FC2ブログ

おきらく道場へようこそ

おきらく道場top
「おきらく道場」へようこそ
ながらくHPを放置状態にしていましたが、ブログで復活しました。今後ともよろしくお願いします。

稽古内容
  柔道(少年柔道、審判関係)
  剣道(主に精神的なことばかり・・・あと居合の真似ごと)
  お絵かき
  鯖街道キャンプウオーク(終了しました)

  四国八十八箇所遍路
  西国三十三箇所巡礼

メールはこちら
mint0790★yahoo.co.jp (★を@にしてください。)
スポンサーサイト

おきらくレンタカー遍路(通算11巡目)37番岩本寺~43番明石寺 令和元年5月11・12日

he11-6a-01.jpg
風も爽やかな五月、今日も突撃レンタカー遍路
金曜の晩に高知まで来てホテルで明日に備えます。

5月11日(土)
朝も早くから目が覚め、明け行く景色を眺めながら立禅をします。
開け放たれた窓から入る朝の冷気を胸いっぱいに吸い込み
臍下丹田に落とし込む。
お正月から始めたこの習慣、15分までできるようになりました。

いい気分で0630
ホテルの朝食を食べに行きます。
he11-6a-04.jpg
歩き遍路と違い、早出しなくてもいいので、余裕を持って食べる事ができます
バイキングは、ついつい食べ過ぎてしまいますよね。
昼食いらんかな??

he11-6a-03.jpg
0800ホテル横のトヨタレンタカーで予約の車を受け取る。
受け取りの際の手続きなんかで、10分くらいかかる。
この時間を考慮に入れていなかったなあ。
グーグルマップで計画した距離と時間、これはピュアな時間なんですねえ。
したがって道路の混雑状況とか
休憩時間を考慮に入れていなかった。
he11-6a-05.jpg

これは前回の阿波クルマヘンロで失敗していたんですが
学習していなかった。

まあいいや。焦っても仕方がない。
それにいまは春の交通安全週間の真っ盛りで
あちこちにネズミ捕りの猫たちがいますよ。

四万十行きの高速道路に乗り、快調に走る。
わしは勤めて遅い車の後を走ることにしています。
制限速度どおりに走っているので問題はないはず・・・
イラチの土佐ドライバー達は
「早く行け!」
といわんばかりにしていますが、
煽ってきたら返り討ちにあわせてやろうと待ち構えていますが、
彼らもネズミ捕りの現場を見ているので無理はしないようですがな。

窪川に着き、カーナビのナビ子ちゃんの指示通り路を走ったら
今日の最初の目的の37番岩本寺に問題なく着きました。
五体の御本尊さまもさることながら
大師堂前の歓喜天様に持ってきたお酒と甘いものをお供えし、
お下がりを有り難く頂戴する。
he11-6a-06.jpg
勤行中、幡が一流だけはためいていましたがな。

he11-6a-08.jpg
納経所ではいま話題の弘法大師諡号授与1100年記念バッチがありました。
9番法輪寺
17番井戸寺
30番善楽寺
37番岩本寺
45番岩屋寺
58番仙遊寺
66番雲辺寺
83番一宮寺
で、扱っているそうです。なぜこの8カ寺?
だれか教えていただけませんか?
なにはともあれ、集める事にしましょう。

それから御詠歌札も頂きました。
配布期間は、2019年5月1日~2021年12月31日の2年8ヵ月です。
ああ、また中途半端な場所で貰ってしまいましたなあ・・・
まあいいか。

納経所を出たら婦人達が何やら賑やかに喋っています。
「これお接待よ!」
「落雁ですって!」
he11-6a-07.jpg
お喋りの嵐が去ったあとで、わしもひとついただきました。
本堂でお供えしてあるのを見たなあ。そのお下がりですね。

車は一路足摺岬へ向けて走る。
足摺岬スカイラインは曲がりくねっていますが
道が広いので離合に神経を使わなくていいね。
でも海が見えないと、贅沢は言わんことです。

駐車場に着いて飲み物を買おうと自販機にお金を入れたら
リュックを背負った白人青年が汗をかきながらやってきたので
「お接待です。好きなのを選んで」
「アリガトゴザイマス」
本当にこの頃は外国人歩き遍路が多いねえ。

he11-6a-09.jpg
今日は5月の土曜日ですが境内には参詣者が少ない。
なぜでしょうか?
10連休に集中したからか?

もと来た道を北上しますが、この時点で60分近く遅れています。
原因は何なのでしょう?
道路は渋滞もなく、制限速度を遵守して・・・
何かしらの積み重ねがあるんでしょうね。

勤行次第については
「南無大師遍照金剛」だけ唱えて納経所へGO!
なんていう横着なことは決してしません。

普禮真言、密厳院発露懺悔文、祈願文、
開経偈、懺悔文、
三帰文(三返)、三竟文(三返)、十善戒(三返)
発菩提心真言(三返)、三摩耶戒真言(三返)
般若心経、御本尊真言(三返)、光明真言(三返)、御宝号(三返)
大金剛輪陀羅尼、回向文
普禮真言、密厳院発露懺悔文

先達業務をするときには努めてゆっくり唱えるのですが
独りのときは結構高速です。大峰回峰行者の如し。

札所の滞在時間は15分に設定してありますが
色々なアクシデントや出会いなどがあるともっと伸びてしまいますがな。
でもクルマヘンロは出会いが少ないので問題ない・・・か。

五月の爽やかな空気の中で、ナビ子ちゃんの示すとおりに車を走らせて行くと
問題なく次の札所に着く。

途中真念庵を通り過ぎる。
建て替えのための費用が集まらず困っているらしい。
FBで寄付金の振込み先を案内してくれているので、
帰ったら早速寄付させてもらいましょう。

果たしてツアー遍路、クルマヘンロさんたちは
真念、中務、宮崎遍路標識の恩恵をうけているのか?
と考えてしまいます。
山中で路を失いかけたとき、標識やシールを見つけて
「南無大師遍照金剛!」と唱えた経験はないやろうなあ。
彼らが恩恵を受けていない真念はどう映っているのでしょうか。

こんなこと書くとまた
「おまえの上から目線はウザい!」
と書かれるでしょうね。
これ書く人は多分クルマヘンロで何十週も廻って
貫禄つけている人やろうねえ。
おっと、また毒を吐いてしまいました。
何処の誰が悪口書いているのかは、IP抜きしているのでわかるのですよ。念のため。
he11-6a-10.jpg

he11-6a-11.jpg

he11-6a-12.jpg
龍光寺では納経所の住職と納経帳の修繕について
かなり突っ込んでいた話をしていたら、
おや?
納経料を払ったっけ?
どうもあやしい。
次来た時にご供物を持ってこよう。

he11-6a-13.jpg
仏木寺の手水鉢には色鮮やかな紅葉の青葉が活けられています。
思わず見とれる。
本堂では光明真言の際に印を切っている婦人がいます。
同じ事をする知人がいるので、その関係者かな?
と思って見ていたら、お声がかかりました。

FBの四国八十八箇所グループの方で、
わしを知っている、と言われました。ありがたや。
わしと同じく医療従事者で、共通の知人がいるようです。
御本尊大日如来さまのお引き合わせかあ。

歯長峠の道路は台風で崩落して長いこと通行不可だったのですが
事前の情報では通行止めにはなっていない。
一部対面通行状態になっていますが、問題ないな。
何箇所か崩落箇所があり、復旧工事がいまも行われている。
あっしまった。
写真を撮るの忘れたああああ。

he11-6a-14.jpg
明石寺に着いたときは1645
うう~ん、当初の計画では1523に着くことになっています。
でも納経所の開いている時間内に着いたんですから、
よしとしましょうよ。
焦って速度超過をして事故を起こしたりネズミ捕りに捕まったりしたら
楽しい旅も台無しですもんね。

先に納経所へ行こうかと思ったのですが、
いつもは「さる」理由で長蛇の列ができている納経所も
今日は混んでいません。
なので、先に高速勤行を済ませます。

今回のお遍路予定はここまで!
お大師様に道中無事のお礼をしました。

門前のお店で名物卵かけご飯を食べようかな?と思いましたが
今夜は松山でおいしいものを食べる予定なので我慢我慢


高速道路に乗って松山を目指して進み、
約70分の行程で、松山市内で降ります。
市内はさすがに混んでいますが、渋滞で動けないほどではない。
1800頃にJR松山駅近くのトヨタレンタカー松山営業所着

ああ~、疲れたあ。
歩きとはまた違った疲労感があります。
10時間、387.5km
少し欲張りすぎたかな?

大手町駅付近のホテルにチェックインして
ベッドにひっくり返る。
当初の計画では、このあと道後温泉「椿の湯」に行ってから
地元の友達と会食をする予定でしたが
時間オーバー気味なので残念ながらお流れ。
おまけに温泉に行く元気もなし・・・

he11-6a-17.jpg
空を見上げたら龍神様たちがおられる。
今回の旅の安全をありがとうございます!

ヨロヨロと駅まで行き、お馴染みの「デリー」に行ってカレーを食べます。
he11-6a-15.jpg
カレーを堪能してもまだ足りない・・・
he11-6a-16.jpg
改札脇の店で天麩羅蕎麦を食べました。
関西の蕎麦つゆと違って、少し濃い味が蕎麦とよく合っておいしい。


さて、ここで今回の旅は終了
明日の日曜は朝から帰るだけの予定なのです。
もったいない!
と思うのですが、
松山と今治~伊予西条~伊予三島までの予定は既に終わっているのです。
無理して行動をしても仕方がない。
クルマヘンロでカツカツの予定だったから、
このくらいの無駄な日程があってもいいじゃない?

he11-6a-18.jpg
わしはトラベルはできても、ジャーニーができない。
心の余裕を持つ事が必要なんでしょうね。
この先定年になって休日365日になっても
この性格はなおらないのか?

今度の土日は
伊予三島から66番雲辺寺~88番大窪寺11巡目結願です。
駆け足で進めてきたお遍路旅も次回でおしまい。
he11-6a-19.jpg









突撃車遍路 土佐の国 24番最御崎寺~36番青龍寺 平成31年4月20・21日

he11-5a-01.jpg
土佐遍路では、導師の存在がわしを導いてくださいます。
修行というものは、独りではできない。
ある程度の段階までは導いてもらわなければ
我流になってしまったり、誤った方向に行ってしまったり
妙なものに取り付かれてしまうからです。

「守破離」

のうち、わしはまだまだ「守」の段階です。


4月20日(土)
24番最御崎寺は、いつもお大師様に引いて頂ける場所です。
本堂でお勤めしようとしたら、
目の前に琵琶を持った女性がおられる。

「す、すいません・・・黒田さんですか?」
「はい」
he11-5a-02.jpg

土佐琵琶奏者の黒田月水さんでした!
去年の先達大会で琵琶演奏をする予定でしたが
台風で大会自体が中止になり、残念な思いをしたんです。

「今年こそ、演奏を聴かせてください!」

写真を撮らせていただきました。


そのあと大師堂へ行ったら僧侶によるお勤めが始まり、
またまたラッキー!
結縁の綱を握っていたら、確かにお大師様に引いていただきました。

独りで来て独りでお勤めしても何もないところでも
神仏との媒体となる人が居ることで
自分にもお裾分けがあります。
この先自分独りで来ても神仏からのサインが受け取れるように
修行しなくてはいけないなあ。
he11-5a-03.jpg

今日は朝からいいお天気で、気温も高い。
桜の季節を過ぎて、木々も新緑の季節を迎えようとしているいま、
生命の躍動感が満ち満ちております。
he11-5a-04.jpg

路傍に咲いている花の名前、知らないものばかりで
自分の浅学さを思い知らされますがな。
he11-5a-05.jpg
神峯寺へ行くときは、時間がある限り神峯神社へ行きます。
ここは参詣者も少なく、貸切ですがな。
御神水で喉をうるおす。
鼻の奥がツンとなるような清浄な空気感がたまらない。

he11-5a-06.jpg
神峯寺のお水場では、
玉になった水が水面を転がる液滴現象が見られます。
液滴現象と霊水、その効果(御利益)について
まだまだ勉強しなくてはいけないなあ。

he11-5a-07.jpg
大日寺、ここでも色々な霊験を感じさせていただいています。
今回も本堂内陣にあがらせていただき、
五体投地礼をして大日如来さまにご挨拶していたら
勤行の間中灯明の炎が上に大きくあがっていた、
と言われた。

わしは無心になっていたので、
そういったことには気づいていませんでした。

門前のお遍路用品店が休息所になっていますね。

大日寺から国分寺までの道程、ここは必ず迷います。
歩きならばシールの標識に従って歩けばいいんですが
車だとあちこち迷う。
またまた時間を余分に食ってしまいました。
he11-5a-08.jpg

he11-5a-09.jpg
そのおかげか?
善楽寺でお勤めが終わったとき、
土佐一宮神社の方から太鼓の音が聞こえてきました。
急いで行ってみると、まさに結婚式が始まるところでした。
he11-5a-10.jpg
神社における神様からの「歓迎のサイン」のひとつに
「慶事が始まる」があります。
幸せのお裾分けをいただいた、ということでしょうか。

厳かな雰囲気を味わう事ができましたがな。

今日はいいことが多いなあ。

he11-5a-11.jpg
今回の目的のひとつ、竹林寺奥之院「船岡堂」参りです。
いつも奥之院納経帳を忘れてきていて残念な思いをしていたので
今回は忘れずに持って来ました!

比較的ゆっくりとした行程だったので
どこまで廻れるか?
と思っていたんですが、
当初の予定通り32番禅師峰寺まで廻ることが出来ました。
he11-5a-12.jpg
ここの香炉は4時半に閉じられるので、
78番金倉寺で買った塗香「ザクロ香」を使いましょうかね。

今日のお宿は33番雪蹊寺門前の「高知屋」さんです。
実は当初は某地蔵堂に泊まる予定だったんですが、
最近妙な人がそこに寝泊りしていて問題になっている、というので
そこに泊まるのはやめてお宿探しをしました。
朝早く、無理かな~と思い高知屋さんに電話してみたら

宿泊OK!
おおっ
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

人気の高知屋さんは満員の事が多いのです。
お遍路シーズンやし土曜日やもんなあ。

今日は歩きのおじさん2人、車のおじさん2人、おじいさん1人、それにわし。
he11-5a-13.jpg
相変わらずここのカツオのたたきは美味しいなあ。
ちょっと甘めの味付けがいい。

歩き2度目らしいおじさんたちは、自分達の世界でお喋りしています。
わしは今回はクルマヘンロなんで黙って聞いていますが、
クルマヘンロを見下した雰囲気なんで、
わしが会話の中でカミングアウトしたら、
気分を悪くしたような表情になってしまいました。

歩き2度目を自慢する彼らも未熟ですが、
自分の経歴をカミングアウトするわしもそれ以上に未熟やねえええええ。


4月21日(日)
またしても早朝に目が覚めました。
夜が白々と明けてきたので、日課の立禅をやってから
雪蹊寺境内に行き、独りお勤めを済ませました。
he11-5b-01.jpg

6時に朝食を大飯2杯半たべてから、
お宿を後にして雪蹊寺境内のベンチで朝の空気を楽しむ。

6時25分頃、お年寄りが集まってきました。
なにかな?と思っていたら
納経所からおばあさんがラジカセを持って出てきました。
ああ、ラジオ体操なんやね。
皆、楽しそうにやっていますよ。
わしも混ぜてもらおうかと思いましたが、引っ込み思案なんで遠慮しました。

ラジオ体操が終わり、納経所に戻ったおばあさんから
「お遍路さん、納経しますよ!」
と声をかけて頂きました。

今日も朝からありがたいですねええええええ。
he11-5b-02.jpg


今日は33~36までの予定です。

朝早いので35番清滝寺に先に行こうかね。
ここの参道はクルマヘンロにとっては屈指の難所です。
参道の門柱の前で停車して
道中安全を祈る。

ありがたいことに車に出会わないまま上につきました。
境内には誰もいませんよ。
he11-5b-03.jpg
本堂横の子安地蔵さまの泉へ行くと、
ここでも液滴現象が見られます。
ありがたい水をひとくちすくっていただくと、甘露甘露

降りも何事もなし。
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛


次は宇佐に向かって南下します。
今日も暑いね~、海水浴できるかな?
スカイラインを登り、先に奥之院に行かせていただきます。
ここも前から来たかったんですよね~。
鳥居の扁額には「不動明王」と記されています。
神仏混淆ですね。

気持ちのいい木立の路を進むと、
海を臨む断崖の頂上らしき所にお堂が見えてきました。

he11-5b-04.jpg
おお、やっとここに来ることができました。
靴を脱いで石畳を進み、
不動明王様の前に額づき・・・

ああっ

脚に石が食い込んで痛い
何度か脚の位置を変えて座るが、どうやっても痛い。
覚悟を決めて痛いまま勤行を続けました。

足は痛かったが気持ちのいい場所ですねえええええ。
来てよかった。

路を戻って36番青龍寺へ。
体操服を着た高校生達がいますよ。明徳義塾の生徒かな?
石段を走って昇り降りしていました。
朝青龍もこの石段でトレーニングしたとか・・・
he11-5b-05.jpg

駐車場前で大きな話し声が聞こえてきたので覗いたら
仏さまを彫っている人がいました。
掌に乗るお大師様のお顔がよかったので
つい買いたい気持ちが湧いてきたのですが、我慢我慢

海岸に沿って進み、仁淀川を渡ってこのまま行けば
山際に34番奥之院があるのですが、それは次の機会に。

花はまだ咲いていない「あじさいロード」を進み
34番種間寺に来ました。
今日はここで終了なんです。

he11-5b-06.jpg
門前にはアイスクリンの屋台があるよ。
ちょっと覗くと、抹茶やイチゴ味もあって美味しそう。
参詣者はもれなく買って食べていますよ。
歩きのおじさんが横に座って美味しそうに食べています。
わしはクルマヘンロの引け目もあって遠慮しておきました。

広い本堂内陣に上がる事ができるので上がらせていただき、
今回の旅の安全のお礼をしましたがな。

午前中に予定を終えることができました。
さて帰ろうかね。
高知駅で、高速バスの状況を聞いてみたら、午後の便はみな満席です。
なので、JRの切符を買って特急南風⇒新幹線で帰りますかね。

バスだと約6000円で5時間、
列車だと約10000円で3時間半です。

早く帰って落ち着きたいので列車のほうがいいかなあ。
また、特急南風号は高知駅発なんで、自由席でも充分座れます。
he11-5b-07.jpg
駅弁も買ってきて、旅情を十二分に堪能しました

しかし

岡山駅で列車から降りようとしたら、
何故か派手に転んで膝と掌を強打しました。
幸い何ともなかったんですが、こんなこと初めてです。
何かを連れてきてしまったんでしょうか?
その後は何ともなかったんで岡山で落としたのかなあ??

