じっていることを
感じたものです。
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御接待にお茶をいただきました。

ここからまっすぐ進めば、もう志度寺です。


1359
86番 志度寺着
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鬱蒼とした寺域は紅葉が鮮やか、と思いきや
意外と緑が多いですね。
門の脇では、お寺の方がピンセットで小さな雑草を抜いていました。
なるほど、ここの木々はこういう方々の努力で美しく保たれているのですね。
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それにしても、蚊が多い。
まだまだ温かいからでしょう。
本堂の周りは線香の煙で蚊が近寄ってこないのですが
一歩離れたらたちまち寄って来ます。

案外早く今日の予定が終わってしまいました。
いまから宿に行くのは早すぎるなあ。
本堂脇のベンチに腰掛けてちょっと休憩しましょう。
ここならば蚊が寄ってこない。
温かい日差しでうつらうつら・・・昼寝してしまいました。


1500
そろそろお宿に行こうか。

今日のお宿は志度寺から歩いて3分、「栄荘」
夕食が豪華というので楽しみにしていました。
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洗濯はお接待、乾燥は200円だそうです。
お風呂に入り、本を読んで時間を潰していると、

1720頃
腰の曲がったお婆さんが夕食を知らせに来ました。
今日のお泊りはお遍路さんはわし独り。
4人は工事関係の長期滞在者で、食事はもっと後の時間です。
ここは「海鮮料理いせだ」から料理を持ってくるそうで、美味しそう。
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でも

ご飯がないよ。
ビールを頼んだから、後で持ってきてくれるんでしょうか。
この蕎麦はどうやって食べるんかなあ。

わしとしてはかなりゆっくりと食べたのですが、
最後までご飯は来ませんでした。

お婆さんが忘れてしまったのでしょうか・・・

食事を終えて帳場に行き、
「あの~、ご飯は・・・」
女将さんが出てきて
「あっ!」
不具合に気づいたようです。

お婆さんは少し耄碌しているのだろうか。
「お蕎麦のつゆが来なかったんですが・・・」
「お鍋に入れるのです。お婆ちゃん、教えてあげなきゃだめじゃない!」
「£БдЖ・・・」
お婆さんによると、蕎麦は鍋に入れるのが普通だそうだ。

ええ~~~~っ!

一見のお客さんはそんなこと知りませんよ。
女将さんが
「お握りを・・・」
「今頃それだけ食べてもしゃ~ないやんけ!」

とってもとっても残念な夕食でした。


そのほか細々と不具合な事件が続いたが、
もう書くのはやめておいて、
お遍路さんは早寝早立ちなのでもう寝ます。

途中何度かメールの着信やSNSの書き込み連絡で眠りを破られましたが
21時前には高鼾でした。


11月14日(月)
0430に目が覚めました。
身支度などをして時間を潰し、
0630に朝食
またしても色々あったが、書くのはやめておきます。

さっさと朝食を済ませて
宿泊代を払いに行きました。
昨夜の夕食の件もあったが正規の料金を請求されたので
言われるままに払いましたが、
もうここの栄荘に泊まるのはは遠慮したいなあ。

徹底的に御縁がなかったと思うしかない。

御接待らしきお握りを出されましたが、
敢えて遠慮しておきました。
御接待をお断りしたのは3年前の車接待以来です。

そのままJRの駅まで歩いて行き、普通~快速を乗り継いで岡山まで行き
新幹線で新大阪まで帰ってきました。

どうも志度ではいいことがないなあ。
なにかわしの訪問を妨げている何かがあるのかしらん。

気を取り直して
次は11月26日(土)に87番長尾寺、88番大窪寺を打って
6巡目の結願となります。
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おきらく歩き遍路ツアー第4回 46番浄瑠璃寺~51番石手寺 三坂峠下り

おきらく歩き遍路ツアー4
46番浄瑠璃寺~51番石手寺 三坂峠下り

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平成28年11月5日
今年最後のおきらく歩き遍路ツアーは三坂峠を下り、
快晴の松山市内を楽しく歩きました。

今回の参加者は皆勤賞の東京からのAさん、
今治からのWさん。

Wさんは車で9巡廻っているのですが歩きは初めて。
勇気を振り絞って歩きに参加してくれました。
その一歩を踏み出すのって、
大変なエネルギーが要るものです。
おきらく歩き遍路が歩く契機になってもらいたいと考えています。

皆勤賞のAさんには行動中、
色々至らない点をサポートをしていただきました。
ありがとうございます。


11月5日(土)
0550
夜行バスは「JR松山駅前バス停」に着きます。
まだ夜は明けていない。
身支度をしてコーヒー飲んで落ち着いていると
リュックを背負ったAさんが来ました。
前日飛行機で松山入りしていたそうです。
すごい。
彼もまた重度のお四国病に感染しているのですね。

「おはようございます」
「おはようございます」
「寒いね~」

0630
久万高原行きのバスに乗り込み、三坂峠を目指します。
途中ジャージ姿の学生さんたちが大量に乗り込んできましたが
運動公園でドッと降りて行きました。
バスの車内は久万高原に行く人が数人
杖を持ったお遍路さんもちらほらいます。