まだまだ分らないことだらけのわしです。

このあと教えて頂きました。
突然の驚く事が起きたときには、何かが落ちた、
ということです。
何か憑いていたものが岡山駅で落ちた、ということです。


次回は連休明けに37番~43番です。
松山では道後温泉に入ろうかなあ?どうしようかなあ?
he11-5b-08.jpg

おきらくレンタカー遍路 通算11巡目 44番大宝寺~65番三角寺

he11-4a-01.jpg
孫のお守りもひと段落したところで、
お遍路の再開です。
今年前半の11巡目はクルマヘンロの予定で、
それはもう急いで急いでお遍路しています。
こんなんでいいのか?と自問自答しつつ・・・


札所間の移動計画を立てるときにはグーグルマップで距離と時間を計算して
行動予定を綿密に立てるのですが、綿密すぎて、モデルケースすぎて
渋滞やアクシデントなどの予定の遅延を考慮に入れていませんでした。

なので

大幅な遅れが生じてしまったときには
心が千々に乱れそうになりますが、

「なんとかなるさ」
「焦ったってしかたがないよ」

と自分に言い聞かせていました。

次回からは余裕を持った計画にしましょう。
それに不動心を持てるように精進します。



4月10日(水)
土・日が仕事なので、水・木と平日2日間の休みなのです。

朝8時
オリックスレンタカー松山駅前店に行きます。
ネットで予約しておいたので手続きは迅速ですがな。
松山駅前店で借りて、伊予三島の四国中央店で返すという便利なものです。

he11-4a-02.jpg
今日の空模様は生憎の雨ですが、
清めの雨と考えたらありがたい雨です。ちょっと寒い。

久万高原を目指してひたすら高度を上げて行きます。
標高が上がるに従い、もやがかかっていくのがライブで実感できますね。

he11-4a-03.jpg
小雨煙る大宝寺
門前のお店で「やいと饅頭」を買おうと思いましたが
平日の早朝、お店の電気は灯いていませんでした。残念!

気を取り直して、
岩屋寺参道のヨモギ入り大判焼きを買おうかと思ったら
ここも本日閉店中!ああっ更に残念

he11-4a-04.jpg
今日札所で見るのは年配の夫婦連れが多いですね。
休日よりも平日のほうが人出が少なくて落ち着いています。
でも賑やかなほうがいいような気もして、アンビバレンツであります。

久万高原から三坂峠の専用道路を走り、
「塩ヶ森バス停」から、細い道路を下って浄瑠璃寺へ一気に下る。
レンタカーのカーナビは使い込まれていて
タッチパネルの反応がイマイチで
目的地を入力するのに手間取りますが、まあこんなもんでしょう。

浄瑠璃寺の裏手に駐車場があるので
本堂裏手から境内に入ると、シャガが群生していました。
思わず見とれる。
he11-4a-05.jpg
本堂からはお香の香りが漂ってきて、
子供の頃、春の遠足で行っていた山寺のシャガとお香の香りの記憶が
蘇ってきます。
he11-4a-06.jpg

he11-4a-07.jpg

松山の札所と桜見物を楽しみながら車は進む。
場所によっては盛りが過ぎていたり満開だったり、
更に変わった桜を見ることも出来て楽しいです。
he11-4a-08.jpg

お寺は建造された当時は鮮やかに彩色されていたのでしょうが、
現在の建物は古く、くすんだ色合いですが
花が鮮やかに彩ってくれます。
やはり絵にするならば花の札所ですね。

昼食はコンビニで買ったお握りとサンドイッチ
車中で食べます。趣ないなぁ~。
計画は余裕を持って立てなくては・・・・
he11-4a-09.jpg

それでも繁多寺の聖天宮への参拝は欠かせません。
ちゃんとお供えのお酒を買ってきましたよ。
お勤めの後にはお下がりを頂戴して、今夜いただきましょう。
he11-4a-10.jpg

カーナビに従って走ると、
52番太山寺には今までと違った経路で札所に着きます。
あ、逆の方向からなんだぁ。
昨年の台風で崩落した参道は半ば復旧していて本堂まで進む事ができます。
不謹慎にも、納経所脇の遥拝所のほうが良かったなんて思ってしまいます。
he11-4a-11.jpg


犬を連れた観光気分の老夫婦が一緒でしたが
さすがに山門をくぐらせることはなかったようで
ワンちゃんは手水舎のあたりでお留守番をしていました。
ダンナは奥さんの記念撮影を撮るのに夢中で
お勤めは忘れがちですね・・・・

久々に境内の場所まで登って来られたので、
大師堂脇の十一面観音様の石仏にお会いする事ができました。
52番太山寺
「久々にお会いできて嬉しいです」
「そうか、そうか」
この表情と雰囲気が大好きなのですよ。

he11-4a-12.jpg
圓明寺の境内の桜はいま盛りで、
特に大師堂から見る修行大師像と桜の枝は絶品です・・・が、
このアングルの写真を撮り忘れてしまったがな。

いま午後3時
さあここから今治まで移動して仙遊寺まで行く予定なのですが
果たして間に合うのか?
焦る自分がまだ居ます。
そんな自分に
「あせらんでもええやんか」
と語りかけて、車を走らせる。

午後4時に54番延命寺に着きましたがな。
まあ、廻れるところまで廻ろうかね。
時間がなくっても、勤行次第を手抜きしては「自分は遍路修行者」と標榜できない。
しかしながら少しだけ早めに唱える。
本堂にはゴザが敷いてあるのでそこに座る、と
目の前にご本尊のお不動様の横顔が見えるよ。
he11-4a-13.jpg

わしにはそう見えました。

お不動様から
「よう来たな」
とお言葉をかけていただいたような気がします。

南光坊の山門の桜は残念ながら盛りを過ぎていました。
手水舎で近所のおばあさんから
「どこから来なすった」
「は、はい。大坂からです。いつもお参りですか?」
「わたしは毎日来とるよ。こないと落ち着かないんでな」
「それは羨ましいですね」
彼女は柄杓を口につけていたが、お大師さまもお許しになっているのでしょう。

次の泰山寺で本日の打ち止めとしましょうか。
he11-4a-15.jpg
「すいません、このあとお勤めしますので御朱印を頂戴できますか?」
「はいはい」
もう筆を洗っていましたが、重ね印のみなのでご迷惑はかけなかった・・・

と思う。

境内には白人のおじさんがいました。
「コンヤハドコニトマリマスカ?」
「エキマエノホテルデス」
「オキヲツケテ」
「エキニイクノナラ、ノセテイッテクダサイ」
「スイマセン、アノヤマノウエマデイクノデス」
「OH!」

ヤマノウエノ仙遊寺を目指して進む。
春だから空がまだ明るいのがありがたいね。
山ツツジの咲き乱れる車道を登っていきます。
5時半に仙遊寺宿坊に到着しました!

今日の宿泊者はダンタイサンもいて忙しそうです。
チェックインは、ほぼセルフ状態で勝手にやりました。
今日は「不動」の間です。

夕食まで30分あるので早速温泉に入りに行ったら、ぬるい。
先客が水を入れすぎたのかな?
熱いお湯を足したが、まだぬるかったなあ。

he11-4a-16.jpg
夕食はお馴染み玄米ご飯の精進料理
わしの周囲は歩き遍路さん、区切りのご夫婦さんたちなどなど。
今回はクルマヘンロなので、ずっと黙って食べていました。

高野山の宿坊は、どこに泊まったらいいのか?
という話題になったのですが、
誰も明確な説明ができない雰囲気になっていたので
仕方ないので宿坊の案内所の場所とか、わしが泊まってよかった宿坊
ネットでの予約も出来る宿坊などのお話をさせていただきました。

「何回も廻っているんですか?」
「はぁ、いささか・・・」

瓶ビール一本を頂き、グイグイ喉に流し込むと酔いが廻る廻る。
しばらく歩きの皆さんとお遍路談義をしてから
千鳥足で部屋に戻る。
部屋に戻ったら、繁多寺聖天様のお下がりの御酒が待っています。
he11-4a-17.jpg
独り二次会をしながら御影と納め札の整理などをしましたが、
酔った手元がおぼつかないなあ。

ここの宿坊には部屋にテレビがないので、眠くなったらさっさと寝ますかね。
本来宿坊とは修行者の宿泊場所であって
ホテルではないから、当然といえば、当然

おやすみなさい。



4月11日(木)
5時前に目が醒めました。
he11-4b-01.jpg
身支度を済ませて、まだまだ時間があるので窓を開けて
今治の夜明け前の風景を見ながら「立禅」をしばらくやっていました。
he11-4b-02.jpg
そのあと夜が明けてきたので境内に出て
朝の空気を満喫しながら大師堂でお勤めしてきました。
境内の霊気が五感をプチプチと刺激してくれます。

初老の遍路修行者の方が仙遊寺に住み込みで修行されていて
境内の掃除をされています。食事の際もお手伝いしていました。
わしの将来の姿を見るようです。

宿坊に戻ると朝のお勤めのために参篭者が玄関に来ています。
「本堂へは、どう行けばいいのかのう?」
「こちらです」
「あ、靴はいらんのか・・・」

10分前なのに既に本堂に来ている人もいます。


朝のお勤めは、理趣経から始まり、皆で般若心経をあげ、
そのあとの小山田住職の法話へと続きます。
いつもながら四国遍路を世界遺産へ、の熱い思いを語ってくださいました。

62番問題についても語ってくれました。
「先達さんがいるので、気を悪くしないでくださいね」
とわしのほうを見ながら小山田住職が実際に観て聴いてきた宝寿寺住職との話を語りました。

わし、住職の考えと同じなので別段何も思いません。
お勤めが終わってそれを伝えようとしましたが
参篭の婦人が熱心に住職に語りかけていましたので
話はできませんでした・・・

朝食は熱い玄米粥です。
一杯ではお腹がすくのでお替りをお願いしたら
あちこちからお替りのリクエストが飛び出し、職員さん忙しそうでした。

さて今日は、昨日廻れなかった栄福寺さんを廻ってから、
といっても山を降りて国分寺まで行く途中なんで
問題ないっす。
he11-4b-03.jpg

納経所には白川住職がおられたので
「映画の続編の予定はないですか?エンディングが気になって」
「そうですね~、他の企画はあるんですが」
「期待しています」
he11-4b-04.jpg

伊予国分寺の横には立派な神社があり
ん?脇屋義助・・・なんで新田義貞の弟がここに?
いつも気になっていました。
自分が不勉強だったに過ぎませんが調べてみました。
確かにここは新田氏の脇屋義助没の地だったのです。
he11-4b-05.jpg

新田次郎の小説「新田義貞」を読んでからの義貞ファンでした。
足利尊氏よりも不器用で世渡りは下手なのですが、好きですね。
その弟の脇屋義助も兄に従い従軍し
兄が越前で戦死してからも南朝方の武将として各地を転戦し
伊予の国で病没した、ということです。

祀られている神社を初めて参拝しました。
隣の札所の殷賑に比べて、石段にも落ち葉が降り積もっております。

自分の持っている歴史上の知識が現実と結びつくと
また感慨深いものですねえ。

ここからは壬生川を越えて伊予小松に至り
香園寺に着きました。
he11-4b-06.jpg
広い本堂内はわしひとり。
朗々と勤行の声が響き渡る。

色々と取沙汰されている62番宝寿寺境内は人もなし。
手水を使っていたら納経所から

「こんにちは!」

he11-4b-07.jpg
観音堂の扉が開いていてご本尊の十一面観音様の御開帳をやっています。
ああ、仙遊寺で小山田住職の言われていたことは本当でした。
ご本尊は実際に存在していたんですね。
大師堂も戸が開け放たれていて、お大師様のお膝元まで進んで
お勤めが出来ました。
he11-4b-08.jpg

納経所で御開帳のお礼を述べたら、
職員の方がご本尊様の足元まで案内してくださいました。

見るからに年代を経たお姿
これが本物とかレプリカとか、色々な意見が出ると思いますが
わしにとってこの場所は、長い年月をかけて人の祈りが篭った場所です。
あれこれ言うのは野暮じゃありませんか。

自分の目で観て、聴いて、会ってみて
それから自分自身で判断するほうがいいでしょう。
人の噂というのは無責任なものです。
必ず当人の主観が混じりこんでいるからです。

宝寿寺でちょっといい気分になって車を走らせ吉祥寺を済ませ
he11-4b-09.jpg

前神寺へ。
あっしまった!
一円玉が切れている・・・
お不動様に一円玉を貼り付けるのは、次の機会にするか。
he11-4b-10.jpg

大師堂でお勤めを終わり鐘楼堂前のベンチに座って空を見上げたら
竜神様がおられる。

この場所で竜神様の顕現を拝する確立がかなり高い。
竜神の祝詞をあげてご挨拶をしましょう。

納経所でそのことを述べると、
「ここは明治に移築された場所ですが、昔から水脈の枯れたことがなく、確かに
竜神様がおられるのでしょうね」

なあああああるほどおおおおおおお。

わしの住む家も、「真名井の清水」という銘水の伏流水の上にあり、
銘水が神格化された神社も近くにある。
流域の商店は栄えていて、きっと竜神様がおられるのでしょう。


閑話休題


さあこれから横峰寺まで行こう。
上の原バス乗り場まで登り、そこから登山バスに乗ります。
何故バスに乗るのか、
それはバス運賃1750円のほうが、
平野林道維持管理費1850円よりも安くて、
狭隘な山道を離合に神経すり減らしながら運転するよりも
居眠りしながらバスに乗って行くほうがいいから・・・

乗客は5人
自転車の夫婦と普段着のおじさんが2人、それとわし。
揺られ揺られて30分、山上駐車場に着きました。
「12時頃に発車しますので、それまでに帰ってきてください」

おおっ

いつもならば滞在20分しかなくって大忙しなのに
今日は倍の40分あるぞ!

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

それでも早足で本堂へ急ぐ。
今日は晴天ながら寒いなあ。吐く息が白いですよ。

歩きながら塗香を身体に塗りたくり・・・
塗るのは76番金倉寺で買ったザクロ香であります。

ザクロの香りに包まれて、
まず大師堂でお勤めします。
絶好調で本堂、納経所と突撃しました。

剣を持ったお大師様と目が合いました。
he11-4b-11.jpg

あ、はははい。

聖天堂でご挨拶できるほど時間に余裕がありましたがな。
お供えの甘いものは、スニッカーズです・・・
(聖天様は甘いものが好物なのです)

山上駐車場に駆け戻ると、10分以上時間があります。
he11-4b-12.jpg

ヤマガラに遊んでもらいました。
手のひらにヒマワリの種を乗せてしばらく佇むと・・・
二羽飛んで来て餌をついばんでくれました。
楽しいなあ。
自転車の奥さんがこっちを見ていたので、おいでおいでをして
彼女の手のひらに餌を乗せてやると、
ヤマガラが来てついばんでいました。

バスに乗って上の原バス乗り場まで戻ってきて、
待合室のベンチに座り昼食のサンドイッチを食べようとしたら
首輪をした犬ちゃんがやってきて、手元をじっと見つめている。
「犬ちゃんに餌をあげていいですか?」
「ハハハハ、いいよ」
「そうっすか。はい、どうぞお食べ」
he11-4b-13.jpg
一切れあげたらあっという間に食べてしまい、また見つめてくる。
結局ほとんどあげてしまいにけり。
わしのお昼がなくなってしまった。どこかでまた買わねば。

なおも身体をすりつけてくるワンちゃんと別れて車に乗り下界へ進む。
さて、予定ではここから伊予三島へ移動して65番三角寺まで行く。

十分行けるよ。

高速道路に乗って一路三島川之江ICまでひとっ走り!
カーナビのナビ子ちゃんの案内で
三角寺に無事到着!
駐車場料金200円を払って石段を登り、山門をくぐると
おお、桃源郷のごとき咲き誇る桜
うっとり見つめながら境内を歩む。
he11-4b-14.jpg

he11-4b-15.jpg
大師堂では今回の旅の安全のお礼言上をしました。
慣れないクルマヘンロで、わかりにくい道順や危なっかしい対向車など
色々危ないこともありましたが
お大師様と竜神様の御加護で無事44番から65番まで廻ることができました。

伊予三島駅近くにオリックスレンタカー四国中央店があり、
ガソリンを入れて無事返却できました。
これだけ走っても11リットルしか消費していないよ。
総計何キロ走ったんやろうなあ。あとで調べてみよう。


2日間の行程を振り返ると
しみじみクルマヘンロは早いなあ、と痛感しました。
これを続けていたら錦札も夢ではない。
しかし、出会いが極端に少ない。
遍路修行者のわしにとって歩きの方が修行になるなああああああ。

こんなことを考えながら、
11巡目は5月一杯かけてクルマヘンロをこなす予定であります。
he11-4b-16.jpg

おきらくレンタカー遍路 通算11巡目

he11-3a-01.jpg
わしは「遍路修行者」である。
お遍路をすることによって神仏の息吹に触れ
そのお陰にあずかり、いささか心を養う事ができました。
先達になったのは、たまたまその過程でのことです。

ですから自己紹介に
「自分は四国八十八箇所霊場会公認先達!」
と書くのは遠慮させていただいています。

閑話休題


今年の元旦に娘が実家で孫を産んでくれたので
しばらくは毎週帰省して、おさんどんに精を出していました。
授乳中の食事は何がいいか?
一生懸命勉強すると、根菜類がいいというので
季節の根菜を使った料理作りに精を出していました。
娘以外にも家内とか娘のダンナもモリモリ食べてくれて
鍋一杯作った煮物は、あっという間に完食・・・


赤ちゃんも3ヶ月を迎えると、母子ともに落ち着いてきました。
なので、爺ちゃんのお遍路も解禁ですね。

お遍路は、1年で2周するペースを守りたいので、
正月からの3か月分のブランクを取り戻すには、車を使おうか・・・
以前別格記念散華を頂くためにレンタカーを使ったことがあります。
車中泊もやった。

よし、レンタカー遍路をやろう。
そうと決まったら計画をガンガン立てる。

グーグルマップで札所から札所までの距離と時間が分るのが
便利ですね。

今回の目的は、
23番薬王寺の桜と瑜祇塔を観たかった。
ずっとネットで日和佐の桜の開花状況を調べていたら
おお、
もうすぐ咲くよ。
五部咲きですが、仕事の休みにあわせると今が一番です。

時間に追われ、人との出会いも少ないクルマヘンロなので
勤行に集中しましょう。



3月30日(土)

0900徳島駅前レンタカーを出発
空模様は午後から雨
西に進むにつれて雲が厚くたれこめています。

1000
23番薬王寺の桜は五部咲きです。
he11-3a-02.jpg
門前に屋台が出ていますが、人出はまだない。
ここで一週間粘れば、いい写真が撮れたでしょうね。
まあ、そういう行動は定年後の楽しみに取っておきましょう。

22番平等寺の境内では賑やかな子供たちの声がします。
he11-3a-03.jpg
お勤めを終えて御朱印を貰ったら雨が降ってきました。
お接待テントの可愛い子供たちからお接待をいただきました。
he11-3a-04.jpg

21太龍寺へは、雨の中ロープウエィを使いました。
バスが2台、ダンタイサンたちがどっと乗ってきて
he11-3a-05.jpg
それはそれは賑やかであります。

he11-3a-06.jpg
勤行中は、雨があがりました。
帰りは、やはり雨の中

20番鶴林寺への山道は雨の中
危ないのでヘッドライトはつけたまま。
he11-3a-07.jpg
雨に煙る境内は幽玄な雰囲気を醸しだしています。

道路を歩き遍路さん達が雨着を着て歩んでいるよ。
彼らに水しぶきをかけないように気をつけて・・・

19番立江寺の手水舎の脇には見事な山桜が咲いています。
と、思いきや利休梅だそうです。
he11-3a-08.jpg
ふ~~~ん。初めて見ました。
お勤めを終えて駐車場に向かうと、雨が降ってくる。

18番恩山寺境内には白人の歩き遍路女性が
大師堂に佇んでいる。
今夜はどこに泊まるのかな?
he11-3a-09.jpg

徳島方面に向かう国道55号線が渋滞していました。
脇道を知らないので、仕方がない。
計画に遅れが生じますが、焦っても仕方がないね。
四国ラジオの放送を聞きながら進みましょう。

14番常楽寺に着いたのは予定より1時間遅れ。
でも空は明るくなってきました。
he11-3a-10.jpg
境内にはネコちゃんはいませんね。雨が降っているからか?

15番国分寺の写真を撮り忘れてしまったよ。
大師堂の香炉は雨のため蓋がしてあります。
でも相変わらず勤行中は雨はあがっています。

16番観音寺では、雨雲は去って青空さえ出ています。
he11-3a-11.jpg
さあ、今1640
予定の17番までいけるかな?

心配しても仕方がないね。
そんな気持ちで運転していたら
1650に
17番井戸寺に到着しました。
he11-3a-12.jpg
先に御朱印を頂いておきましょう。すみません。
本堂も1700に戸を閉めるそうなので、ギリギリ間に合いました。
お陰を込めて、腹のそこから声を出して勤行させていただきました。

ああ、おかげさまで本日の予定は完了!
神仏、お大師様に本日の無事と天候のお礼をしました。

徳島駅前に車を返しに行き、1815のバスに乗って帰りました。
すべからず、事もなし。
ありがたや、ありがたや。

今回の旅でつくづく感謝したのは
移動中は雨に降られても、境内に入って勤行の最中には
雨がやんでいたこと。
勤行が終わり、納経所に行くときから降り始めたことがあったが
おおむね濡れずに済みました。
これがすべての札所で起きた。

いくら鈍感なわしでもこれは只事ではないと気づく。

このときの雨は清めの雨と言われるそうな。
眷属様たちがされると聞きました。

お遍路を始めた頃は、修行が足りなくて
神仏からのサインに気づかなかったり、
そもそもサインそのものが存在しませんでした。

2周3周と修行を重ねていくうちに、「?」と思う事象に気づく。
更に気づきを教えてくれる人と出会ったり、
確実に修行の成果が現れてきました。
これが冒頭で述べた、自分は「遍路修行者」なのだ、
と感じるゆえんであります。

風、音、空気感、動物や昆虫、更には雨などなど、
世の中に満ち溢れている神仏からのメッセージを
僅かながらでも感じられるようになってきたのは、
完歩ではないながら、歩き遍路修行を続けてきた賜物であると考えます。

誤解なきように、
歩いても、ツアーでも、車でも修行者として向き合う心がけ次第で
手段は関係ないのです。
歩いても修行は進まない人もいるし、車でも徳の高い人もいる。
でも、歩いた方が確実に修行はできます。

自分はこの先も
「遍路修行者」でありつづけたいと考えています。
he11-3a-13.jpg

厄神明王詣り

厄神明王詣り
平成31年3月7日
yakujin13.jpg

西国24番札所の中山寺は、今住んでいる豊中から阪急に乗って
「中山寺駅」まですぐです。
なので、時々詣りに行っているのです。
yakujin00.jpg

春間近、梅の便りがやってきました。
中山寺には梅林があり、梅の香りに誘われてフラフラと梅林に足を踏み入る。
まだ3分咲で盛りではないが、見物の人もちらほらいます。

ふとみると「奥之院」への立て札が目に入りました。
この文字に弱い・・・・
遍路修行者の血がザワザワと騒ぎ
フラフラと路を進んでいき、遂には山頂の奥之院に行ってしまいました。
18町の山道は・・・気持ちいいぞ!
全身の細胞が喜び
お遍路禁断症状が癒されていきました。

その日は満ち足りた気分で山歩きを終えましたが、
灯明、線香など参拝用具を持ってきていなかった。
次の週、今度はきちんと奥之院詣でに行きましょう。



いうことで3月7日(木)の朝
阪急宝塚線に乗り「中山寺駅」に来ました。
生憎曇り空で少し寒いのですが大丈夫
yakujin02.jpg

梅も満開で、馥郁たる香りに包まれています。
いい気分やあああああああああ。

yakujin01.jpg
奥之院への登り路は、
初めは住宅地の横を登ります。
yakujin03.jpg
次第に山道になり、人界を離れていくに従い空気感が変わってきます。
そうです。ここは中山寺奥之院へ向かう信仰の道なのです。

yakujin04.jpg
路には石仏が一町ごとに立っているような気がする。
よく見ると四国八十八箇所御本尊と、お大師さまのようです。
観音様ばかりだと西国三十三ヶ所か?
と思うのですが
虚空像菩薩、薬師如来、不動明王達がおられるので
多分四国なのでしょう。でも88体あるかなあ?

閑話休題

yakujin05.jpg
勾配は思ったよりもきつくなく、馬の背などもあり
鼻歌交じりで登ることができ、
ウオーキングのシニア達と数多く行き交う。
「おはようございます」
「おはようございます」


yakujin06.jpg
鶯の声も聞こえてきて、気分が高揚してきます。
おもわず顔がにやついてくるのがわかる。
この雰囲気・・・は
地元の八十八箇所写しの山の雰囲気に似ているような。

yakujin07.jpg
路傍の石仏に真言を唱えながら気持ちよく山道を歩んでいると
うっすらと汗さえにじんできました。

yakujin08.jpg

yakujin09.jpg
霊地の空気感が濃くなってきたところには
お不動さんが祭られている水場がありました。
「厄神明王聖徳太子のお修業場」
とある。

yakujin10.jpg
その上には、宇多天皇が自ら岩に彫ったとされる
衣冠束帯姿の天神像があります。

yakujin11.jpg
奥之院拝殿に到着
朱が鮮やかですね。
ここのご本尊さまは厄神明王さまです。

近くにある門戸厄神東光寺につたわる伝説によると、
嵯峨天皇が夢の中であらゆる魔を倒し厄を祓う不動明王と
愛染明王が合体した明王を感得し、
空海にこの仏尊に祈願をするように命じたという。

三体の厄神明王像を作成し、高野山の天野大社には国家安泰を願った像、
京都の石清水八幡宮には天皇家安泰を願った像、
東光寺には国民安泰を願った像が奉納されましたが、
現存するのは東光寺のものだけですって。

納経所は10時からということで、しばらくベンチに座って待ちましょう。
納経所の外にはスタンプ台があり、
シニアのハイカーたちが登拝回数を競っている様子でした。
回数に応じて表彰や記念品授与があるらしいです。

yakujin12.jpg
10時に納経所が開いて、若い僧侶からご朱印をいただきました。
「あ、あの~、ここの厄神明王さまのご真言はないんでしょうか?」
「そうですねえ・・・『南無厄神明王』ですね」
なるほど。

本堂の左手の大悲水を頂きペットボトルに入れ・・・お土産にしましょう。

yakujin14.jpg
清荒神への道標の通り山を下ります。
yakujin15.jpg
結構急な路ですねえ。
足を取られないように木につかまりながら
そろりそろりと降りる。

yakujin16.jpg
すると道路に出ました。
工事中の個所もありますが、このまま下界までこの道かな?
と思ったらまた山道に入ります。

yakujin17.jpg
道標がはっきり示されていない場所もあって
結構悩みながら進みます。
スマホの地図にはこの山道は示されていないんですよ。

まあいいか。
迷ってもまだ昼前だし、眼下には民家も見える。
と、腹をくくったらなんとなく道に出ました。
yakujin18.jpg

yakujin19.jpg

yakujin20.jpg

砂岩帯で滑りやすい箇所にはロープが張ってありましたがな。
こういった道も楽しからずや。

yakujin21.jpg
浄土宗大林寺境内に出ました。
ここまで来ると人里という感じでゴールも間近ですね。

yakujin22.jpg
清荒神駐車場に出て、さてここで帰るのは野暮です。
荒神様にお詣りをしてきましょう。

yakujin23.jpg
平日ながら善男善女が境内に集っております。
相変わらず犬連れの年寄りが見られますね。
どうもワンちゃんは眷属に怒られているような風情で
拝殿に行くのを嫌がっていますが
そんなこと知らない団塊の世代の老人たちは無理やりリードを
引きずってズンズン進んでいきます。
ワンちゃん可哀そうに・・・・

何やらテレビの取材が来ているようで、
賑やかしい集団が本堂の方に移動していきました。

yakujin24.jpg
門前町でたい焼きと駅前でコロッケを買って今日の昼食にしました。

実質4時間程度の山歩きだったんですが
心地よく疲れを覚え、その日はよく眠ることができましたがな。

今後も手持無沙汰の休日にはここに登って英気を養うことにします。

立禅と 「ひかりの魔女」

「ひかりの魔女」山本甲士
ritsuzen01.jpg

巻き込まれ型の小説を得意とするこの作者の物語は
多くの示俊を含んでいてためになります。

表題の小説からは「立禅」を学びました。

立禅(りつぜん)は その名称どおり、立って行う禅で、
瞑想法、気功法になるでしょうかね。

誰でも実践できるシンプルな健身法で、特別の器具も必要なく
ただ立っているだけ。あとはやる気です。

仏教も本質的には立禅を主体として托鉢に始まり、
歩行、沈思、四念処と立禅に依って成り立つそうです。

お釈迦さまが沙羅双樹の下で座って瞑想により大悟されたため
座禅だけがクローズアップされているのですが、
それは立つ・歩く・座る・臥するの中の一形態なのです。

立禅ありて座禅あり、徒歩禅ありて臥禅あり。

わしは座禅の入り口を垣間見た程度であるし、
歩き遍路を通して自分に見合った徒歩禅を行っているが、
まだまだです。

さて立禅とは、
人間の内的パワーを強化し、爆発的な気を養成する。
心身を一つにまとめ、人間の持つ潜在能力を掘り起こす。
本能を覚醒させることで、動物的な反応や動きも可能にする。
武道や武術でも応用できそうですね。

ritsuzen02.jpg

実践の方法ですが、
両足を肩幅に開き、内股気味で、ひざを軽く曲げる。
上から見下ろして、ひざがつま先より前に出ないくらい。

かかとの下に紙3枚分くらい敷くくらい浮かせ、
足親指の付け根付近に重心を置く。
両腕は顔の高さにあり、大きなボールを抱えるように
両手掌の間は拳1個半空ける円をつくり、指先は開いたまま下にたらす。
頭は天から吊り下げられている感覚で、
視線は半眼のまま、地面と平行でまっすぐ前

心穏やかに自然な呼吸を行う。

肩の力を抜いてリラックスするのが肝心です。
ふくらはぎが緊張してきて、下半身を鍛えるのみならず
両手両足と体幹部の連携機能を向上させて気の力を蓄える・・・

だ・・・・そうなんですが、

5分でも10分でもいいんです。
最初は3分でもかなりキツい。
武術の稽古として行う場合は最低15分必要なんですと。


自然な呼吸というのは、鼻で吸って口から出す、
丹田呼吸法を行います。

ここでお遍路の勤行の際に身につけた呼吸法が役に立ちました。
「十善戒」を三度、一息で唱えるために色々やってみたのですが
下腹に息を溜めてから丹田を意識しながら長く呼気とともに吐き出すと、
一気に三度唱える事ができる。
下腹に意識が向かないと、途中で息が途切れる。

これが臍下丹田呼吸法だったんだあ。

今年の正月に立禅を知って
最初は3分から始めました。
無理は禁物、3分でも脚がプルプルしてきましたが、
そのうち1分、また1分と増やして
2月の終わりの今は10分間できるようになりました。

心なしか階段の昇り降りも以前よりは楽になったような??
それに駅ではエスカレーターを使わなくなりました。
このさき続けていけば、どんな境地に至ることができるのでしょうか。

頭が天に向かって引き上げられているような感じになる、
というのですが・・・
それはいつだろうか。

確かに先日車遍路をしたとき、10番切幡寺の333段の階段では
息切れすることなく一気に登ることができました。
まあ、リュック背負って歩いて切幡寺まで来た訳ではないので
疲れていないといえば、疲れていない。

この検証は焼山寺登りでしてみる事にします。

突撃レンタカー遍路(通算十一巡目)1番霊山寺~13番大日寺

he11-2a-01.jpg
承前

正月一日に産まれた二人目の孫のお守りのために
お遍路は控えています。
しかし重度のお四国病に罹患しているために
30日以上遍路をしないと禁断症状で手が震える・・・・


2月16日(土)は、1日だけ休みなので、
孫の所には行けない。

おおっ

お遍路に行こう。
かねてから企画していた
「レンタカー遍路」です。

徳島駅前には色々なレンタカーの店がありますが
一番近いJRのレンタカーを使おう。
以前に使ったことがあるからネット予約手続きも楽にできました。

金曜の晩から徳島入りして
「東横イン徳島駅前」に泊まります。
以前ここには「お遍路さん応援プラン」というのがあったんですが
いまはないなあ。
また復活してくれへんかなあ。
夕食は餃子の全国チェーン店で餃子二人前と炒飯、それに生中!
うまくてうまくて2杯も飲んでしまったよおおおおおお。

ほろ酔い加減でチェックインしてすぐに寝てしまいにけり。


翌朝、徳島駅前のレンタカー事務所に行く。
0900から営業開始なんですが、いま0840
中に人がいるので
「あ、あの~、もうやっていますか?予約の者ですが・・・」
「ああ、いいですよ。2年前に借りた人ですね」
ありがたや、9時前に借りることができました。

カーナビを1番霊山寺にセットして出発!

今日は曇り空で少し肌寒いが
温かい車での移動なので大丈夫!
he11-2a-02.jpg

結果からいうと1番から13番まで廻ることができました。
こおりゃ、クルマヘンロはいいなあ。
50回、100回なんてのは可能だね。
わしも足腰弱くなってきたら車をメインにして廻ろうかね。

he11-2a-03.jpg

he11-2a-04.jpg

でもこれだけ早く廻れたので、もしかしたら勤行次第を
すっ飛ばして札所を廻ったのではないか?
という疑念を抱かれたのかもしれない。

しかしながら遍路修行者を標榜している優婆塞の自分としては
仏前の勤行次第を端折ることはできない。

わしがやっているルーティンを掲げますがな。

灯明を灯しながら
「今日ここまで無事安全に健康で来られました。ありがとうございます」
と唱え、線香に火を灯す。

本堂に進み、端っこで

○普礼真言(三遍)

○密厳院発露懺悔文の一部

○祈願文
「納め奉る此の所のご本尊高祖弘法大師を始め当山鎮守総じては
 日本国中大小の神祇に祈願し奉る
 至心発願 天長地久 即身成仏 密厳国土 風雨順時 五穀豊饒
 世界平和 万民豊楽 乃至法界平等利益」

○開経偈

○懺悔文

○三帰(三遍)

○三竟(三遍)

○十善戒(三遍)
 
○発菩提心真言(三遍)

○三摩耶戒真言(三遍)

○般若心経

○ご本尊の真言(三遍)

○光明真言(三遍)

○高祖宝号(三遍)

○大金剛輪陀羅尼

○廻向文

○先祖代々供養の願文

○普礼真言(三遍)

○密厳院発露懺悔文の一部

十三佛真言、延命十句観音経、舎利礼は
省略させていただいております。

十善戒を一息で三遍唱えるよう努めると、
臍下丹田呼吸が意識できるので座禅や立禅のとき役立つ。

先達業務をするときには、ゆっくり唱えるのですが
自分だけの修行の際には早めに唱えていると実感できます。


2番極楽寺の大師堂でお勤めしようとしたら、
後ろでお遍路さんが見つめている気配がしました。
意識して努めて明瞭に普通の速度で勤行したあと振り返ったら
真新しいお杖の歩き遍路さんがおられました。
「勉強させていただきました」
「あ、いえいえ」
「1番で買った勤行次第に書かれていない文言は何ですか?」
「あ、あれは普礼真言とか大金剛輪陀羅尼というものです」
「そうなんですか」
「勤行次第に書かれているとおりに唱えればいいんですよ」
「そうですか」
「そのうちに必要になったら唱えてください」
「ありがとうございます」
「いえいえ、この先、お気をつけて」

he11-2a-05.jpg

he11-2a-06.jpg

今日は歩き遍路の方々をちらほら見かけます。
それから車遍路さんも多く見かけます。

ですが

勤行次第が早いなあ。
わしより後にやって来て先に終わる。
若者二人連れは本堂で手を合わせただけで、納経所に駆け込む。
重ね印のおじさんは、野球帽をかぶったまま経頭を務めています。

うう~む。

誰にも教わらず自分達だけで始めた車遍路さん、
そのうち勉強してくれるんやろうか。
それともこのまま4周廻って先達になるんやろうか。

仏様は、無作法な人たちを見て
「あいつらけしからん!」
と憤ることを嫌うそうです。

わしは周りの人が見ていることを意識して
きちんとお勤めするようにしております。
これも先達業務と心得ております。
he11-2a-07.jpg

he11-2a-08.jpg

he11-2a-10.jpg

he11-2a-11.jpg

he11-2a-12.jpg

he11-2a-13.jpg

he11-2a-14.jpg



さて今回の目的
主目的と言っていいでしょう。

「スズメバチホイホイ」
の液交換

足掛け3年のプロジェクトです。
焼山寺への途中の柳水庵の下に地元の人が作った小屋があり
歩き遍路さん達の休息場、宿泊場になっているのですが
4年前にスズメバチが小屋内に巣を作り、危険な状態になっていたので
「鯖街道キャンプウオーク」で培った経験を生かして
スズメバチトラップを仕掛けました。

スズメバチの習性を生かして春先に女王蜂だけを捕獲して
巣を作るのを予防するのです。
幸いトラップを設置してからは巣ができたという報告はありません。

こりゃ、わしが元気なうちはずっとやらねばならんかな?
望むところですがな。

その年の遍路計画により、11番藤井寺から歩いて登るか
自動車で来るか、色々です。
he11-2a-14b.jpg
今回は鴨島から県道43号線から山道を上がって柳水庵まで行きます。
一番心配したのは雪ですが、幸いなし。
行き交う車もなく、山道をそろりそろりと走りました。

標高が上がっていくに従い、空が暗くなり雨粒も落ちてきます。
あれ?雨粒が凍っていないかい?
he11-2a-15.jpg

he11-2a-16.jpg

he11-2a-17.jpg



無事に液の交換も済み、焼山寺に行けるかな?
えい!行こう。

再び山道をクネクネ降りて
鍋岩のすだち館の所まで来ました。
ここから焼山寺まで登ります。

駐車場に着いたら・・・風に雪が舞っています。
どひゃ~
he11-2a-18.jpg

今日は頭に被る物を持ってきていないのです。
太龍寺の龍手拭を巻いて山門までの道を歩む。
すれ違う善男善女さんたちも、寒そう。

納経所では、なにやら揉めています。
納経帳を二冊持っている人に対して
それはできません、と納経所の人が言っています。
足腰の弱い人の分を持ってきている人や
代参の人はどうするんでしょうかね?