Aさんとお遍路の四方山話をしているうちに
あっという間に「三坂峠バス停」に着きました。

0730
下界よりも気温が3~4℃は低いなあ。
Aさんのお握りを持つ手がガタガタ震えています。
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お腹もできたことだし、
装備を再点検して、さあ出発!
ここから坂本屋まで約1時間
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三坂峠の道は綺麗に整備されていて、とても歩きやすいです。
地元の人達が大切にしているのですね。
岩が露出している場所は滑りやすくて危ないのですが
今日は苔が湿っていないので安全です。
雪が積もっているときは危なかったなあ。

こんなに順調でいいの?
と思うほど快調に下り道は続きます。
あっという間に王子社跡の東屋に着くと、
もう少しで坂本屋さんです。
向こうから逆打ちのお遍路さんが上がってきました。
御刀自様の一人旅です。
「おはようございます!」
「おはようございます!」
この坂を登るのは大変でしょうね。

里の匂いが濃くなってきました。
秋はまだ深まっていないのですが、
秋の山里はいい景色ですねええええ。

0828
坂本屋着
まだ開いていないかなあ・・・・
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おおっ
開店準備中です!
長老のFおかあさんが雨戸を開けていましたよ。
「おはようございます!」
「おはようございます。休んでいきませんか?」
「はい、ぜひ!」
お茶とお茶菓子をいただきました。
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いつきてもここは、ほっとする場所です。
いつまでもいつまでもここにいたいなあ。

でも浄瑠璃寺でもう1人の参加者が待っているので、
後ろ髪引かれる思いで旅立ちます。

棚田を縫うような道を降りて行くと
網掛け石と大師堂が見えてきました。
さっそく本日最初のお参りをしましょう。
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網掛け石、よく見ると溝に一円玉がたくさん供えてありますよ。
この岩は火山弾なのでしょうね。

1003
46番 浄瑠璃寺着
本日のもう1人の参加者、Wさんが今治から車で来て
待っているはず・・・
今日は久々に黄色い旗をリュックにくくりつけて目印にしています。
どこにいるかな?
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本堂でのお勤めの後、お声がかかりました。
「こんにちは。はじめまして」
「今日はよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします」
ここからおきらく3人旅の始まりです。
Wさんは車をここに置いて、夕方のバスで戻って来る予定です。

最初から車でお遍路すると
いつかは歩いてみたいと思ってはいても
なかなか一歩を踏み出す勇気が湧かないものです。
わしのおきらく歩き遍路ツアーは、
そういった方たちのお力になれれば、と始めたのです。

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独りで黙々と歩くのもいいのですが、
みんなでワイワイ楽しく歩くのもいいもんです。
1km弱を歩くと


1043
47番 八坂寺着
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「あっというまですね~!」
「楽しく歩いているからですよ」
今日は門前にニャンコはいるでしょうか?
いないなあ。
あ、納経所前で銀ネコちゃんが寝そべっていますよ。

まずはお勤めです。
9周廻っているWさんは家が真言宗で、勤行次第も滑らかです。
また、優れた先達さんから教えを得ていて
普礼真言から始めています。
わしはその姿にいたく感銘を受け、お教えを請うことに。

日帰り列車遍路の際に70番本山寺で見かけた先達さんの唱える
普礼真言に聞きほれていて、自分も唱えたいなあと思っていました。
今日ここで教えていただけたのはお大師様のお導きでしょうか。

また、今日は父親の二七日、義父の十三回忌なのです。
不埒なわしは参列せずお遍路に・・・
でもね、形ばかりの法要に参列するよりも
お遍路をすることが供養になりますよ、とも聞いたので
それを拠り代にして念入りに勤行します。

ご朱印を貰って出てくると、さっきの銀ネコちゃんがいました。
「こんにちは。お参りさせていただきました」
「ニャイ~ン」
わしの足元に擦り寄ってきました。
おお、眷属様は歓迎してくれているのですね。
「ありがとうございます」
「ニャイ~ン(ようお参りでしたニャ)」

門を出て遍路看板に沿って歩こうとしたら
もう1匹白ネコが来ました。
「こんにちは」
「ニャイ~ン」
またもわしの足元に擦り寄って来ました。
「ありがとうございます」
「ニャイ~ン(道中安全にニャ!)」
眷属様のお見送りを受けました。


1135
別格9番 文殊院着
おや、見慣れたお顔が見える・・・おお、
坂本屋メンバーの「門前の小僧」さん!
わざわざ御接待に来てくれています。
ありがとうございます!
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お勤めが済んで、
鐘楼脇でお茶と坊ちゃん団子の御接待をいただきました。
車遍路のWさんにとっては
遍路道での御接待初体験です。
喜んでいただき、わしも嬉しい。
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身も心もほっこりして、出発
途中には衛門三郎の8人の子供たちを祀った
「八つ塚」の標識があります。

「ちょっとこっちへ行って見ます?」
「遠くないですか?」
「いえいえ、すぐそこです」

やがてお地蔵さんを頂いた小ぶりの塚が見えてきました。
もともと古墳だったのが衛門三郎伝説と結びついたのでしょう。
車やバス遍路ではここまで来るのは稀でしょうね。

「わ~、すごい。初めて来ました!」
Wさんは興奮気味で、次々に現れる塚を数えています。

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家と家との隙間にも塚があります。
わし、ここは知らなかったなあ。

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田圃の中に塚が並ぶ景色は
一種独特の和みの雰囲気を醸しだしていて
いつまでもここにいたいという気持ちになります。


札始大師堂着
「ここの中で泊まる事ができるのですよ」
「え?お布団は?畳は?」
「いえいえ、この長いすの上で寝袋で寝るのです」
「へえええええ~」
「それに、ここのトイレが素晴らしいのですよ」



「歩きって楽しい~」

Wさんは歩きの楽しさに目覚めてくれました。
もともと石鎚山登山をされていたそうで、
歩き遍路をしないなんてもったいない!