ここの納経所は厳しいと聞いていたのですが、初めて見ました。

閑話休題
he11-2a-19.jpg

13番大日寺に5時までに到着できるでしょうか??
気が急いて、ついついアクセルを踏んでしまうのですが
その都度
「法定速度を超過しています」
とナビ子ちゃんが注意してくれます。
「あ、はいはい。ごめんしてちょ」
he11-2a-20.jpg

心配をよそに、間に合いました。

住職は海外公演のため不在でしたが、
ああ、今日はなんてうまく行った日なのでしょう。
お大師様に今日の旅の無事の御礼言上しました。

今年はレンタカー遍路の予定なのですが
こんなにサクサクいくとは思いませんでした。
これならば年末までに2巡は廻れるでしょう。
しかし自分の基本は歩き遍路であることは肝に銘じなくてはいけません。
he11-2a-21.jpg

he11-2a-22.jpg

拇趾反張女仏

拇趾反張女仏

渡辺淳一の短編小説です。

若い頃にこの小説を読んで「バビンスキー反射」を勉強しました。
作者は医師であるため、医学的根拠がしっかりしており
医学小説での設定、描写に無理がなく、とても勉強になります。

バビンスキー反射とは、
脊髄損傷や脳溢血などで半身麻痺になった際の脊髄権反射を調べるため、
脚の裏側の外側を踵から趾先に向かって掻き揚げると
健常人ならば趾を縮めますが、
前述の原因で脳や脊髄の中枢の神経が冒されている場合には
拇趾は甲の方に反り返り、やや開き気味になり、
さらに膝が軽く曲がるのです。
bosihantyou01.jpg

フランスの医師ジョセフ・バビンスキーによってこの反射が19世紀に確認され、
彼の名がつけられました。
彼はスラブ系のフランス人なんかねえ?

閑話休題

赤ちゃんの拇趾にも同じような反応が見られます。

これは、まだ神経系が未発達のためで、
生理的バビンスキー反射といいます。
個人差はありますが遅くとも2歳頃までに消失するようです。
2歳になれば運動陰機能、中枢神経が発達するので、
2歳を過ぎても消失しない場合は、錐体路障害を疑います。

聖母子画にもこのような表現が残されていますね。
bosihantyou04.jpg


産まれたばかりの孫の拇趾を見たら、おお、跳ね上がっているぞ!



さて本題

この物語では女性のエクスタシーと十一面観音様の関連について描かれています。

奈良法華寺の国宝十一面観音立像の脚
bosihantyou02.jpg
右足の膝を軽く曲げ、斜め横を向いています。
そして拇趾が反っているのが焦点になっています。

膝を軽く曲げ、拇趾を反らしているのはバビンスキー反射そのものです。
bosihantyou03.jpg

像にみなぎる緊張感、静から動に移る一瞬を表現したのでしょうか。
中枢神経の異常を表したものではないのではないか。
他の観音立像ではこういった表現はない・・・ように思います。

仏像三十二相八十種好にもこれはありません。
あえて言うなら八十種好 其の二十一に、
「容儀備足:容貌と立ち居振る舞いが美しい」
う~ん、これは苦しいなあ。

ダイナミックな躍動感を現わす仏像は
金剛力士とか四天王のような天部に属する方々で、
如来とか菩薩は静かで落ち着いた雰囲気を表す。
拇趾だけを跳ね上げる表現がなんとも不自然です。


法華寺の十一面観音像のモデルは光明皇后だそうです。
非田院や施薬院などを作り、民の垢も流してやったという
優しく慈しみ深く、美しい人物であったそうな。

仏像を彫った仏師はガンダーラから遣わされた問答師といわれています。
どんな気持ちを込めてこの像を彫ったんでしょうか。



セックスの際に女性がオーガズムを感じるくらいの興奮状態になると
一時的に精神・神経回路が狂い、平常時には絶対起こる事のない
バビンスキー反射が起こると言われています。
これ、自分では確認した事がないのが残念な事です。

bosihantyou05.jpg
浮世絵にもこの描写があります。
喜多川歌麿「願いの糸口」
花魁が男に背を向け、細めた目で見ている拇趾の先が反り返っています。
生身の人間にも、天女や仏と同じになる瞬間があり、
このときすべての神経が麻痺してしまう。
この瞬間とは、エクスタシーのことか。


美貌の光明皇后に懸想した仏師が、その瞬間を想像しながら
彫ることによってその想いを叶えていたのかもしれません。


二十代の頃にこの物語を読んでからずっとずっと心の中に
バビンスキー反射と拇趾反張女仏が住み着いていました。
そして孫の拇趾を見て、またぞろ出てきたのです。


この考えは仏像を観音菩薩を冒瀆する行為になるかもしれません。
不愉快と感じられた方がおられたら、ひたすら申し訳ありません。

しかし、仏師の想いが仏像の造形に顕れ、
千年を経た今日でもその想いを感じ取ることができると思うと
また格別な気持ちになるのは自分だけでしょうか。


法華寺平成31年春の御本尊御開帳は3月20日~4月7日まで
今度行ってみようと考えております。

おきらく遍路旅 11巡目 76番金倉寺、77番道隆寺

おきらく遍路旅 11巡目 76番金倉寺、77番道隆寺
平成31年1月9日(水)

鬼子母神(訶梨帝母尊、おかるてんさん)は、
法華経の守護神として日蓮宗・法華宗の寺院で祀られることが多く、
「恐れ入谷の鬼子母神」で知られる東京都の真源寺が有名ですね。
四国八十八箇所霊場76番金倉寺には、
本邦初出現の訶梨帝母尊が祀られております。
he11-1-01.jpg


娘が去年の夏に妊娠6ヶ月で結婚式を挙げてから順調にお腹が大きくなり、
年末にむけて出産が近づいてきたのはいいけども、
切迫早産とか逆子とか、入院とかでいろいろ問題が生じました。
男はこういうときは役に立たない。

2年前の息子の嫁さんの出産の際には、
向こうの親御さんたちが色々関わっていて
こちらは手出しできなかった。

娘は実家であるわしの家に帰って出産育児をするんですが、
男は本当に役に立たない。
オロオロしていても邪魔になるだけなので
神仏にお願いに行く事にしよう。

四国遍路の際にも、御本尊さまとお大師様に真剣に真剣にお願いをしていました。
これだけ真剣にお願いしたのは初めてです。
お遍路仲間が訶梨帝母尊のお札を貰ってきてくれました。
ありがたや。

11月に76番金倉寺で最後の安産祈願をして、御加持米を頂いてきました。
その甲斐あって逆子は直前に元に戻り
めでたい事に1月1日に無事出産しました。
初産でしたが、すこぶる安産で関係者から驚かれたそうな。

まことに、めでたし。ありがたや。

お願いをして叶えてもらったら、お礼をするのは至極当然の事です。

今年は単身赴任先からのお遍路を控え、
こまめに家に帰って授乳中のお母さんのご飯を作ってほしいとの、
家内と娘からの願いに応えなくてはならん。

正月休みの帰省を終えて単身赴任先に帰ってきました。
今年は週末歩き遍路は控えなくてはならんなあ。
でもお遍路の虫はずっとうずいています。

1月9日(水)は休みの日です。

そうだ!
安産祈願をした訶梨帝母尊(おかるてんさん)に御礼言上に行かねば!

朝も早よから新大阪から新幹線に乗り、岡山からしおかぜ1号に乗り継ぎ四国へ。
he11-1-02.jpg
「金倉寺駅」で降りたら
歩いて5分
he11-1-03.jpg

76番金倉寺に来たよ!
he11-1-04.jpg
本堂での勤行中、目の前に並ぶグッズが気になってしかたがないなあ。
そのおかげで少し間違えてしまった。
大金剛輪陀羅尼で許していただこう。

he11-1-07.jpg
今日は写経したのを持ってきました。
これは、写経したのを読みながら、のほうが正しいんでしょうか?
誰か知っていたら教えてください。

大師堂でのお勤めを終えたら、
訶梨帝母尊堂へいそいそと行き、
「おかるてんさま、無事安産でした。ありがとうございました」
いつもより丁寧に、ゆっくりお勤めしましたがな。
he11-1-06.jpg

お札を本堂脇に設置してある箱に納め、
he11-1-05.jpg
さて気になっていたものを買おう。
甘酸っぱい香りの「ざくろ香」と「ざくろピンバッチ」を買いました。
ざくろ香入れ、綺麗な色なんですが、
買おうか買うまいか悩んだ末に買いませんでした。
he11-1-08.jpg

買わなかったことが後悔の種になっちまった。
今度は買おう。

すべて終えたら
ダンタイサンがどやどやとやって来ました。
正月早々のお遍路ツアーですね。

「妻返しの松?なんのこと?」
「ああ、これはな、乃木将軍が訪ねて来た妻をここで帰したのじゃよ」
「なんでぇ?かわいそう」
「女人禁制やからや!」

なんて会話が聞こえてきます。


さて、
ここで今日の予定は終わりなんですが
歩き遍路の血が騒いでしかたがない。
白衣は着ていないが、杖はついていないが
77番まで歩こう!
5kmちょっとなので1時間と少し。
今日は青空のいいお天気で、空気もキリッとして気持ちがいい。
he11-1-09.jpg

それに、重いリュックを背負っていないので
足取りの軽いこと!
出会う人もなく、麦畑の中とか住宅街をフンフンフ~ンと歩くと
やけに郵便局が目に付きます。
「?」
そうだ、四国八十八箇所記念切手セットが販売されているんです。
いつもは土日に歩いているので郵便局は開いていない。
今日は水曜日

またしても目に入ってきた郵便局
迷わず入りました。
「あ、あの~、八十八箇所切手を・・」
「あ、はいはい・・・・すいません」
「えっ?(売り切れか!)」
「香川県の分が売り切れなんです」
「ああ、そうですか。徳島のは?」
「香川県以外のものならあります」
「おおっ、で、では徳島県のをば」
「はい」
he11-1-10.jpg

3セット買っちまった。

77番道隆寺門前では、いつもお地蔵さまを頂ける家があります。
この家のお父さんは
お遍路さんの突く杖の鈴とか錫杖の音でお遍路さんの通過を知り
声をかけてくださるのですが
今日のわしはお遍路装束ではない。杖もない。
つとめてゆっくり家の前を行ったり来たり。

今日は御縁を頂戴できませんでした。

やはりきちんとした装束のお遍路さんをやらなくてはなあ。
he11-1-11.jpg

77番道隆寺では、大きな犬を連れたお遍路さんと会いました。
ワンちゃんは休憩所に置かれた荷物の脇で大人しく待っています。
納経が終わったわしと目が合いました。
「こんにちは」
「・・・・・」
人懐っこそうな目をしています。
このワンちゃんは、
御本尊様の眷属様たちから認められてここにいるのでしょうか。

ご主人様が帰ってきて、甘え放題です。
わしもお願いして触らせてもらったら手のひらを舐めまわされました。
ほんと人懐こいワンちゃんですね。

76番にいたダンタイサンたちがやってきました。
聞けば彼らも歩いてここまで来たそうな。
門前で皆、お地蔵さまを貰ったんでしょうか?
寒いので白衣を着ている人はセンダツサンだけのようです。

さてここで今日の参拝は終了です。
78番の郷照寺まで行けないこともないが、
今日の目的は安産の御礼です。

なので欲張らずに帰りましょうかね。

今年の次回のお遍路の予定は・・・まだ立たない。
レンタカー遍路かなあ。

おきらく大坂七寺社巡り

5年前に大坂に単身赴任で来てから、四国八十八箇所遍路はもとより、
近畿各地の寺院を西国、新西国、薬師などなどで訪れたり
日常ふと気になってお参りする寺社などなど、
色々な御縁を頂いて参詣する寺社を数えたら7箇所あります。
そこで
「おきらく大坂七寺社巡り」
というものをまとめてみました。
今年一年のお礼を込めて廻ってきました。


朝も早くから自転車に乗って隣の岡町まで。


原田神社 豊中市
主祭神:須佐之男命(牛頭天王)
kansai7-2018-02.jpg
朝早くから様々な人たちが参拝に来ています。
ここはわしの健康を守ってくださる神様がおられます。
何度か健康面で助けていただきました。
kansai7-2018-01.jpg

ここでは祓詞(はらえことば)をあげさせていただいています。
祝詞をあげていると日の光が鏡に反射したり、
拝殿の奥からは音がしたりします。

神無月のとき自転車で前を通り過ぎただけで挨拶をしなかったので
留守を守る眷属様の怒りを買い、交差点で大コケしてしまい
幸い車とは接触しなかったんですが右膝を痛めてしまいました。


豊中駅前に自転車を預けて
阪急宝塚線に乗り、「豊中駅」~「箕面駅」で降りる。
歩いて10分


西江寺 箕面市
kansai7-2018-03.jpg
日本最初の歓喜天霊場です。高野山真言宗
箕面温泉に入りに来たんですが、そちらに行かず
フラフラとここに引き込まれてしまい、
怖がっていた歓喜天様について副住職様から丁寧に教えて頂いた場所です。
こじんまりとした境内には清浄な空気感があります。

kansai7-2018-04.jpg
阿字観、写経などを定期的に行っていて
体験させていただきました。

箕面の瀧まで行きたいのですが、1日仕事になるので
今日は我慢しておいて、次に行きます。


「箕面駅」~「中山寺駅」


中山寺 宝塚市
真言宗中山寺派大本山で、本尊は十一面観音
言わずと知れた西国三十三観音霊場24番札所
ここは安産祈願の観音様で、妊婦さんや子連れの家族で賑わっています。
kansai7-2018-05.jpg
本堂までの参道にはエスカレーターが設置してあるお寺です。
今日は西国札所の巻物納経帳を持ってきたので
御朱印を頂いておきましょうかね。


「中山寺駅」~「清荒神駅」


清荒神清澄寺 宝塚市
真言三宝宗の寺院で、本尊は大日如来 摂津国八十八箇所第72番

鎮守社として三宝荒神社があり、
竃(かまど)の神の荒神などを祀る神仏習合から「清荒神清澄寺」の名称がある。
「荒神さん」の愛称で庶民の信仰を集め、本尊よりもこちらのほうが有名ですね。

kansai7-2018-06.jpg
「清荒神駅」から1.2kmに200軒近い店が並ぶ門前町を眺めて歩くのも楽しい。
年末の賑わいのなか店をひやかして歩く。

天堂の裏の「荒神影向の榊」では、榊の根元に供えられた賽銭を頂いて、
大事に財布の中にしまっていると必ずお金が増えるといわれています。
で、お金が増えた人は倍返しで返さねばなりません・・・
備え付けの木の棒でお賽銭をたぐりよせるのですが、
皆、そのお賽銭が欲しいので、なかなかゲットできないようです。

kansai7-2018-07.jpg

この榊の周辺、あきらかに空気感が違う気がします。
ですから、しばらくこの場所に佇んでいるのが好きなのです。
ついでに、磨いたお賽銭をそっとお供えしておくと
後から来た人が嬉しそうに頂いていくのを眺めています。
お供えした時点で、もうそれはわしのお金ではなく、
神様のものになるんですから・・・



「清荒神駅」~「阪急梅田駅」


北向地蔵尊
梅田の紀伊国屋書店の西側、三番街の一番南側にあたるところ
明治24年に、この付近の畑から自然石に刻まれたお地蔵さんが掘り出され、
信仰の対象となり、当時の地主だった仲谷弥三兵衛氏が世話人となり、
お堂を北向きに建立されたのが由来です。
kansai7-2018-08.jpg
昭和44年、阪急三番街が誕生したために、お堂は西へ50メートル移り、
現在の地に鎮座されております。

とにかくここをお参りする人が多い。
普通のサラリーマンや主婦、若い人まで丁寧にお参りをしている。
人々の祈りがたくさん集まった都会の真ん中の聖地です。
お堂を管理している方(たぶんボランティア)が、お参りに来る人たちに
「ようお参りです」
と声をかけておられます。


ウメチカを歩いて泉の広場から地上に出て・・・



太融寺 大阪市北区太融寺町
高野山真言宗の寺院
新西国三十三箇所第2番札所で、新西国巡礼をしていて出会いました。
本尊は十一面観音で、大師堂もありますが
なんといってもここにおられる「一願不動尊」が有名です。
kansai7-2018-09.jpg
繁華街、ホテル街のど真ん中ですが、ここだけ空気感が違う。
一日中参詣の人が絶えません。
お百度参りをされている方もいます。
わしはお勤めが済むと、しばらくこの場所に佇んで空気間に浸ります。



地下鉄御堂筋線から「南海難波駅」~「天下茶屋駅」



正圓寺 阿倍野区
通称「天下茶屋の聖天さん」東寺真言宗 本尊は大聖歓喜双身天王
ここは大坂五低山のひとつで、聖天山古墳と呼ばれる古墳だそうな。
天下茶屋駅から懐かしい雰囲気の商店街を歩いて10分くらいのところにあり、
鳥居をくぐると一願不動尊が迎えてくれます。
kansai7-2018-10.jpg

夏の台風の影響かな?
屋根にはブルーシートがかけられていますよ。
こじんまりとした境内には大師堂や地蔵堂、その他の堂宇が収まり
平日ながら
参拝者がボチボチと来ています。


天下茶屋駅に戻る前に、もうひとつ好きな場所へ寄っていこう。
番外
波切不動尊
kansai7-2018-11.jpg
浄土宗西宝寺にある小さなお不動さんなんですが、
地元の人達の信仰が篤いのが見てとれます。
なぜ浄土宗なのにお不動さん?
なんていう無粋なことは抜きにしましょう。

略縁記によると昭和14年に茶臼山で地面から掘り出され、
西宝寺の境内に安置されたところ
第二次大戦中、空襲にあって近隣は焼け野原になっても、
ここだけ焼け残ったそうです。
神社仏閣ではこういった事が多いようですね。


5年間大坂に住んでいて
有り難い御縁を頂戴した神社仏閣のおかげで
なんとか単身赴任の生活を無事に過ごすことができています。
またこれからも新たな御縁に会うかもしれませんね。
それは偶然ではなく、必然なのでしょうか。

「中陰の花」玄侑宗久

chuin-no-hana01.jpg
「中陰の花」玄侑宗久
第125回芥川賞受賞作


わしは本を読むと、気になった箇所や
勉強になる箇所には付箋をつけておく。あとで読み返すときに分りやすいように。
本との出会いは邂逅なんでしょうか。
短編小説で、これだけ付箋がついたものはない。

「おがみやさん」の死をきっかけに、曹洞宗僧侶の主人公が
中陰(あの世とこの世の中間)を見つめなおす。
仏教の教えと霊的現象は別なのですが、
僧侶である作者が修行と体験、勉強で得た境地と
それ以外の事象について科学的根拠を織り交ぜながら
日常の出来事を通して描かれています。

その中で、日頃から疑問に思っていて答えを得られなかった
事柄について、示唆を得たような気がしました。
そのいくつかについて、自分の考えた事も交えて紹介したいと考えます。


(その1)
死後の世界について

極楽は信じれば、ある。信じられなければ、ない。

chuin-no-hana02.jpg
そのとおりやんけ。
般若心経の空の心に通じるか。

阿弥陀経には極楽浄土の様子が事細かに説かれている。
あれは「ある」というのが前提になっているのか。

人は死んだらどうなるんか?
仏教では基本的には質量不変の法則で考える。

死ぬと魂はどうなるのか。

魂をコップに入った水とする。
コップの水が蒸発する。
すると水蒸気はしばらくあたりにある。
それが中陰と呼ばれる状態で、この世とあの世の中間

それから水蒸気はどんどん広がり、
空いっぱいに広がっていく。
それをインドではシューニャと呼んだ。

世の中の全てのものは膨らみ広がりつつある。
このシューニャという言葉が中国で「空」という言葉になった。
宇宙が膨張している学説は、これを仮設にして研究されたそうな。

コップの中の水はなくなったけれども、
この地球上からはなくなっていない。

あるけどない、ないけどある。
う~む、般若心経やなあ。

chuin-no-hana03.jpg
一休宗純は、
闇夜に湖に船を浮かべて座禅しているとき鵺の鳴き声を聞いて大悟した。
鵺は黒いから見えない。でも声は聞こえる。
あるけどない。ないけどある。
http://okirakudojyo.blog93.fc2.com/blog-entry-165.html



魂は微塵という大きさになり、
更に七つに分かれて極微(ごくみ)と呼ばれるものになる。
それが仏教での物質の最小単位で、
それは素粒子と同じ大きさなんですと。

素粒子を構成しているもっと小さなものがあるが、
それ以上は物質ではなくてエネルギーである。
「空」というものを一種のエネルギーとして捉える。

で、エネルギーの状態まで戻る事が「成仏」ということで、
再生可能な状態になって「輪廻」につながる。

仏陀は輪廻の事は語らなかったが
龍樹以降、いつの間にか輪廻思想に取り込まれてしまっているよね。

司馬遼太郎の「十六の話」によると、
お釈迦さまが現代日本の仏教経典を見たら、
「わたしはこんなこと言っていないんだけどもなあ・・・」
と言われるそうです。


(その2)
魂は千里を駆けるといいます。

極楽浄土は十万億土のかなたにあるっていうけれども、
そこまでの距離を四十九日かけて行き着く場合の速度は、
秒速三十万キロだそうな。

つまり光速

千里どころではないなあ。
エネルギーの状態であればそれは可能かもしれんて。

chuin-no-hana04.jpg
雨月物語の「菊花の約」にも魂が千里を走り約束を果たした、
という物語を読んだ覚えがある。

すすすると、如来や菩薩はエネルギーの状態なんでしょうか。
凡下にはエネルギーなんて見えないから、
イメージしやすい形にした姿が仏の姿なんでしょうか。



(その3)
あらゆる物質は、分子の中に原子があり、
原子の中では原子核の周りを電子が廻っていて初めて物質化し、
目に見える状態になる。


電子に束縛されていない原子核の中の中性子と陽子は物質化していないので
瞬時にどこへでも移動できる。
そしてその中性子の中に「意識」が宿っている。
なのですべて見える。すべて聞こえるそうな・・・
「虫の知らせ」というのはこの中性子同士の反応だそうな。
魂は・・・


(その4)
憑き物について
霊というのは、何かに気になりだしたら、
そのことにずっと気になっている頭が好きで、住みやすい。
煩悩に囚われている人のことでしょうか。

しかし禅宗の僧侶はいちばん憑きにくいそうな。
パッパッと思考が切り替わってしまう頭は住みにくいんだって。

座禅をしている時に雑念が湧いてきても、右から左へすぐ流す。
悟りの境地に至ったとしても、それすら捨てろと言われる。
全ての事に執着せずに捨て去る。

放下著(ほうげじゃく)とはこのことか。
(臨済宗『五家正宗賛』の趙州和尚の章)
禅宗の僧侶は座禅をしているので頭の切り替えが早いのか。
瞑想をしている人も同じ境地なんでしょうかね。


(その5)
死の直前、光に包まれる。

酸欠状態になると、網膜の中の酸欠に強い細胞の働きが際立ち
光に包まれたような体験をすること・・・
chuin-no-hana05.jpg

死ぬとき、どうしてもこの酸欠状態を通過するために
死ぬ前に光に包まれるというのは、ごく自然な科学的現象なのだ。
死ぬ人は光に包まれて恍惚として死んでいく。

chuin-no-hana06.jpg
極楽浄土からのお迎えは光り輝いているんかなあ。
内海源助は最後のとき、
光が空から降りかかり恍惚とした気分に陥るのを感じながら命果てた、
と書かれてあったなあ。
chuin-no-hana07.jpg

高校のときに限界を超えた激しい稽古でぶっ倒れたとき、
目がチカチカした経験がある。

オウム真理教のやっていた怪しい修行
「水中クンバカ」
chuin-no-hana08.jpg
長く息を止めることによって酸欠状態を作り
光に包まれたような体験をさせる。
あれ?でもオウムは水中に入る前に酸素テントに長時間入っていなかったっけ?
でも長時間水の中で極限状態を作っていたか。


(その6)
幻覚について
禅宗の摂心の際には、睡眠が極度に制限され、精神が疲れ果てて
幻覚を見るという。

光が自分の中に入ってきたり、すべてのものと繋がるという体験をする。
それを「悟り」と表現する宗派もあるが、禅宗では
「座禅をしているといろんな幻覚を見るが、そんなものに騙されてはいかん。
あくまでそれは幻覚で、それを乗り越えてまた座るのだ」

鮮烈で美しい光景と、それを否定する言葉
これは禅宗でのみ伝えられているのだろうか。
chuin-no-hana09.jpg

弘法大師は虚空蔵求聞持法を百日間百万回唱え
明星が口の中に入ってきた、と伝えられるが
禅宗に言わせると、それも幻覚とされるのか。

中学生の頃、満天の星を眺めていたら
何故自分はここにいるのだろう、自分の存在する意味はなんだろう?
と考え、そうしていると意識が宇宙に吸い込まれたような経験をしました。
chuin-no-hana10.jpg

いまでもその時の気持ちを覚えています。
自分と宇宙、宇宙と自分が一体化した、と捉えるのでしょうか。
これって、「さとり」を得た状況と言えるのでしょうか。

それ以後は、そういう気持ちを得た事がありません。
大人になって汚れてしまったからでしょうか。

精神科学では10台の頃は、
世界の中にいる自分の位置を発見するような発達年齢に
なるので、そういうことが起こる可能性が多い、ともされています。

さはさりながら、
成長してからは、時間と空間がなくなったように感じることはあります。
それは物事に集中しているとき。
自分でいうと絵を描いているとき。
描くことに夢中になると時間の概念がなくなる。
これもある意味「さとり」に近い感覚なのでしょうか。

また、山登りをしているときに、麓では雑念だらけなのですが
急坂を登るときには登ることしか考えていない。
いや、考えていることもないのだろうか。なにもない。
自分にとってこれが「徒歩禅」にあたる。
だから歩き遍路はやめられない。


本との邂逅は、ある日突然やってきます。
それは本屋の新書コーナーであったり
古本屋の棚であったり
ネットの書籍紹介であったり
実に様々です。

その出会いを大切にしたいから、予算の都合がつく限り
購入するようにしています。

おきらく遍路旅 高野山お礼参り

he10-kouya-01.jpg

今日は日帰りで高野山お礼参りです。
昨夜は職場の忘年会だったのですが、早めに切り上げたい。
二次会のカラオケで2曲だけ歌わせてもらい
「すんませんっ明日は4時起きで高野山に行きますっ!」

帰って風呂に入り、ただちに寝て
翌日の総員起こしは0400

真っ暗で寒い師走の街に繰り出す。

阪急宝塚線~地下鉄御堂筋線~南海高野線を乗り継ぐ。
早朝のため通勤客はまばらで、無事座る事ができました。
「世界遺産キップ」を購入して、「高野山」行きの急行に乗るが・・・

しかし、「橋本駅」でバスによる代行輸送に乗換え

南海電鉄の高野山ケーブルカー新造のために、
現在「極楽橋駅」~「高野山駅」が運休となっています。
30年11月26日から31年2月28日までの予定だそうな。

へぇ~、そうなの。


今年の夏には台風被害で運休になり、バスの代替輸送を経験しているので
素直に橋本駅からバスに乗りましたが、
状況がよく理解できない老人が長い事駅職員から説明をうけていました。
地理関係のよく判らない人にとっては
繰り返し説明されても納得いかない様子だった。
ガイジンサン達も戸惑ったでしょうね。

手元を見ていると酔いそうな山道をグリグリ回りながらバスは山の上に進む。
錫杖が転がらないように腕でしっかり抱え込むが
つい居眠りをすると手が離れ、あわてて握りなおす。
he10-kouya-03.jpg

今日は大門から奥之院まで歩こうか。
気温表示をみると0.2℃
おお~、寒いなあ
今日はヒートテックの長袖にポロシャツ、その上に
ウインドブレーカーを着てきたら寒くないよ。

その上に白衣を着込んで、さあ行こう。
he10-kouya-02.jpg

朝早いし、平日なので道行く人たちは地元の人たちばかりです。
それに坊主頭率が高いのはあたりまえか。
バイク屋の主人も坊主頭ですねえええええ。

he10-kouya-04.jpg
ただ一軒あるコンビニに入ったら
クリスマスツリーが飾られ、軽快なクリスマスソングが流れていく。
この天空の宗教都市は寛容で、あらゆるものを受け入れている。

he10-kouya-05.jpg
金堂の境内で、知った顔を見ました。向こうも気づきました。
先日、大窪寺への途中、
お遍路交流サロンで出会った明石からの歩き遍路の婦人です。
昨日麓の九度山から慈尊院を経て丁石道を歩いて登ってきたそうです。
「途中柿のお接待はありました?」
「雨が降っていて、気づきませんでした・・・」

彼女からいい情報を聞きました。
高野山のさる宿坊は、歩き遍路さんには宿泊費が約半額になるそうです。
お遍路交流サロンで紹介されたんですって。
he10-kouya-06.jpg
赤バッチ授与の歩き遍路さん対象なので、ここでは明示できません。
あしからずご了承ください。


人気のない境内を抜けて
奥之院へと歩む。手袋をしていても指先がかじかんでくる。
鼻水も垂れているような気がする。
ここで修行をしている人は大変だなあ・・・

おきらく乗り継ぎ遍路をすると年2巡のペースで廻れるが
高野山に行くのは6月と12月になる。
暑い季節か寒い季節になるなあ。
もう3ヶ月ずらしたらいい季節になるのかもしれん。
he10-kouya-07.jpg

そんなことを考えていたら御廟に着いた。
人の姿は見当たらない。
朝早く来てよかったああああああ。
神聖な空気感の貸切です。
しかし大きな声を出して勤行するのは控えます。

金剛峯寺では
納経の折に参与会への入会書類をいただきました。
「あ、あの~、参与会の入会手続きはどこで・・・?」
「ここでできますよ」
「あ、そうですか。会費の納入時期はいつですか?」
「4月です」
「あ、そうですか。では今払うと少しだけ損ですね」
「そうですね。書類だけ持っていってください」
「はい」

門にガイジンサンの一家がいて、
美人の金髪婦人がわしをファインダーに納めようとしている。
「写真をとります?」
「イインデスカ?」
「OK!」
「アリガトゴザイマス・・・(タメイキ)スバラシイ!」
ふ~~ん、この格好はめずらしいんやろね。

今日の予定は終了したので、大門方面に歩いていき
朝寄ったコンビニで肉まんとあんまんで昼食を済ます。
冬の平日、食堂は閉店している所が多い。
まさにコンビニは山上都市のオアシスやね。

大門を出て「大門南駐車場臨時バス停」まで歩き、
5分後に「橋本駅」行きのバスが出るので温かい車内に乗ると
とたんに眠気が襲ってきます。
おかげさまでずっと眠りこけていました。

「橋本駅」~「南海難波駅」の車内も
日差しと暖房のお陰で眠りこけていました。

つくづく大坂に住んでいると高野山には行きやすいなあ、
と感謝です。


自分の願望ですが、
年末年始のお遍路をやってみたいなあ、と考えていますが
家族水入らずの正月も大切にしなくてはならん。
悩ましい所です。


大きなミスをしてしまいました。
13日に先達昇補でお世話になった親寺へ御礼に行き、
18日に高野山に行く予定を立てていたのが
日程を取り違えていました!
あらかじめ連絡していたにもかかわらず、
住職には大変ご迷惑をおかけしてしまいました。
この場をお借りして陳謝いたします。

he10-kouya-09.jpg

おきらく遍路旅十巡目結願 権中先達昇補 75番善通寺~88番大窪寺

he10-13a-01.jpg

平成30年12月7~9日

前にも書いたが先達昇補のお願いに親寺を訪れたら
「なんで?もう先達になっているからいいじゃないか」
と言われ、返答に困った。

そう、自分はなぜ先達になったのか?何故位をあげたいのか。
歩き遍路ツアーを主催しているので先達位は持っていたほうがいい。
ではなぜ位をあげたいのか?

う~~~ん。
やはり凡俗の悲しさ、昨日よりは今日、今日よりは明日と、
日々進歩していたいから・・・かな?

悩みと期待を抱えたまま、講習会は
香川県は善通寺市の善通寺市民会館で開催されます。
過去、会場は善通寺境内の遍照閣で行われるのですが
どうも手狭だったようです。
でも、遍路の減少に伴い先達の数も減少しているはずなんですけど・・・

閑話休題

職場には3ヶ月前から休暇の申請をしておきました。
なので、3連休です。
講習会の後にはお遍路ができるよ。

12月6日(木)
仕事を終えてダッシュで新大阪から新幹線に乗る。
he10-13a-02.jpg
岡山駅で在来線への乗換えの際、込み合う駅構内では
ビニール袋に包まれた錫杖を持った人がちらほら見られます。
そうだ、今日は新任の先達さんが誕生する日ですね。

お宿の善通寺グランドホテルのロビーには
今日か明日の参加者らしき御刀自様たちがウロウロしています。


12月7日(金)
夜が明けました。
外気はちょっと寒いかな?
he10-13a-03.jpg
朝の善通寺市内を会場に向かって歩くと、向こうから
迷彩服姿のお父さんが両手に子供の手を引いて出勤してきます。
いかにも駐屯地のある街の風景ですよね。

he10-13a-04.jpg
早くも市民会館の前にはお遍路さんたちがたむろしています。
知った顔もちらほらいるので彼らと雑談しながら過ごす。

さて、会場に入ったら、最前列の真ん中に陣取ります。
昔から後ろの方でゴソゴソするのは性に合わんのですよ。
話を聞くなら堂々と正面で。
それに居眠り対策になるしね。

he10-13a-05.jpg
午前の大僧正猊下の話の最中、隣に座っているおっさんが
イビキをかいて寝始めた。
始めは小さなイビキなのだが、ハラハラしながらいると、
更にボリュームが大きくなってきたので肩を叩いて合図する。

居眠りしないくらい聞き応えのある話ならばいいのでしょう。
おっと、
四国八十八箇所霊場会を批判するような発言は厳に慎まねばならん。

今日の課題は便所の問題です。
大ホールが満員になるくらいの参加者の用便問題を解決できる
キャパシティはないのではないか?

で、あるから会場外にある公衆便所をキープしておいた。
講習と講習の間の休み時間はわずか。
おまけに時間超過をしても、情け容赦なく次の開始時間は厳守なので
おしっこ行くのも勝負なのであります。
勝負に敗れた人たちは、講習が始まった後にゴソゴソと会場入りしている。
he10-13a-06.jpg


艱難辛苦のうえ、無事講習も終了
認定証書も無事受領しました。
知った人達との交流をしばしの間交わしたあと、善通寺へ。

he10-13a-07.jpg
無事昇補のお礼を本堂、大師堂で済ましました。
大師堂では上にあがらせてもらおうと思ったが、
ひとりの大先達が座ってお勤めをしています。
後姿に犯すべからざる雰囲気を感じたので、
あがるのを遠慮してしまいました。

ホテルに帰り買い込んできたお酒で今日のお祝いを独りする。


12月8日(土)
he10-13b-01.jpg
天気予報によると今日から寒波の襲来で寒くなるんだって。
ヒートテックを着込んでいるから大丈夫でしょう。
それに手袋も持ってきた!