出発前に子供さんに反対されていたんですって。
このペースならば1日に30kmは軽く歩けるでしょうね。
歩きの楽しさをお友達にも伝えてください。

そろそろお昼時になってきました。
どこかで食べましょうか。
うどん屋がありますよ。覗いてみたら・・・
行列が出来ている。ああ、こおりゃあかん。

ほか弁があるよ。
あそこでお弁当買って次の札所で食べましょうかね。
Wさんはお弁当を持ってきているので
わしとAさんはステーキ弁当と空揚げ弁当の大を頼みます。


1252
48番 西林寺着
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「本当に川より低い所にあるんやねえ」
「無間地獄に落ちるか、落ちないか・・・」

ここでの勤行先達はWさんにやってもらいました。
Wさんも12月に先達研修会に出られるとか。
わしと同期ですね。
それに子年も一緒で千手観音様の御加護を頂いています。
でも彼女はお不動信仰に篤い方で、
不動霊場巡りをしているそうです。

そういえば、
お勤めの最中蝶々やカマキリ、それに鳥などが次々と顕れます。
どなたの御縁でしょうか?

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ご朱印貰って休憩所でお昼にしましょう。
遠足みたいで楽しいですね。
「おやつは500円までです」
Wさんから善通寺のかたパンを頂きました。
硬くて腹持ちのいい携帯食ですね。

バリバリボリボリ
「え?こんなに硬いのにもう食べたの?」

浄土寺方向へ歩くと「遍路橋」があり、
その先に、先ほどの門前の小僧さんが待っていて、
文殊院で撮った記念写真でカレンダーを作ってくれていました。

さすがの早業ですねえ。
それに坂本屋の守り札も頂きました。
重ね重ねありがとうございます。
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遍路道は街中に入り、交通量も多く危険度も増します。
横一列に並んで歩くことはできません。
踏み切りを越えたら山門が見えてきました。


1423
49番 浄土寺着
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旅も後半になってくると疲れが出てきました。
「大丈夫、わしらも疲れてきていますよ」
「ああ、そうなんですか。私だけだと思った」
安心してください。
独りだと疲れても独りですが、
みんなで歩くと疲れは気になりません。
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後半はわしが勤行の先達見習いです。
一生懸命覚えた普礼真言が、いざというときに出てきません(汗)
なんとかWさんのフォローで乗り切ることができました。

「さあ、あと2ヶ寺です」
「ああ、三坂峠から参加すればよかったわ」
「またの機会に!お四国は逃げはしません」
今治の人に四国は逃げない、とは言えませんね。


1506
50番 繁多寺着
「駐車場にアイスクリンの屋台があったら食べるぞ!」
「ええっ、いまの季節、そりゃないでしょう」
「あったら食べたい」
「そうですね」

駐車場には自家用車しかいませんでした。
残念!

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本堂では、
またしても怪しい勤行次第を汗流しながらやりました。
拙い普礼真言は、大金剛輪陀羅尼でお詫びします。

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ゴールまであと少し。
51番までの道は、歩道のほとんどない危険な道なのですが、
ふと見るとテプラで「遍路道」と貼ってあり、脇の路地へと導いています。
それも新しいよ。

細い路地を通リ抜け、この先はどこに行くのか迷っていたら
近くの家から、おじさんがミカンを持って出てきました。
「この先の二階建ての家の裏を左に曲がるといいよ」
彼は危険な遍路道を憂いて、安全な回り道をテプラで
示してくれている人でした。

まだ貼ったばかりなので、この先の案内表示はこれからです。
なんにせよありがたいことです。
松山市内でお大師様にであえました。

小高い墓地を通り過ぎたら51番石手寺まではもうすぐです。
山の上には大師像が見えてきました。

Wさんは「石手寺前バス停」から浄瑠璃時方面のバスに乗って
浄瑠璃寺駐車場に停めてある車で今治に帰ります。
バスは一日数本しかないので時間に余裕がなくなってきた・・・


1557
51番 石手寺着
やった~!ゴールです!
境内では、崔象喜(チェ・サンヒ)さんが待っていてくれました。
彼女が韓国で出版したお遍路本に、
わしがイラストを書いたご縁で今回ここでお会いして、
出版した本をいただきました。

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今回最後のお勤めを万感の思いで、
しかし少し急ぎながら終えました。