金倉寺では、本堂・大師堂はもちろんのこと
訶梨帝母堂にお参りをする。
he10-13b-02.jpg
娘の安産祈願です。
ザクロをお供えしたかったんですが今の季節、それはない。
せめてザクロの干菓子を求めたのですが残念ながらありませんでした。

he10-13b-02b.jpg
胎児は逆子だったんですが、いままで各所の神仏にお願いしていたら
無事になおりました。ありがとうございます。
この上は、安産の祈願を本当に真剣にやりました。
これだけ真剣にお願い事をしたのは初めてじゃないやろうか。

道隆寺の手前では、いつものお地蔵さまを頂きました。
錫杖の音をジャラジャラ高く鳴らしながら
家の前をゆっくり、ゆっくり歩く・・・・
あれ?声がかからないよ。
もういちど戻り、ジャラジャラ門から窺うと、
老婦人が出てきました。
「おはようございます!」
「おはようございます・・・お父さん!」
ご主人が出てこられましたよ。

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛
he10-13b-03.jpg

道隆寺境内には昨日昇補したのかな?
先達さんたちがちらほらいます。
昇補記念遍路なのでしょう、きっと。わしもそう。

he10-13b-04.jpg
最近写経を始めました。
いつかやりたい、いつかやりたいと考えていましたが
強い意志がなかったために今の今までやっていませんでした。
先達昇補、十巡目結願を機会としてお大師様が与えてくださった機会でしょうか。

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

he10-13b-04b.jpg
納経所に奉納した新作「富士松天女」の絵を喜んでくださり
遍路切り絵プラカードをくださいました。
自分の描いた絵を喜んでくださると大層励みになります。

「多度津駅」~「宇多津駅」

he10-13b-05.jpg
今日はよく晴れています。
きりっとした冷気に青空
わしにとっては絶好のお遍路日和でありますなあ。
he10-13b-06.jpg
自分の灯した線香の香りが漂い、
読経をしている自分にまとわりついてくると、法楽であります。

なんておだやかな空間なんでしょうか。

空を見ると・・・雲がないので竜神様はおられません。

「宇多津駅」~「八十場駅」

季節はすっかり冬に様変わりして
木々の紅葉は落ち葉となって道の脇に降り積もっていますが
それでもまだまだ札所の境内では見事な紅葉を見ることができます。
he10-13b-07.jpg
大師堂でお勤めしていたら縁の下で白いものが揺らめいた気がしました。
あとで見てみたらそのような気配はない。なにかな?

「八十場駅」~「高松駅」

高松駅を出て信号待ちをしていたら
お接待で100円をいただきました。

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

さてお腹もすいてきたのでここらで食事をば。
うどんにしようかラーメンにしようか・・・
いままで気になっていた高松駅前の「徳島ラーメン」に入る。
he10-13b-08.jpg
冷え切った身体に熱いスープが染み渡る。
しみじみと徳島ラーメンを味わったのは初めてではなかろうか。
ライスお替り無料なので2杯食べてしまいました。

「高松築港駅」~「一宮駅」

一宮寺には、今日は正しく山門から入ろうかね。
あまり目立たない生活道路に山門はあるため
車やバスの人たちはもっぱら裏門から入るのが主ですが
やはり山門から入りたい。
境内の外周をグル~ッと廻って、山門が見えてきました。

向かって右側の阿仁王さまにご挨拶をします。
「京都府から来ましたおやっさんと申します。ご本尊さまへのお取次ぎをお願いします」
「うむ、入るがよい」

本堂、大師堂でお勤めして納経所に行ったら賑やかな声がします。
よく見ると、三豊市で善根宿をされているKさんでした。
以前、民宿「碧」でのセミナーのときにわしと同部屋になり
夜中にわしのイビキのあまりのうるささに逃げ出し階下の広間で寝た、
というご迷惑をおかけしてしまった思い出がある方です。

思いがけない出会いでした。
三豊市の近くに来たら泊めてください。

he10-13b-09.jpg
大師堂には写経道場があり、いつでも誰でも500円で写経ができます。
受付のおばさんにお願いして上にあがらせていただく。
まず凍えた指をストーブにかざす。

筆を持って用紙に向き合うと、心が静まってきます。
堂内に流れるかすかな線香の香りと
参詣者が堂内に入るたびにおばさんの鳴らす鐘の音が静かに響く。

奥のお大師さまに祈る参詣者の気持ちが堂内に満ちる。

香りと音と祈りが渾然一体になって
とても心地よい空間を作り出しています。

陶然と筆を進めていると
いつの間にか書き終わっていました。

おばさんがお茶菓子を出してくださいました。
少しの間お話をさせていただくと、
先日先達昇補講習会で聞いた話と同じ内容の話でした。

「自分のためでなく、人にあげることが第一です。そうすれば自然と自分に帰ってくる」

たまたまこの場所に来たのではなく、来るべくして来たのでしょう。

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

お芋と飴ちゃんをいただきました。

山門から出て、左の吽仁王さまに
「ありがとうございました」

右に進んで駅の方向に向かって歩くと、
なにやら立派な境内に出ました。
どこかな?なにかな?
おお、一宮神社だっ

初めて訪れましたよ。すごく立派な神社ですねええええ。
he10-13b-10.jpg


「一宮駅」~「長尾駅」

わしの好きな琴電に揺られて今日の最終場所
長尾寺に着きました。

夕闇の迫る境内には誰もいません。
本堂に上がろうとしたら近所の腰の曲がったおばあさんが、
手摺に縋りながらゆっくりゆっくりと登ってきました。

「わたしは近所なんでいつでも来られる。先におまいりしてください」
「ありがとうございます」

いったい何年分の彼女の祈りがここに篭っているのでしょうか。
あちこちのお堂を丁寧に拝んでいました。

he10-13b-11.jpg
今日のお宿は門前正面のここ。
宿泊者はわしと、通しうちのおじさん、それに素泊まりのガイジンさんです。
女将さんによるとガイジンサンは和食を好まず、コンビニで好きなものを買って
食べる人も多いようです。
せっかく日本に来たのに和食を楽しまないのはもったいない、と思うのですが
生活習慣に合わないのでしょうかね。
逆の立場だったら、やはり自分もそうなるのか。
たった7日間のアメリカ西海岸ツアーでも米が恋しくなったもんね。
he10-13b-12.jpg


12月9日(日)
he10-13c-01.jpg
今日も天気はいいが寒い。
お遍路交流サロンまでは歩くが、
そのあとはバスに乗って大窪寺にいこうか・・
一度楽をすると堕落する自分を感じてしまう。
歩くか、バスか、グルグルと考えが渦巻きます。
悩むわしのあとから、隣の民宿を出発した婦人が歩いています。
he10-13c-02.jpg

お遍路交流サロンで温かいお茶を頂きながら休みます。
職員の方にお遍路大使認定書の授与について聞かれたが
全部歩いているわけではないので辞退させていただきました。

he10-13c-03.jpg
やがて婦人も到着されました。
明石から来た彼女はご主人をお遍路に誘ったが、
賛成はしないが反対もしない、なんですって。
うちのカーチャンも「いっておいで」と言うが誘っても頑として来ない。

行きたい人だけ行けばいいんやね。

後日談ですが、高野山にお礼参りに行ったとき、彼女と金堂前で再会しました。
それに、ためになる宿坊情報も教えていただきました。


歩き遍路の話をしていたら、
安易にバスに乗って結願しようという邪念が吹っ飛びました。
何のために歩いているのか?
札所と札所の間の道程が遍路なんじゃなかったのか?

そうです。

歩いていきましょう。
今回も宮崎遍路道の女体山越えではなく、
丁石道を歩む事にします。

今日は日曜なので採石場のトラックもいない。
道にはただ落ち葉が積もっているだけ。

誰にも出会わない。
でも何かの気配に包まれているような感じがします。
猿の経立(ふったち)ではなかろうか?

と思ったら、猿でした。
he10-13c-05.jpg

猿の経立とは、日本の青森県、岩手県に存在すると言われる妖怪あるいは
魔物で、生物学的な常識の範囲をはるかに越える年齢を重ねたサルやニワトリ
といった動物が変化したものとされる。(ウィキペディア)
でも民俗学者の柳田國男の記述を読むと、どうも山人ではなかろうか
と感じます。
いっとき有名になったヒバゴンも、猿の経立に類する存在ではなかろうかと考えます。

閑話休題

he10-13c-06.jpg
ああ、、やはり歩いてきてよかった。
冬の清浄な空気と、山の気を存分に浴びて気分がいい。

すると突然銃声が響き渡り、更に
銃口炎がこちらを向いているような気がして
一瞬肝が縮んでしまいました。
he10-13c-07.jpg

戦場の兵士は、怖かったやろうなあああああ・・・・・・

あとで聞いたら、これは獣よけに定期的に鳴らしているんだそうな。
でもすごい音ですね。

he10-13c-08.jpg
丁石道を歩くと山門が目の前に見えてきます。
やはり結願は山門を見ないと気分が盛り上がりません。
境内には白衣のダンタイサンもいるが
観光客も多い。
he10-13c-09.jpg

作務衣を着た僧形のお遍路さんから
「綺麗な白衣ですね」
「は、はあ。ケーホーさんブランドの白衣です」
「ああ、あの人ですか」
背中のお大師様もリュックで擦れて少しばかり汚れてきました。
新調しなくてはいかんかなあ?

ちょうどお昼です。
門前のお土産やさんで「打ち込みうどん」を食べる。
he10-13c-10.jpg
店内は観光客でいっぱいです。
白衣を着た人は・・・わしくらいかなあ。
今日は時間的余裕があるのでゆっくりと味わって食べる事ができましたがな。

バスの時間まで1時間ほどあるので
門前の「飛猿閣」に行こう。
「こんにちは!」
「あれ、いらっしゃい。ひさしぶりやねえ」
「今回も無事に結願できました」
熱々の甘酒をいただくと、甘くておいしい。
自家製だそうです。
昔々、母親の実家でも台所奥に室(むろ)があり、甘酒を造っていたなあ。
子供の頃は好きではなかったが、今は好物になっています。
冬の寒い日に熱々の甘酒は季節感満点でいいねえ。

おかあさんと、息子さんと三人でストーブを囲んでお話をしました。

「大窪寺バス停」~「志度バスストップ」
高速バスに乗り、大坂まで帰って来ました。

これでおきらく遍路旅十巡目終了!
後半かなり忙しく廻ったんですが、なんとか年内に終わりました。

なぜ自分は昇補したいのか?
答えはまだ出ていません。
この先歩いていたら答えは見つかるのでしょうか。

さて、来年はどうなることやら。
娘の実家での出産があるので思うようにお遍路にいけない。
レンタカーでちゃちゃちゃ~っと廻ってみようか。
he10-13c-11.jpg




おきらく遍路旅十巡目 55番南光坊~64番前神寺

he10-12a-01.jpg

11月23日(金祝)
始発の新幹線に乗っていざ、四国へ。
列車を乗り継ぎ0930に今治に到着
今回企画していた「おきらく歩き遍路ツアー」は
今治出発だったんですが初日は参加者はなし。
皆さんそれぞれの予定があって皆、キャンセルです。
ひとりで楽しんで歩こう。
he10-12a-02.jpg

今日は天気もいいし、風は少し冷たいが
歩いて行くうちに汗ばんでくるでしょう。
今治駅にはしまなみ街道自転車ツアーの人たちが
ファッショナブルなウエアーに身を包んでたむろしています。

まずは南光坊
さすがに連休初日、駐車場にはクルマヘンロサンたちの様々な車がいますよ。
歩きのお仲間は・・・いない。
he10-12a-03.jpg

南光坊本堂の立て札
大通智勝如来は、大日如来の化身であるので
おん あびらうんけん ばざらだど ばん
と唱えるのが正しい、
と関西先達会の際に南光坊住職が講話されていました。

「いままで自分は南無大通智勝如佛で教えているんだ!」
「私はオンマカビジャニヤジャニャノウピイプウソワカでやっている!」
と言う人はいるでしょうね。

でもまあ、仏様は寛容なので
人間どもがあ~だ、こ~だと叫んでも、
許していただけるんでしょうね、きっと。

今日は雲ひとつない晴天なので、竜神様の姿はない。
旅のお供のラジオは、今日は祝日なので特番で、
岡林信康特集をやっています。
残念ながら彼の全盛期は、
自分はまだ山奥田舎のガキで知るよしもなかった。
なので、後付けの知識しかない。
フォーク全盛期は、そんな感じですね。

この今治遍路道、あっという間に札所に到着するような気がします。
道を知り尽くしてしまってたからか、
本当に札所間の距離が近いのか。

栄福寺で読経をし終わったら、視線を感じました。
徳島のマイフレさんです。
ずっとわしの姿を見ていてくれていました。
「すぐにわかりましたよ。すごいオーラですもん」
「えっ、そんなんじゃないんやけどもなあ・・・・」
しばらく彼と語り合いました。
夏の暑い徳島遍路の際には支援してくださいました。
お大師様の結んでくださる御縁を大切にしていきたいと考えております。
he10-12a-04.jpg

秋も深まってきているので紅葉を楽しみにしてきたのですが
綺麗なのは札所に植えられている木々だけのような気がします。
今年はこれで終わるのでしょうか。
he10-12a-05.jpg

仙遊寺まで登ったら標高も上がるので紅葉も違った風情があるのだろうか。
おお、やはり下界よりは綺麗ですねえ。
東屋で声がかかりました。
「上まで行くのですか?」
「はははい」
「この池の鯉が一匹死んでいるんです。お寺の人に伝えて」
「ここの池はお寺の管轄なんですか?」
「そうです」
結局、最後まで伝えるのを忘れてしまいました・・・すいません。
he10-12a-06.jpg

さすがに山門の紅葉は美しい。
特に出迎えてくれた一如観音様は紅葉を背負って美しいですね。
参道途中の御加持水をペットボトルに入れ・・・
he10-12a-07.jpg

今日はここの宿坊に泊まります。2年ぶりですかね。
聞けば今日は満員御礼ですって。さすがに連休ですね。
早速洗濯をして温泉に浸かる。
部屋に帰り、湯上りの身体を横たえてしばしまどろむ。
he10-12a-08.jpg

夕食の精進料理に麦泡般若湯をいただく。
わしのテーブルは歩き遍路さんばかりです。
それも休日区切りの人達なので話が合いやすい。
目の前の方はかなりのベテランさんのようです。
御詠歌の講に入っておられていて、色々レクチャーしていただけました。
わしも御詠歌やってみたいのです。
楽しく語り合ってたら、いつの間にか般若湯の酔いも醒めていました。

食事を終えて、もういちど温泉に入りに行こうかな。
湯船には先ほどの方々が入っていて
そこでも半身浴をしながら語り合いました。
ちょっとのぼせたかな?
he10-12a-09.jpg


11月24日(土)
朝はお勤めから。
he10-12b-01.jpg
読経の際、御本尊様を見ていると、視界の上辺りの空気が揺らいでいるような、
そんな感じがしました。

法話では、小山田住職の世界遺産の話など、
興味深いお話を聞かせて頂きました。
途中、時間を気にするクルマヘンロの二人が退出したため、
住職はご機嫌斜めです。そりゃそうですよね。
he10-12b-02.jpg

朝食は玄米粥なので、腹持ちが悪いので2杯いただきました。
口の中で「ジャリッ」としたので出してみたら小石です。
昔のお米にはよく小石が入っていたなあ。懐かしい。
ここのお米は住職が自ら作り、脱穀精米をしているからなんでしょう。

宿坊を出て山道を下ります。
冷たい空気が気持ちいい。
眺望絶佳、ここの山道は景色がいいので好きです。
麓まで降りてきたら、道の脇にカメラを持ったおじさんがいて声がかかりました。
「写真を撮らせてもらっていいですか?」
「・・・・あ、いいっすよ」
彼は今治の写真家のようです。
シャッターの音と、巻き上げる仕草から、銀塩カメラですね。
おおっキャノンのF1ですね、懐かしい。
he10-12b-03.jpg
「目線をください」「心持ち、うつむき加減で」「杖を引いて」
こういった指示で写真を撮られるのは初めてです。
自分がモデルになったような錯覚を覚えました。
名刺を見せてもらうと、
2年前に犬塚付近で写真を撮ってもらった人だと気づきました。

やはりお腹が空いてきたので
いつものパン屋さんに寄ります。
ここのパンはおいしいんですよ。

今日は、「おきらく歩き遍路ツアー」の参加者が参加してくれます。
国分寺で集合してスタートです。
he10-12b-04.jpg

本堂前では、宿坊で一緒だった自転車スイス人男性遍路さんが読経をしています。
英語版88ガイドブックには、般若心経がローマ字表記されていて
それを読んでいました。
「カンジザイ ボサ ギョージン ハラミタ・・・」
「この意味分りますか?」
「イエ、ゼンゼン。アナタハ?」
「半分くらいかな?」
「Oh!」
昨夜打ち付けた尾てい骨が痛むが、
湿布とロキソニンでごまかす。
he10-12b-05.jpg
空を見ると、竜神様が一柱おられます。
頑張って歩け!と言っておられるのでしょうか。

「伊予桜井駅」から「伊予小松駅」まで列車で移動します。
駅にも車内にも休日遍路さんたちがいますよ。

今日の参加者は常連のご夫婦です。
夫婦でお遍路できるなんて、羨ましいなあ。
わしのカーチャンは頑としてお遍路を拒否しているもんね・・・
he10-12b-08.jpg

ご主人は剣道の高段者で、色々剣の道について深い話を聞かせてくださいます。
わしは彼からしたら屁のような段位なので、
拝聴するだけで非常に為になるのです。
話しながら歩いていると、あっという間に次の札所に着く感じです。

香園寺は、宿坊の建物だった所が更地になっていますよ。
何の建物が建つのでしょうか?
本堂内部では、靴を脱ぐので五体投地礼をしたら
昨夜打った尾てい骨あたりがメリメリと痛みますが、
何事もないような風情でやせ我慢をします。

わしは62番遥拝所にはいかないので、
そのまま歩く。
どこかで昼食を・・・と国道沿いを探しながら歩くがどこも車が一杯

62番宝寿寺境内には「境内撮影禁止」の看板はあるが、
半年前に見たコーンは立っていないよ。
「参拝お疲れさまです!」と納経所の人から元気な声がかかる。
あ、いま12時半ですが納経受け付けていますね。
he10-12b-06.jpg

わしは最初から62番で御朱印を受けています。
だってだって、ここには昔からのお遍路さんたちの祈りが篭っている場所だから。
he10-12b-07.jpg

「伊予小松駅」駅前にイタリアンレストランがあり、いい匂いがしてくる。
意見がまとまり、ここに入るとほぼ満席
結構有名店のようですね。
「注文を受けてから30分くらいかかりますが、いいですか」
「いいっすよ」
待つ間も色々な話で盛り上がっていたので、そんなに気にならない。
パスタのコシも味も抜群で、いいお店を見つけました♪

吉祥寺門前にはレモンの木があり、色づいた実がたわわに成っています。
例によって地面に落ちている実を捜すと・・・あった。
ガリリと齧ると、そんなにすっぱく感じない。
うう~む、歩いて汗をかいているとレモンの酸味を欲しがるのか??

だんだんと日が傾いてきて西の空に移動してきている。
空気もひんやりとしてきた頃、
丁度いい時間に前神寺に着きました。
he10-12b-09.jpg

ここでは、お不動様に1円玉を貼り付ける極意を教わりました。
いつも力んで投げつけていたために、全然成功していなかったのです。
手のひらに載せて、軽い気持ちでアンダースローで投げると、
おお、おお!引っ付いたよ!
カンゲキー
嬉しいなあ。
今回のお遍路の収穫は、これに尽きるであろう。

ここで今日の歩き遍路ツアーは解散
明日はそれぞれの予定に従って、それぞれのお宿に移動します。
お疲れさまでした。

わしは伊予西条駅前のビジネスホテルに転がり込んで
熱い浴槽に浸かり、痛い尻を労わる。
その後は恒例般若湯で精神と身体を労わる。
he10-12b-10.jpg


11月25日(日)

今日はひとりで60番横峰寺行きです。
最近はダレてきて、バスを乗り継いでの参拝です。
「伊予西条駅前バス停」0747発で約30分
「横峰登山口バス停」で降りる。610円
登山バスに乗り換え、横峰寺へ。往復1750円

頂上駐車場に着いたら、いつものごとく
「0910までに戻ってきたら、帰りのバス時間に間に合うよ!」
「ええっ・・・なんとか頑張ります」
いま0850
毎回毎回せわしない参拝になってしまうね。
でも間に合わなかったら、そのときはそのとき。
近くにある光昌寺に行こうか?
he10-12c-01.jpg

すすすいません。手水場に行かず、
塗香を身体に塗りたくって大師堂~本堂~納経所と廻る。
そのあと聖天堂にお酒のお供えをしてご挨拶していたので
時間はギリギリ

あせっても仕方がないので、少し急ぎながら参道を上がる。
駐車場に着いたら、ちょうどバスが出発しようとしていました。
滑り込みセーフ

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

参拝は慌ててするものではないんですけども、ね。
he10-12c-02.jpg

「横峰登山口バス停」0939発のバスに十分間に合いました。
旅は余裕を持って、楽しく行きたいものですね。

「伊予西条駅前バス停」まで戻ってきたら、
1019発の「しおかぜ12号」に乗れそうです。
さすがに3連休の最終日だけあって乗客は多いね。
岡山から新大阪までの新幹線も混んでいました。

車内では、親子連れから
「八十八箇所ですか?」
「はははい」
「ハチジュウハッカショって、なに?」
「おじいちゃんがいつも行っている、あれよ」

今は仕事があるので休日にしかお遍路ができないが、
休日365日の身分になると平日でも行けるが、
その分何か充実しない部分もあるのだろうか。

さて来月12月7日に先達昇補のあと、88番結願を目指します。
なんとか今年中に十巡目をこなすことができそうです。
he10-12c-03.jpg

he10-12c-04.jpg


おきらく遍路旅十巡目 71番弥谷寺寺~86番志度寺

he10-11a-00.jpg
今年も残り少なくなってきました。
おきらく乗り継ぎ遍路旅も半年で一周のペースを維持するために
11月、12月は急ぎがちのスケジュールになってしまいます。
忙しくて大変とかいう気持ちは起きません。
むしろ楽しい。


11月16日(金)
he10-11a-01.jpg
今日も今日とて始発の列車を乗り継ぎ
8時過ぎに三豊市の「みの駅」で降りる。
相変わらずJR四国は遅延で、15分遅れた。

そのくらいは許容範囲なんですが、
タイトな乗り継ぎ計画を立てると大変ですね。

あたりには晩秋の野焼きのかすかな煙の香りが漂い
子供の頃の懐かしい記憶が蘇る。
景色を十二分に楽しみながら青空の下を歩くのは気持ちがいいね。

he10-11a-02.jpg
途中名も知らぬスポーツドリンクを買い、喉を潤す。
遍路道沿いで100円という値段設定は、
お遍路さん向けなんでしょうかね、ありがたい。

he10-11a-03.jpg
弥谷寺は山門から長い石段を登りつめて大師堂本堂へ至るが
その途中に石仏が沢山あり、
そのひとつひとつに挨拶をしながら登る。

今日はお天気もいいのでクルマヘンロさんや
ダンタイサンが沢山来ています。
途中まで車で来ることはできても
百八段の階段は登らなくてはいけないんですよ。
みなさん、大変そう。

he10-11a-04a.jpg
大師堂前で会ったオジサン二人としばらく話し込んでしまいました。
「仏さまの前でお経をあげることを『読経』と言うでしょう」
「ふん、ふん」
「ですから必ず経本を見ながらあげなくてはいけないのです」
「そういえば、法事とか葬式では和尚さまは経本を前にしているなあ」
「でしょ?ですからお経を覚えたといって経本なしでお経を
あげないようにしなくてはいけないのです」
「なるほど」
he10-11a-04b.jpg

he10-11a-05.jpg

he10-11a-07.jpg

he10-11a-06.jpg

出釈迦寺の駐車場の大型バスは大坂からです。
僧侶の方が経頭をされていました。
参加者の先達輪袈裟をしている人から声をかけられ、
金の納札をもらいました。
「ひとりで廻って寂しくないの?」
「・・・え?・・・楽しいですよ」
寂しいとかいう気持ちは今まで意識した事がなかったなあ。
強いて言えば寂しさを楽しんでいたような。
もともと独りで行動するのが好きだし、
お遍路って、誰かと行くものなんかなあ?
これはツアー遍路さんの気持ちなのかな?

門前の「すずめ庵」さんには、建物が増えていました。
おお、うどんが食べられるのですね。
「うどんいっちょう!」
he10-11a-08a.jpg
店内には札所の絵が沢山飾られていますよ。
ガイジンサンたちが絵を欲しがるそうです。

ここは天女様に縁の深い札所ということで、
わしも一枚・・・
he10-11a-08b.jpg

すっかり長居してしまいました。でもいいのです。

he10-11a-09a.jpg
曼陀羅寺の本堂前には菊の花が咲き乱れています。
自分も菊の鉢植えをやってみたんですが
なかなかうまくいかないなああああ。
これだけ綺麗に咲かすことができたら楽しいでしょうね。

香りの記憶といえば、子供の頃連れて行かれた菊花展
大河ドラマを題材にした菊人形などなど。
小学生の頃は大河ドラマなんて観ていなかったし、菊の花にも興味なかった。
しかし、歳をくってから菊の香りを嗅ぐと子供の頃の記憶が不意に蘇り、
切ない気持ちになるね。
he10-11a-09b.jpg

善通寺に向かう田園地帯
ふと空を見ると・・・
今日も竜神様が行く手に顕れてくれています。
he10-11a-10.jpg
無理に龍の形にしていると言われれば、そのとおりかもしれん。
要は、自分がどうとらえているかです。

he10-11a-11.jpg
善通寺本堂奥にある歓喜天様にご挨拶しに行く。
かねて京都は八坂神社の向かいで買ってきた
「清浄歓喜団」をお供えして願い事をする。
ほんと、いつも聖天様には助けていただき、お世話になっております。
お礼を欠かさないようにしなくてはなりません。

行程の都合上、ここから「善通寺駅」に移動して列車で「高松駅」に行き
「高松築港駅」~「八栗駅」、そこから「八栗ケーブル駅」に行きます。
今日はあちこちで楽しいお喋りや寄り道をしたので
予定が結構押してしまいました。
he10-11a-12.jpg
17時過ぎのケーブルに乗り、「山上駅」へ。
遅くなったのでお宿に連絡しようと電話番号をプッシュしようとしたら
お宿から電話がきました。
おお、なんとベストタイミング!
he10-11a-13.jpg

今日のお宿の「岡田屋」さんの女将さんによると、
八栗寺「岡田屋」と、雲辺寺麓の「岡田屋」の
予約間違いをする人がよくあるらしい。
それを心配していたそうです。

最初の歩き遍路の際にここに泊まりました。
収容人員は2名と少ないのですが
料理がおいしいんですよ。
鯖の煮付け、カレイの南蛮漬け、大根の煮付け、どれもおいしい。
天ぷらも揚げたてです。
麦泡般若湯をいただきながら料理を堪能しました。

その途中、もうひとりの宿泊者が到着
二十台の男性です。
色々話していたら、某有名都市銀行の行員さんでした。
まとまった休みが取れるので、区切り遍路をしているそうな。
早慶上理のいずれかの出身で、4年勤めた銀行を辞めて、
次へのステップアップをするんですって。
優秀な人は違うなあ~、と話をしていてつくづく感じました。
明日は結願だそうです。
ハイペースですね。


11月17日(土)
he10-11b-01.jpg
6時に朝食大飯いただき、
八栗寺境内に行く。
早朝の清浄な空気がピンと張り詰めています。
本堂前にはリュック背負った二人の僧形の尼様かな?が
お勤めされています。
he10-11b-02.jpg

ゆっくりゆっくりお勤めし、
聖天堂も開いていたので内陣にあがらせてもらいお勤めしました。
前回上がったとき、間違えて護摩堂でお勤めをしてしまった。
本来は納経所の裏を通って聖天堂へ行かねばならんのでした。

五体投地礼をするときに
以前痛めていた右膝がメリメリと痛むが、
我慢我慢

お供えに持ってきた清浄歓喜団のお下がりをいただき
岡田屋さんの女将さんに貰ってもらいました。

今朝は表参道を初めて降ります。
いつもは歩いて登ってくる道、降ると以外に早く降りられました。
he10-11b-03.jpg
途中にある旧遍路道への入り口が閉鎖されていますが
通れないことはないみたいです。
he10-11b-04.jpg
出会った地元の人に閉鎖の経緯を訪ねてみたら
遍路道を復旧させた人と、山の持ち主であるお寺との確執だそうな。
喜んで旧遍路道を歩いて登った身としては
このトラブルは浮世の生臭さが満点です。
ああ、残念

今日は志度寺~屋島寺をやって帰るのです。
志度寺への道すがら、以前に泊まった某お宿が閉店していました。
お遍路さんの減少のあおりでしょうか。
この宿ではいいことがなかった。
夕食のご飯を忘れられたり、
蕎麦を鍋に入れる食べ方を教えてもらえなかったり・・・
あと色々あるが、割愛します。
こういった積み重ねも宿泊客の減少に影響しているのでしょうか。

閑話休題

志度寺境内は樹木が生い茂り、秋の雰囲気も深まっています。
樹木の剪定や落ち葉の掃除などは地元のボランティアさんたちがされているそうです。
he10-11b-05.jpg

he10-11b-06.jpg

屋島寺はいつものシャトルバスであっという間に山上に着きます。
いつも思い出されるのは、中学校の修学旅行で屋島に行った事。
バスの添乗員さんの語る流れるような平家物語那須与一の段
車窓から見える五剣山
懐かしい眺めです。

山上の売店では、カーチャンに送る地酒を買おうか、買うまいか
しばらく悩んで結局やめました。
「ひやおろし」が美味しいんですが・・・
今度買うことにします。今度って、いつ?
he10-11b-07.jpg

境内には先達のいない小規模のダンタイサンがいました。
手水鉢では柄杓を口につけているオジサンがいたので、
やんわり注意させて頂きました。
手水 のコピー

本堂ではガヤガヤ喋っていて読経したの?
わしより後に来て先に去って行きました。
大師堂では眺めただけでおしまい・・・
やはり、
「少しのことにも、先達はあらまほしき事なり」(徒然草第52段)
ですね。

今回はここでおしまい!
次は勤労感謝の3連休で今治~伊予西条を歩きます。
おきらく歩き遍路ツアーを企画しましたが、
皆さんお忙しいようで、不参加の返事をくれた人や、梨のつぶての人
色々色々ありましたが、これは続けていく覚悟であります。
he10-11b-08.jpg



おきらく遍路旅 十巡目 五色台日帰り 平成30年11月13日(火)

he10-10-01.jpg
さて、今日も平日に1日だけ休み。土日勤務の代休です。
じっとしているわけにはいかん。
身体の動くうちは、動く事のできる環境にいるうちは、歩く!
言い訳を探して安易な方向に逃げることを戒める。

11月13日
朝、阪急の始発に乗って新大阪に行く。
0600新幹線の始発に乗り、岡山を目指す。
朝食は構内で買ったお結び弁当ですが、
蓋を開けると沢庵の香りが立ち昇り、あわててあたりを見渡すがそこは始発
誰もいないので安心して朝食をいただく。

岡山に着くあたりで夜が明けてきました。
高松行き快速マリンライナーの席もガラガラで、快適な旅を楽しむ事ができます。
旅とは日常から非日常への気分転換で
いままでどれだけこの旅に助けられたことでしょう。
he10-10-02.jpg
旅情を味わいつつ、「坂出駅」で降りる。
ここから玉越方面行き路線バスに乗り、五色台麓まで行く。
おや?今年に入って時刻表が変わっているようですね。
最近四国に限らずローカルバスは運営上の影響で、廃線・変更が多いね。
he10-10-03.jpg
ここで降りる。
「高野(たかや)」という地名は近くに松浦寺遍照院があり、
高野山にちなんだ縁があるんでしょうかね。

高屋神社が目の前に現れました。
すると道の向かいのお爺さんがわしを呼んでいます。
「おはようございます」
「モゴモゴ、モゴモゴ」
「?」
こっちに来い、と言っているんでしょうか。
ついて行ったら、納屋からみかんを持って出てきました。
he10-10-04.jpg

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

「ありがとうございます」
「モゴモゴ、モゴモゴ!」

ここから緩やかなスカイラインを歩く。
道の脇には落ち葉が集まり、
風に吹かれてあっちにいったり、こっちにいったり。
he10-10-05.jpg

今日は平日なので誰にも出会わないかな?
山々の紅葉は・・・針葉樹林が多いせいか、ポツポツと赤や黄色が見えるのみです。

he10-10-06.jpg
崇徳御陵への参道脇に愛媛ナンバーの軽自動車が停まっています。
お遍路シールが貼られているのでお遍路さんかな?
ここに停めて白峯寺まで行っているのでしょうか。

鳥居をくぐり、赤や黄色の草木を眺めながら長い長い石段を登る。
長いとは言え、この参道はちっとも辛くない。
なぜかな?
ここの参道に流れる、満ちる「気」のせいか。

向こうから御刀自様が降りてきました。
「おはようございます!」
「おはようございます」
「歩きですか?お疲れさま」
「あ、はあ。休日遍路です。麓の車はあなたのですか?」
「そうですよ。もう、お遍路が楽しくって。75歳ですのよ」
「そうですか!ではわしも75歳までは元気で歩けますね」
「いつまでも楽しんでください」
「はい、お互いに」

遍路道、特に山道で出会うベテランのお遍路さんたちは
多少の例外はあれど、皆気持ちのいい人たちばかりです。
何周廻ったとか、何日で廻ったとか自分の自慢なんてしない。
ただ、お遍路が楽しいという話題だけ。

石段を登っていると自然と頬が緩んでいるようだ。
崇徳御陵に出たら楽しさはピークに達して、
エヘエヘとにやついてしまいました。
この場は、ニヤつく場ではないのですが、自然とそうなってしまう。
崇徳上皇もお赦しになってくださっていると勝手に思う。
he10-10-07.jpg

カラスや鳥の鳴き声、空気感でそう思う。なぜかは分らない。

足取り軽く、81番白峯寺門前に来たら、
おお、お大師様が見事な紅葉を背に出迎えてくださった。

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

he10-10-08.jpg
境内に入ると、そこかしこが見事な紅葉です。
お遍路さんだけでなく、老人会の人たちも紅葉見物に来ています。
きっと休日は大層混雑しているでしょうね。

綺麗な紅葉を目で楽しみ、
お気に入りの伽羅香の香りに包まれてお勤めをするのは
いい気持ちですね~。
五感が喜んでいます。来てよかった。

山門を出たら、先ほどの老人会の人たちがお大師様をバックに記念撮影をしている。
「あ、ほら、あの白い服の人に撮ってもらったら」
(わしのこと?)
「すいません、シャッター押してもらえませんか」
「いいっすよ」
「○○さんの入るところを決めなきゃ!」

「ハイ、撮りますよ~。『コウボウダイシ~』と言ってください」
「????」「コウボウダイシ」
「はい、撮れました」

「ありがとうございました~」
「弘法大師って何?」
「最後の『シ』で笑顔になるでしょ?」
「あっそうかあ」

紅葉に包まれて山道に入る。
昨日の雨もあるが、この道はいつもじめじめしていて滑りやすいね。
何度も歩いている道なので、それほどきついとは思わず
景色を楽しみながら歩くことができます。
しかし季節柄、立ち止まると汗が冷えてきて寒い。
he10-10-09.jpg

にぎやかな声が聞こえてきました。
若い人たちの声のようです。ジャージを来た団体です。
地元の中学生の校外学習ですかね。
「こんにちは」
「コンニチハ!」
「こんにちは」
「がんばってください!」
「こんにちは」
「・・・・・・」
みんな、若いね~。若さが羨ましい・・・
he10-10-09b.jpg

ちょっとした降り道で濡れた石と落ち葉に滑って派手に転んだ。
しかし、頭は菅笠に、背はリュックに救われて
手のひらが汚れただけで何ともないよ。
白いズボンにも汚れはない。
菅笠はヘルメットのように衝撃を吸収してくれるんやね。
リュックはプロテクターの代わりになってくれた。

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

気を取り直して起き上がったら、また賑やかな声がする。
さっきの別の班かな?
今度は女子ばっかりの集団です。あ、さっきは男子ばかりやったなあ。
「こんにちは」
「こんにちは!」
「こんにちは」
「(こんにちは・・・)」
「こんにちは」
「・・・・・」
男子に比べて少し元気ないね。お年頃?

he10-10-10.jpg
平日なので誰にも出会わないと思いきや、結構出会うね。
平日ならではの人達でしょうか。
それにリタイヤしたような年齢の人にも出会う。

he10-10-11.jpg
根香寺も見事な紅葉です。
ここも紅葉狩りの人達が沢山来るのでしょうね。
境内の看板には、「お遍路さんの邪魔にならないように」
と書かれていました。
いったい休日にはどのくらいの観光客が押し寄せるのでしょうかね。

he10-10-12.jpg
いま、五色台の札所の絵をまだ描けていません。
綺麗な季節に来なかったからかもしれません。
まさに今がその綺麗な季節です。
絵のネタを、スマホで一生懸命に撮るのですが、カメラの性能の差は否めません。
自分の目に写る光景は切り取ることができません。
あとは、自分のイマジネーションで絵にするしかない。