Wさんに歩き遍路を楽しんでいただき、
やってよかったと自画自賛です。
バスに間に合うよう、Wさんは急いでバス停に向かいました。

わしはこの晩は石手寺の通夜堂のご厄介になります。
Aさんはこれから徳島まで移動して、
加茂谷のイベントに参加します。すごいエネルギーやね。

通夜堂を見てみたいというAさんと崔さんを連れて通夜堂へ。
あまりに奥まった古い建物なのに興味津々のようです。

彼らと別れ、ここからはわし独りの世界です。
今夜はここで寝るのですが、前回ほど怖くはないね。
札所の有名寺院に妖しいものはいないからです。

納経所の今日の宿泊名簿には外人さんのサインがありました。
そういえば入るときにすれ違ったなあ。風呂に行くのかな?
通夜堂内には外人さんの体臭が残り香として漂っていました。

布団を引っ張り出してきて、自分の陣地を作ったら
もう動きたくなくなってきましたよ。
外は暗い。
汗もかいたんですが、さほど気にならない。
えい、風呂は明日の朝にしましょう。

そうと決めたら買ってきたお弁当を広げ、
ウイスキーの小瓶を飲んだら寝ましょうかね。
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1800
早すぎるかなあ・・・
布団にもぐりこんだら
前後不覚に眠りこけてしまいました。
夜中に外人さんが帰ってきた音がして、
衝立の向こうに行ったようです。
さぞわしのイビキの騒音に悩まされたでしょう。
合掌


11月6日(日)
やはり朝4時に目が覚めました。
まだ空は暗い。
おしっこに行きたい。
ヘッドライトを頭に付けて暗い階段をそろそろと降りてトイレに行きます。
でも気味が悪いとは感じませんね。

昨日汗をたくさんかいたし、
それにわしはお酒を飲むとトイレが遠くなるんですよ。
10時間ぶりの排泄です。爽快そのものですがな。

また暗い中を布団に戻って潜り込んでも
目が覚めてしまいにけり。
スマホの画面をながめながら5時半まで寝たり起きたり・・・
外が白んできた頃起き出して身支度を整え
布団を片付けて通夜堂から出ます。
お世話になりました。

道後温泉で朝風呂と洒落こみましょうかね。
途中のコンビニでコーヒーと肉まんを買って歩きながら食べる。

道後温泉本館は6時に開くんですが
観光客で一杯なので興ざめ・・・
ですからわしは椿湯に行くことにしています。
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ここは地元の人が楽しむところなのです。
6時30分の開店までまだ少しあり、
お年寄りたちが集まってきてお喋りしながら待っています。

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荷物は受付のフロアに置かせてもらえます。
お遍路さんや観光客のためですね。
でも貴重品は自分で持ちましょう。

みかん石鹸つき貸しタオルを借りて湯船に行くと、
さすがに空いています。
朝湯を楽しむお年寄りとしばし湯に浸かる・・・

湯から上がって脱衣場の体重計に乗ったら、
2kg減っていますよ!
果たしてこれは脱水状態なのか本当に減っているのか??

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風呂上りに飲むジュースは格別ですねえええええ。

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さっぱりした身体で歩く朝早い土産物街は人通りもまばらです。
路面電車の「道後温泉駅」のホームで
電車を待っていたら名前を呼ばれました。
おお、崔さんです。御縁があるなあ。

彼女は「JR松山駅」から高知県方面に行くそうです。
わしは大阪方面に帰ります。
路面電車の車内でも色々お話をしました。
「JR松山駅」に着いて切符を買うと、お互い30分以上時間があります。

「モーニングヲタベテイキマセンカ?」
「は、はははい」

ここでも色々とお話をしました。
やはり、面と向かってお話をしなければ人となりは分からないもんですね。
人づてに聞いた評判で判断してはならないと痛感しました。

0816発の特急で岡山まで行き、
新幹線に乗り換えて大阪に帰ってきました。
日曜日を移動だけに費やすのはもったいないなあ、
とは思うのですが、ゆったりとした気分で帰りの列車旅を楽しみたい。
1400に帰ってきて、お洗濯や後片付けをして過ごしました。


今回のおきらく歩き遍路ツアーも
小規模ながら大成功だったと考えます。
一人でもいいから歩き遍路の楽しさを体感してもらったから。
こういった事をこれからコツコツとやっていきたいと考えます。

この先更に、人間関係や企画段階で
色々な障害や問題も発生していくでしょうが
これすべてお大師様から与えられた仕事と考え
前向きにやっていきたいと考えております。
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おきらく鉄っちゃん遍路(通算6巡目)79番天皇寺、80番国分寺、83番一宮寺

おきらく鉄っちゃん遍路(通算6巡目)
79番天皇寺、80番国分寺、83番一宮寺


平成28年11月1日


実はいま忌中なのです。
父が10月末に90歳の大往生をしまして
12月初旬に49日法要を行います。
ですから忌中の間は神社の参拝が出来ません。

なぜか?
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昔から聞いて知っていたことと、文献などから勉強してみました。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
昔から喪中は神社の参拝は禁忌であると聞かされていました。
でも、調べてみたら忌中(49日)のことであり、死者を悼み、ひたすら精進
潔斎して供養に努めます。忌が明けてから13ヶ月間の喪中は慶事への参加を控
えて喪に服する。神社仏閣への参拝はかまわない。
だそうです。

神様にとって死は穢れで、仏様はそうではない。なぜ?と聞かれても、神様と
仏様は種類が違うからだとしか言えません。死者を仏弟子として迎えます。
高次元の精神世界には色々あるのです。

神様にとっては「血」⇒「死」⇒「黄泉の国」が穢れであり、黄泉の国が苦手で
あり、黄泉の国は波動が低いそうです。
昔は怪我=死であり、肉体の内部が露出する事態が死に繋がる事が多く、「血」
が死に直結し、女性の生理も穢れにつながるのだそうです。
「こんなの女性差別よ!」と言われるのですが、古代から言われてきた精神世界
の事は、たかだか100年くらいでは変革できないのでしょう。
将来神様のあり方も変わってくる可能性もあるかもしれません。しかし、人間が
神を変わらず敬っていけばの話ですが。

血のつながりの濃い肉親が亡くなると、人の周りに「喪」という物体が覆い、
背部には紐のようなパイプが付いていて、それは黄泉の国の入り口に繋がって
いるそうです。

神様にはそれが見えますので、とても嫌がり苦手とします。ですから喪を纏った
人が境内に来ると逃げていってしまいます。
また神様を守る眷族(けんぞく)達はとても怒り、
遠巻きにして怒っているのです。普段なら顕れる蛇や猫、蝶々などはいません。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

さて、79番天王寺高照院へ至る三輪鳥居をくぐる事ができるか?

前回、78番郷照寺のあと、天皇寺へ行く前に訃報が入り
急遽引き返したために行くことがかなわなかった札所を打つため
突撃日帰り鉄っちゃん遍路です。
これも定着してきたなあ。

こんなに慌しくお遍路をする必要はないとは思うのですが
どうしても11月中に6周目結願したいのです。
そう思い込んでいる自分なのです。

0508始発の列車に乗り、「なんば」~「新大阪」~「岡山」~「高松」
やってきました。
高松駅構内には「連絡船うどん」の店がある。
ああ、お腹すいた。食べようか食べまいか・・・

いやまず参拝が先です。
琴電「高松築港駅」まで歩いていき、
琴平行きに乗り「一宮駅」で降ります。
そこから歩いて700m
途中ご出家様に出会いました。
合掌してご挨拶
「おはようございます」
「おはようございます」
なんか縁起よさそう。

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0914
83番 一宮寺着
境内からは不動明王様の真言が朗々と響いてきます。
地元の人でしょうか。老人が一心不乱に唱えています。

その勢いにつられて
わしもいつもより大きめにお勤めしました。

忌中の気を纏っている自分を気にしながらの旅です。
さて、仏様はどう反応されるでしょうか・・・

案に相違して何もありません。
そもそもわしには霊感がないので尚更感じません。
しかし動物の姿をした眷属は顕れませんねええ。

もときた道を戻り「一宮駅」へ、そこから高松築港行きに乗り
「高松築港駅」へ、更に歩いて「JR高松駅」に行きます。
次乗る列車の時間まで15分ある。
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よし、気になっていた「連絡船うどん」を食べよう!
券売機で天ぷらうどん(並)500円を買い、
店内に入ると・・・
無愛想なオバハンが不機嫌そうな顔で無言で券を受け取り
無言で天ぷらうどんをドンと渡されました。
これじゃあ仮に味がよくっても美味しさ半減ですよ!
30秒で食べ終えて店を出ます。

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琴平行き普通列車は平日の昼だけあってガラガラです。
しばしの列車の旅を楽しむ。
クモハは素晴らしい・・・・。
車窓から見える松並木は国分寺でしょうか。

「国分駅」に到着
陸橋を渡って駅を出て道路沿いを歩くこと10分

1050
80番 讃岐国分寺着
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今日も境内の松の緑が鮮やかです。
駐車場には自家用車が溢れ、
お年寄りの車遍路さんたちが次々と境内に吸い込まれていきます。
広い境内には様々な仏さまが祀られており
ご挨拶に忙しいね。

線香の煙が染み付いている大師堂兼納経所で
お勤め、納経を済ませ、山門を出て駅へ。
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来るときに気になっていた沢山の幟は
11月5日に「讃岐国分寺史跡まつり」があるのですね。
たしかにここは史跡の宝庫のようです。
徳光さんのお遍路番組でも紹介されていましたよね。


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次の列車まで40分くらいあります。
季節はいきなり秋になってしまっています。
日陰に入ると寒い。
ホームのベンチで本を読みながら時間つぶしていると
向かいのホームに来たお遍路さんから
「すいません、坂出行きはどちらのホームですか?」
と声がかかりました。
「こちらですよ」
ここに限らず、どのホームが上りか下りか、
はっきり記載されていない所が多い。
松山や高知でも、あわてて陸橋を駆け上った経験が再三あります。

やって来たのは軽装の初老のお父さんです。
「どちらまで?」
「八十場までです」
もともと坂出出身の方で、いまは神戸に住んでいて
最近逆打ち区切り遍路を始めたそうで、
八十場からは昔を偲んで坂出まで歩いて行くそうです。

3駅目の「八十場駅」で降ります。
そこから5分歩くと鳥居が見えてきました。

1210
79番 天皇寺着
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さてこの三輪鳥居をくぐるべきか、脇から入るべきか。
一瞬逡巡した後、駐車場~納経所~本堂に行きました。
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白峯宮の方向を見ないように、足早に通り過ぎました。
霊感の全くないわしには何も感じられません。
これはいいことなのか、悪いことなのか。
いつも来る蝶々は顕れません。

慌てていたせいで、手水舎に行くのを忘れていて
蝋燭を着けかけで戻る。
さっさとお勤めを済ませて、さっさと納経所に行きます。
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どうも失礼しました。

これから八十場を経て坂出まで歩くおじさんと別れて
わしは「八十場駅」に行きます。
途中踏切の向こうから賑々しい持鈴の音が聞こえてきました。
ダンタイの御刀自様たちです。
センダツサンがいないなあ。
ノウキョウチョウの鞄を重そうに持つテンジョウインさんと
ガイドさんだけ。
テンジョウインさんがセンダツをするのかな?

30分駅で待ち、琴平行きに乗り込み、
「宇多津駅」で岡山行きに乗り換えて
「岡山駅」から新幹線で「新大阪駅」に帰りました。

天候にも恵まれ、順調に日帰り列車遍路は終わりました。
忌中の天皇寺参拝に際し、
突然の質問に対して丁寧に助言をくださった皆様
どうもありがとうございました。
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次は11月5日(土)
三坂峠下りで46番浄瑠璃寺~51番石手寺(通夜堂泊)の
おきらく歩き遍路ツアー4です。
当日参加も歓迎します。
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おきらく歩き遍路(通算6巡目)71番弥谷寺~78番郷照寺

おきらく歩き遍路(通算6巡目)71番弥谷寺~78番郷照寺

平成28年10月22日、23日


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今回は丸亀市内を歩きます。

10月21日(金)

仕事を終えてそのまま列車に飛び乗り、
南海本線~地下鉄御堂筋線~新幹線~瀬戸大橋線を乗り継ぎ
「観音寺駅」に着きました。

その日の午後、鳥取県を震源とした強い地震があり
山陽新幹線などに運行の遅れが生じていました。
チケット売り場は変更や払い戻しを受ける乗客でごった返し、
やってくるはずの列車は遅れ、
影響のないだろうと思っていた四国の列車も15分くらい遅れていました。

まあ今夜中に観音寺に着けばいいやと、
あまり焦ることもなく列車の旅を楽しみ
2130頃に「観音寺駅」に到着しました。
その晩のお宿はパークホテル観音寺
素泊りで5980円です。
今夜の夕食はコンビニ弁当ですがな。


10月22日(土)
「観音寺駅」から0518始発の列車に乗って「みの駅」まで行きます。
この季節は夜明け前なので、空は暗い。
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0533「みの駅」に降り立ち、
今日は78番郷照寺まで行きます。
弥谷山を目指してまっすぐに歩いて行けば間違いないのですが
何せ街灯もない道です。
もしかして間違っている道だったらどうしよう?
暗い中で逆打ちなんてわしにはできないよ。

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夜が白々と明けてきました。
「四国第七十一番弥谷寺」の石柱が見えてきました。
目的地は目の前の山かあああ。
「八丁目大師堂」で今回の旅の無事をお大師様にお願いします。
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0630
71番 弥谷寺着
当然のことながら俳句茶屋は閉まっています。
でも中からは明かりが漏れてきているので
お店の人は起きているのでしょう。
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朝早い境内は誰もいない。
長い石段をえっちらおっちら登ると、
やがて心を挫くような108段の階段が現れました。
左足付け根の痛みは、鎮痛剤を飲んで誤魔化しています。
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涼しい朝なのですが、既に汗が流れる。
見晴らしの良い本堂にたどり着いたら先客が2組いました。
歩いている時はそうでもないのですが、
じっと立ってお勤めする時、痛みが気になります。

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もと来た石段を下り、大師堂へ靴を脱いで上がる。
果たして正座は出来るか?
おっかなびっくり正座してみたら、なんとか大丈夫です。
ここは納経所の人に丸見えなので
いい加減なお勤めは出来ません。

次に奥之院である獅子の岩屋へ移動し、
そこでも正座してお勤めします。

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奥之院納経帳にも御朱印をいただきました。
奥之院の御影はなく、そのかわりに紐を結んでくれました。
これ、何ていう名前なのでしょうか。

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石段を下まで降りてきて
まっすぐ行くと歩き遍路道
石仏さんと遍路道の札が出迎えてくれます。
いかにも遍路道といった風情がいいねええええ。
歩むのは、自分ひとり
秋の朝早くの空気は気持ちがいいねえ。
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やがて道は下界に出て、車の多い道路を横切り
我拝師山山麓へと向かう交差点脇に遍路休息所があるのですが、
新たにプレハブの建物があるよ。
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中を覗いてみたら、宿泊も出来そうな内装になっています。
おおお、ここで泊まることができるなあ。
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でも、職業遍路が住み着いたら、
例にもれず閉鎖の憂き目にあうのかなあ・・・

この頃から晴れていた空に雲がかかり始め、
雨がポツポツ落ちてきました。
今日は曇りのはずなんだけどもなあ・・・・

0830
73番 出釈迦寺着
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境内には、見慣れた親子連れ歩き遍路さんがいる。
おや?
もももしや、横峰寺と、岡山からの列車で出会った人ですねええええ。
「こんにちは。また会いましたね!」
「あっ!本当ですね!」
3度目の出会いです。
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岡山は児島の方で、
娘さんの休みに合わせて区切って歩いているそうです。
娘さんは看護師、お父さんは元陸上自衛官だそうです。
何重にもわしと重なる部分のある親子です。
この分だとまたどこかでお会いするでしょうね。
お大師様のお引き合わせに感謝しつつ、
わしは先へ進みます。

丁度この日は地元のお祭りのようで、揃いの衣装を着た人たちが集っています。
歩き遍路にうどんをお接待してくれるお店は、まだ開店していません。

0920
72番 曼荼羅寺着
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境内にもお祭りの幟が立っています。
去年、無人販売ではイチジクが売っていたのですが
今日はミカンが置いてあります。
わし、イチジクの方が好きなんですよ。

納経を終える頃、雨足は益々速くなってきます。
必然的にポンチョのお世話になりますが
今の季節は蒸し暑くならないので有難いですね。
それに今回は平地ばかりなのです。

甲山寺へ至る遍路道では、標識を見失うことが多い。
今回もまた、自動車道から農道へと入る道の標識を見落としてしまいました。
このまま真っ直ぐ行くと善通寺裏の駐車場に出てしまう。
甲山寺の裏山を目指して田圃の中の道を進むと、
やがて遍路道に合流しました。
雨が降って雨着を着て、地図を取り出して見る余裕のない時は
道を失いがちですね。


1030
74番 甲山寺着
境内の休憩所には、先の札所で別れた親子のリュックが置かれている。
どこで追い越されたのだろうか。
わしが少し廻り道をしたせいか?
それとも彼らは順に72番、73番と廻ってきたせいか?

甲山寺を出ると、善通寺までの道路標識と遍路標識は別々の方角を示しています。
どちらを歩いても善通寺に着きますが
道路標識通りに行くと、駐車場の方に行ってしまいます。
前に大雨が降っていて判断力が低下し、道路標識の方に行ってしまいました。
今回は、しっかりと遍路標識通り進みます。

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いつも看板だけ見ていて気になっていた「犬塚」
ちょっと行ってみましょうかね。
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鎌倉時代の作で、四方に大日如来を表す梵字が刻まれています。
この塚には、弘法大師の義犬伝説があり、唐に留学していた弘法大師が天竺の国
に行った時、薬草を持ち出されないように、番犬を使って畑を管理していました。
弘法大師は、なかなか手に入らない薬草を何とか手に入れたいと、3粒の種を足
の股の肉を裂いてその中に隠して持ち帰ろうとしました。
ところが1匹の番犬がひどく吠え、問いつめられた弘法大師は盗んでないといい
通し、犬は番人に叩かれて死んでしまいます。かわいそうに思った弘法大師は犬
の死骸を持ち帰り、長安で真言の秘法を施して生き返らせます。薬草とともに犬
も一緒に帰国し、その後、死んだ犬を祀ったという話です。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

お大師様と犬の伝説も多いですよね。


かたパンやさんの前には多くの人が群れています。
空いていたら、かたパンを買おうかなと思っていましたが
混んでいたのでやめ。
匂いだけを嗅いで我慢しましょう。

1100
75番 善通寺着
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まずは左の建物の方に行き、ポンチョを脱いで本堂でお勤めをします。
さすがに観光地だけあって遍路ではないダンタイサンが
賑々しく歩いてきます。
参拝のお作法はなっちゃいないけれども
お寺に来て御本尊様とのご縁を結んだだけで
それはそれでいいことなんじゃないかな、
と思うようになりました。


納経を終えて善通寺の街に出ると幟が建っています。
ここでもお祭りか。
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第19回善通寺空海まつり
平成28年11月3日(祝)
空海の父の命日に行われる奉賛行事と伝統芸能を合わせた祭り。
色鮮やかな幟や五色の緞帳(どんちょう)で飾られた境内で佐伯家先祖への
法要が行われ、のど自慢大会、演歌歌手の競演をはじめ、各地区の獅子舞など
郷土芸能が奉納される。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

前回金倉寺への遍路標識を見落としてしまい、
余計に歩いてしまったので
ここでは見落とさないようにしっかり遍路シールを見ながら歩きます。
そろそろお腹が空いてきたので、
金倉寺門前のお気に入りのうどん屋で昼食にしましょう。

そう決めたら
うどんのことで頭が一杯になり、お腹の虫も鳴りはじめました。
ああ、うどん、うどん。

1200
76番 金倉寺着
参拝の前に、うどん、うどん!

あれ?閉まっています。

ああっ

今日は「臨時休業」の案内が・・・

ああっ

すきっ腹を抱えてお勤めを済ませ、

では裏のうどん屋に行きましょうかね。
駐車場には車がいっぱい。
入口には並んでいるよ。

ああっ

ここも駄目だ。

どこかないかな?と周りを見渡したら
コンビニの看板がある。
そこで温かい肉まんとコーヒーでも


「店舗募集中」

でした。

ああっ

食べられないとなると、余計お腹がすいてきます。
えい、仕方がない。非常食で凌ぐか。
リュックから乾パンを取り出してポリポリ齧りながら歩きます。
水を飲まなくては乾パンは口が渇いて仕方がない。

一袋を食べ終える頃にはお腹が落着いてきましたがな。
更にお茶を飲めば更に膨張してお腹いっぱいになります。
おそるべし、乾パン。
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傘をさした若者遍路に追い越されました。
杖は突いていません。菅笠も被っていない。
菅笠って結構便利なんですけどもね。

家田荘子さんの著書でも、1周目の歩き遍路さんは老いも若きも
「ダラッ」とした装束で、普段着やジャージに袖なし白衣が多く、
それが回数を重ねていくと上下白の衣装で、それも薄汚れている。
頭には手ぬぐいを巻いています。
と書かれていました。
確かにそのとおりですね。

さて道隆寺手前の民家で、
殊更に杖に着けた鈴をリンリンと鳴らしながら歩きます。
「おへんろさぁ~ん!」

声がかかりました!
今日もお地蔵様を頂きました。
もうすぐ六地蔵ができますね。

1350
77番 道隆寺着
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休憩所には先程の傘をさした歩き遍路さんがいました。

「お地蔵さん貰いました?」
「・・・いえ?」

彼は杖を持っていないので気づかれなかったかな?
一日中お遍路さんの通るのを待っている訳にはいかないねえ。
杖の鈴とか錫杖の音が、気づいてもらえる確率を高めてくれるのでしょう。

ここから「多度津駅」まで1km戻り、
高松行きに乗り「宇多津駅」で降ります。
明日帰る列車の切符を買っておきましょうかね。
郷照寺へ向かう途中にお気に入りのうどん屋さんがあるのですが、
ここも長蛇の列・・・
今日はうどん屋さんには縁がないなあ。
何か街中が浮足立っているような気がします。
どうやらお祭りみたいですね。

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産直市場で今夜の夕食を買い込み
郷照寺へと向かう途中、人出が急に増えてきました。
出店が賑々しく立ち並んでいます。
おお、やっぱりお祭りかあ。
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小雨の降りしきる中、山車が出ています。
人ごみの中を縫うように歩き、


1530
79番 郷照寺着
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雨は霧雨のような感じなので
雨着を着ることなくお勤めができます。
納経所には・・・綺麗なお姉さんはいない。
わしが納経を終わり、リュックをゴソゴソ整理していたら
彼女は奥から出てきましたがな。

ああっ

それはさておき

今日のお宿は善根宿「うたんぐら」
1600きっかりにお宿に着きました。
今夜はわしともう一人。
洗濯用洗剤の差し入れをしました。
外の通りではお囃子や掛け声が賑やかです。
町内の山車が通るたびに奉納を受け取りに来ます。
で、家にはたくさんの祝儀袋が用意されていました。

1730頃、もう一人の宿泊者が到着
早く着きすぎたので、荷物をお宿に預けて
天皇寺まで行ってきたそうです。

63歳の定年遍路さん。
彼は基本野宿、通夜堂、善根宿を利用していると言っていました。
野宿では疲れが溜まると言っていました。
若い野宿遍路さんと比べて年配の人は
たまには畳の上の布団で寝ることが必要なんでしょうな。

その晩は相部屋で眠りましたが
わしのイビキの威力が遺憾なく発揮されたかどうかは
定かではない。


10月23日(日)
0530に朝食をいただきます。
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1000円の代金でこれだけの食事をいただけるのは有難し。
大飯をいただきました。

今日は「宇多津駅」から「国分駅」まで移動して
国分寺、天皇寺を打ってから帰る予定です。

同宿のオヤジさんも「国分駅」まで列車で行くので
2人で朝の宇多津の街を歩いて「宇多津駅」まで歩きます。
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駅のホームで列車を待っていたら携帯電話が鳴りはじめました。
何かな?一抹の不安を感じつつ取ると・・

聞こえてきたのは妹の声

「あ、お兄ちゃん・・・お父さんがさっき亡くなった」

ええっ

岐阜県関市の父が8月に入院していたので、ある程度心構えしていたのですが
いざ現実になると、ちょっとうろたえてしまいます。
享年90歳



さて、どうしようか。
ここから予定通り国分寺まで行ってから帰るか、
すぐに帰るか・・・
5分悩んだ末、帰ることにしました。
せっかくのお連れができたのに残念ですが
ここでお別れです。

高松方面の列車に乗り、坂出から岡山行きに乗り換え
3時間かけて堺市まで戻り、部屋に荷物を放り投げ、

あらかじめ用意してあった葬儀用衣装一式を持ち
3時間かけて岐阜県関市の実家に帰りました。

そこからは
兄貴は喪主、わしは葬儀委員長
お通夜に葬儀、香典の整理などなど
怒涛の数日間でした。
葬儀と前後のレポートは書くべきか、書かないべきか・・・

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プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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