今日のお遍路は、ここまで。
予定していた時間よりも結構早く終わった・・・が
余分に廻るには時間が足りない。
麓の国分寺はすでに打っているので、今回は行かない。

he10-10-13.jpg
鬼無に向かう道路を降りる。
この道路も落ち葉が降り積もっていて秋の風情満点やねえ。
道の両脇に広がる盆栽畠を楽しみつつ、「鬼無駅」に着く。

さて、帰るか・・・
高松から快速マリンライナーに乗り、高松まで。
この間山歩きの疲れで眠りこけていたようです。
あっという間に岡山でした。

7時前に帰ってくることができましたがな。

さて今週末は71番から85番歩きです。
毎週毎週お遍路三昧で、充実しているなああああああ。
he10-10-14.jpg

おきらく遍路旅10巡目 12番焼山寺日帰り

he10-9-01.jpg

今度の土日は仕事なので木曜日が休みなのです。
なので、夏に残していた12番焼山寺をやろうか!
5日前に65番三角寺と66番雲辺寺の
キツい山登りをやったばかりなのにね・・・

幸い筋肉痛はひいているが、右膝の調子は、いまいち。
まあいいや。

春先は柳水庵近くの小屋へのスズメバチトラップ仕掛けのため
11番から5時間かけて真面目に登る。
秋は神山方面から裏を登って裏から降りる。

11月7日(水)
仕事を終えて徳島行きのバスに乗る。
着いたのは7時過ぎです。
夕食は、何にしようかな・・・・
お宿の「ステーションホテル」の隣の居酒屋の入り口には
「広島産牡蠣」の文字が躍っている。
he10-9-02.jpg
「カキのカン蒸し」とシメサバのお寿司を頼んでみようか。
おお、おいしい、おいしいぞ。
特にシメサバがおいしいよ。

自分でシメサバを作ろうと思っても
売り場の人から「野の鯖は鮮度がよくないので作らないほうがいい」といつも言われる。
鯖のあがる漁港近くで買わなくてはいかんのやろうなあ。
いちど新鮮な鯖を買って作ってみたら、ものすごくおいしかったんです。

11月8日(木)
he10-9-03.jpg
0705「神山高校行き」バスに乗る。
今日は平日なので高校生が山ほど乗るかと思ったら
徳島駅前から乗ったのは2~3人でした。

途中三々五々高校生が乗ってきて、座席は半分くらい埋まる。
バスは市街地から山間部に入り、約1時間くらいくねくね路を走る。
乗客は皆眠りこけていますね。

「寄居バス停」で降りる。1000円
200m先の「神山高校前バス停」で降りたらよかったなああああ。
高校生達は皆そこで降りています。
he10-9-04.jpg

he10-9-05.jpg
季節は秋
紅葉の様子はどうかなあ?と少しばかり期待しながら山道を歩いたのですが
どうも近年は紅葉が綺麗ではない。
暑い夏から、いきなり冬が来るような感じで
葉の色づく余裕がない。
he10-9-09.jpg

それでも時々見られる黄色や赤の葉を楽しみながら登ること1時間
「すだち館」まで来たら、やはり閉店されていて
中はがらんどうです。
he10-9-06.jpg
女将さんが身体を壊されて休業になってしまったのです。
ああ、とても残念です。女将さんとのお喋りを楽しみにしていたんですがねえ。

平日ながらも車道をクルマヘンロさんたちの車が行き交う。
徳島ナンバー、他府県ナンバー色々ですね。
車道と遍路道は交わったり離れたりしながら焼山寺を目指す。
he10-9-07.jpg

今日もラジオを聴きながら歩くのですが
山道の登り道では、どうも番組が耳に入ってこない。
やはり「登ること」に神経が集中しているからだろうか。
しかし、そこで何かが得られた、感じられたわけではない。
ただ息があがり、足が上がりにくくなっていただけ。
he10-9-08.jpg

神山から焼山寺を目指すと頂上はひとつきり。
抜けるような青空が見えてきました。
おお、銀杏の黄色との対比が美しい。
he10-9-10.jpg
銀杏の下には自動販売機がベストタイミングで設置されています。
「ベリーマッチ」を買ってみる。これは初めて。
微炭酸のミックスベリー味がおいしいねえ。

he10-9-11.jpg
境内では2人の御刀自様が5~6人分の賑やかさを演出しています。
厚く引かれた砂利を踏みしめ、本堂・大師堂にご挨拶する。
風も少なくてお灯明の火も消えない。

さて、ここでの願文は
両家先祖代々菩提と、娘の無事出産です。
これはかなり真剣に長いことお祈りしています。

この季節は、売店は閉店しているのですね。平日だからかな?
ここのうどんは美味しいよね~。
he10-9-12.jpg
うどん食べられなかったので、牛様のいるベンチに座って
メロンパンを食べました。
風景をおかずにして食べると倍おいしいっす。

もと来た道を降るが、結構勾配がきついので
膝への負担を気にしつつ、そろりそろりと歩く。
大きい石の転がる遍路路の下りは膝には悪いので、
そこんところは車道を歩く。

今日の旅はこれで終わり?という気持ちと
早く終えたい、と言う気持ちが交互に入れ替わる。
これは旅を楽しんでいるのか楽しめていないのか?

そう考えていたら、すだち館の場所まで降りてきました。
神山町営バス乗り場で時間を見てみたら、まだ1時間以上ある。
いつもはすだち館で女将さんと四方山話をしながらバスを待っていたが
それもならないので、神山まで歩いて降りることにしますかね。

下界近くなってくると、気温もあがってきて暑くなる。
従って汗も出てくる。

he10-9-13.jpg
「神山高校前バス停」についたら、徳島行きバスが2分後にやってくる。
おお、間に合った。
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

徳島駅前まで眠りこけていました。
途中急カーブや道路の振動、急ブレーキなどで何度か目が覚める。

さて、帰りのバスチケットを確保して
目の前の「びざんの湯」で疲れた脚を労わる。
けっこう疲労していたようです。湯がプチプチと筋肉に染み渡る。
自分ではそうは思わないんですが、
やはり歳をとっているんですかね~。

サウナを何度も出入りして、水分と毒素を出して・・・
カラカラの身体になり温泉を出て、隣の王将へ。
餃子三人前と生ビールでリカバリーをする。
おお、うまい。
何杯でも飲めるような気がするが、一杯でやめておこうかね。

真っ赤な顔でバスに乗り込み、「阪急梅田バス停」まで眠りこけていました。

翌土日は仕事、週明けて火曜日は休みなので五色山日帰りをやろうかな?
それとも身体は持つのか?
知る由もない。
he10-9-14.jpg




おきらく遍路旅十巡目 65番三角寺~70番本山寺

おきらく遍路旅十巡目 65番三角寺~70番本山寺
平成30年11月3,4日
he10-8a-01.jpg

11月3日(土祝)

he10-8a-02.jpg
今日は三角寺、雲辺寺をやるので朝5時に
三島川之江高速バス停で降りる。

さすがに11月ですね。寒いし、暗い。
朝食と用足しは三角寺に行ってからするか。
he10-8a-03.jpg

ひたすら、暗闇を進む。
初めての路ならば迷ってしまいそうです。
どこかで鹿の鳴き声がする。
ここで獣が出てきたらどうしようか・・・
金剛杖で素振りをしてみる。

おっかなびっくり山道を登ると、
おお、明りが見えてきました。三角寺に着いた。
でもまだ6時過ぎなので境内は静まり返っています。
he10-8a-04.jpg

誰もいない本堂、大師堂でお勤めをするとき
自分の灯した線香の香りに包まれる。
いまお気に入りの伽羅の香り。
he10-8a-05.jpg

お勤めを済ませ、真新しいトイレを気持ちよく使わせていただきます。
昨夜作ってきたお握りで朝食を摂っていると
三々五々クルマヘンロさんたちがやってきました。

歩き遍路さんもやってきて、
東屋に座っているわしのところにやってきて
「すいません、ここから椿堂への路は、どういけばいいのですか?」
「ああ、これはですね、駐車場奥に行くのです」
「?」
「ご一緒しませんか?」
「お願いします」
お遍路黄色本では、ここ三角寺から椿堂への路は判り難いのです。

60歳で定年退職し、通し遍路をしているオジサンです。
ディバックの荷物が小さい。
本当に必要最小限の荷物しかないんですね。
最初のリュックと余分な荷物を送り返したそうな。
he10-8a-05b.jpg

わしも荷物の多さに悩んでいます。
荷物の多さは欲の多さともいわれるが
わしはまだまだ欲多き人間なんやなああああ。

今回、雲辺寺の通夜堂のお世話になるつもりで
必要なもの、必要でないものを吟味したはずなんですが
結局荷物が重くなってしまいました。
he10-8a-06.jpg

彼は結構歩くのが早く、それに休憩を取りたくないらしい。
椿堂を過ぎた先のお遍路休息所の「しんきん庵」では
信金の従業員さんたちが休日返上でお接待をしています。
温かいコーヒーをいただき、
記念撮影をして頂きました。
he10-8a-07.jpg

彼は長居を良しとせず、さっさと出発したそうなので
さっさと出発します。
この坂は登り勾配が長く続く国道の路で
彼の早い足取りに合わせて歩く事になりました。
これがいけなかった。

やはり歩きは自分のペースで・・・が大事ですね。
he10-8a-08.jpg

「境目峠」と「曼陀峠」の分岐点に出ました。
「わしは曼陀峠を行きますが、どうします?」
「私は境目峠を行ってみます」
he10-8a-09.jpg

曼陀峠への路は、前回は途中から草が生い茂り路がなくなっていました。
今回もそれを覚悟していたのですが、
きちんと草が刈ってあり、気持ちよく歩くことができました。
どなたが整備してくださったのでしょうか。
感謝感激であります。

今日の空はあくまで青く、流れる雲には竜神様の姿も見えます。
そうやって気持ちよく歩いていると・・・
あれ?
足の筋肉がおかしい。
大腿や下腿が左右交互につってきた。
こんなことは久しぶりです。

これだけなまってきているのか?
いやいや、
多分これは自分にとってのオーバーペースなんやろうなあ。
いつもはゆっくりと歩いているのですが、
人のペースにあわせると自分のペースが乱れて筋肉への負荷がかかる。

それから10月にコケて打った右膝もおかしくなってくる。
コケた原因は、いつもお世話になっている「原田大明神」
先日前を通ったとき挨拶をしなかったら
自転車で派手にこけて右膝を打ってしまった。

よく考えたら10月は神無月で、神様は出雲に行っている。
留守を守っていたのは眷族だったんだ!
だから挨拶せずに通り過ぎたら、あんな目にあったんやなあ。
眷属よ、ちょっと手厳しいんでない??

閑話休題
he10-8a-10.jpg

まだまだ上り坂は続く。
足の筋肉は痙攣を収縮を繰り返している。
なんとか雲辺寺まで持ってくれないかなあ。

これも修行なんかなあと、だましだまし歩いて行くと
ようやく大きな杉の木に囲まれた参道に着きました。
あああああ、やっと着いたあああああ。
いつもながら雲辺寺を歩いて登ると
到着の際の感激はひとしおです。
he10-8a-11.jpg

靴を脱いで大師堂の奥に進み、そこで座ってお勤めしようとしたら
膝が痛くて座れない!
ああ、情けなや・・・・

he10-8a-12.jpg
忸怩たる思いで御朱印をいただき、
御加持水をいただき、
固いフランスパンを水で流し込む。
he10-8a-13.jpg

隣にはおじいちゃんおばあちゃんに連れられた孫娘がふたり
楽しそうにお握りを食べていました。
ああ、わしもあんなふうに孫を連れて楽しい山登りができるでしょうか。

ロープウエーで登ってくる人たちの持鈴がひっきりなしに聞こえてきます。
あれは、本来山道でこそ禽獣に対して効果を発揮するのもなんですけどもね。

山門の外にあるトイレが新しくなっていますよ。
通夜堂はどこに・・・
裏に廻ってみると扉がある。
開けてみたら、6畳くらいの板の間のみある。
結構狭いなあ。
今夜はここに泊まるつもりだったのですが、まだ午後1時です。
なので、通夜堂で寝るのはやめて、
電話で「青空屋」さんに予約しました。
標高900mの夜を過ごしてみたかったけども、それはまたいずれ。

いま気温は9℃
汗が冷えてきて寒くなってきたので長袖のヒートテックを着ました。

ここから長い長い下り坂の山道です。
膝の調子が気になりますが、
ひたすら降りるしかない。
今回は山道の下りを考えて錫杖は持ってきていません。
富士登山の八角棒です。
こちらの方が安全で、使いやすい。
he10-8a-14.jpg

急な階段が続くと思えば緩やかな坂道になったり
石が露出していて危ない箇所もあり
ここを逆打ちで登るのは大変やなあ、とつくづく感じます。

いつまで続くこの坂道
いい加減うんざりしてきた頃、眼下に舗装道路が見えてきました。
やれやれ。
ここから「青空屋」まではすぐです。
he10-8a-15.jpg

これ以上は前に進めましぇ~ん。
弱気の虫に支配されてお宿に転がり込みました。

早速お風呂をいただいて、足の筋肉をいたわる。
自分には珍しく結構長湯をしてしまいました。
洗濯も忘れてはいけない。
屋外の洗濯場には有線でジャズが流れていますよ。
心の余裕があったらここでしばらく音楽を楽しむのだが・・・・
he10-8a-16.jpg

布団を重ねたところに脚をのせて
通夜堂泊に備えて持ってきたウイスキーを舐めていたら
うとうとしてしまいました。

6時に夕食に起こされて、
大飯をいただき、部屋に帰ったら布団に倒れこんでしまいました。
これだけ疲れたのは久しぶりやなああああ。
そのまま寝てしまいました。



11月4日(日)

朝5時に目が醒めました。
うう~む、10時間くらい寝ていたのか。
そのおかげで脚はリカバーされていました。
しっかり睡眠は大切なんですねええええ。

朝から大飯をいただいて、6時半にお宿を立ちます。
このあたりは畜産農家が多いのか、
堆肥の匂いがかすかに漂っています。
he10-8b-01.jpg

今日も大興寺門前のお地蔵さまが迎えてくださいます。
朝も早いのですが
クルマヘンロさんたちが沢山来ています。
丁度本堂、大師堂では朝の勤行の最中で、
そっと小さな声でお勤めさせていただきます。
he10-8b-02.jpg

ここから本山寺まで国道を北へ歩きます。
いつも聴いている携帯ラジオ、どうも音がブツブツと途切れ
そのうちに聴こえなくなる。
ええい!安物を買うとこうなる!
などと憤っていたが、ふと思いついて電池を入れ替えたら
クリアーな音声が蘇りました。
ああ、電池切れだってんですね。ごめんなさい。
he10-8b-03.jpg

he10-8b-04.jpg
南海放送の「ラジオ遍路・88の音巡り」を聞きながら車の行き交う国道を歩くと
目の前にいつもの五重の塔が見えてきました。
なんかほっとする光景です。
he10-8b-05.jpg
平成の大修理は、まだ完全には終わっていないようですが
覆いが取り払われて見事なお姿を遠くからでも拝む事ができます。

なんだか本山寺に向かう車が多い・・・
橋のたもとに臨時駐車場ができていますよ。
he10-8b-06.jpg

きょうは「ひだまり市」の日でした。
今回で6回目だそうで、お天気にも恵まれて
穏やかな賑わいの中に身を置くと、ほっこりとしますね。
さすがに天王寺や東寺の殷賑さとは比ぶべきもないが
これはこれで素敵なイベントですね。
he10-8b-07.jpg

he10-8b-08.jpg
神恵院、観音寺は納経所新築工事のために更地になっていて
プレハブの建物が神恵院大師堂の脇に建っています。

さて、これで今回の旅は終了!
観音寺駅まで移動して、列車に乗って帰ります。
予定よりも1時間早い列車で帰ることができたので
ねぐらには余裕を持って帰りつくことができましたがな。

今月は
8日(木)に焼山寺日帰り、
13日(火)に五色台日帰り、
などと突撃日帰りお遍路をやります。
he10-8b-09.jpg





おきらく遍路旅十巡目 41番龍光寺~43番明石寺

he10-7a-01.jpg
最近神仏についてより深く考えるようになった。
いつも健康面で助けていただいている隣町の原田大明神

用があってこの神社の前を通ったんですが挨拶をしなかった。
すすすると
帰りに交差点で自転車で派手にこけてしまった。
赤信号で横断歩道に突っ込んでしまった。
髭を剃っていたら派手に耳たぶを切ってしまった。
原田大明神さま、ごめんなさああああい。
お酒持って謝りに行きました。

自転車でコケたとき、右の膝を強打してすりむいてしまった。
タイヤもパンクした。
神罰、というのは存在するのでしょうか。
それともこれは眷属からのバチでしょうか。

ああ、足が痛い。
明日のお遍路は歩けるだろうか。


台風の影響で宇和島から卯之町までの歯長峠は崩落のため
お遍路さんにとって危険、という情報が流れていて、
落ち着くまで41番~43番は控えていました。
最近歯長峠道、安全に歩いて越えられる情報が入ってきました
が、今回の旅の予定を組んでしまった後なので、

予定通り新大阪を始発で出発して岡山、松山を経て宇和島に昼前に着きました。
わし、列車の旅も大好きなんですよ。
車窓の景色と、心地よい振動で眠くなります・・
それにしてもJR四国は遅延が多い気がする。
松山と宇和島での乗り継ぎ時間はいずれも1分で、ホームを駆けました。
he10-7a-02.jpg

「宇和島駅」の2つ先の「務田駅」から歩き始めです。
刈入れの終わった田圃を眺めながら歩いて行くと
41番龍光寺鳥居の前にバスが停まっていますよ。
ああ、バスツアーの季節なんやねええええ。
he10-7a-04.jpg

膝の痛みも気にならない。
それに背に負った荷物の重さも苦にならない。
なぜか?
この前から持ってきている守り刀のおかげか?
he10-7a-03.jpg

遍路道や山道では急に荷物が重くなるときがある。
それは魔物や悪霊が取り付くせいだと。
何でもいいので刃物をもつといい、というので
仕事で使う小型のアーミーナイフを持っていたのが、
飛行機で移動するときに持ち込み不可だったので、それ以来持っていない。
飛行機に乗るときには気をつければいいのですが
遍路専用の守り刀を持つのもいいでしょう。
岐阜県関市に帰省したときに小型の肥後守を買ってきました。

he10-7a-05.jpg

he10-7a-06.jpg

he10-7a-07.jpg

あっというまに今日の歩きは終了
何だか物足りないなあああああああ。
he10-7a-09.jpg
仏木寺門前の東屋でカロリーメイトの昼食を食べながら
宇和島まで戻るバスを待っていると
今日時々会うスキンヘッドのガイジンサンが来ました。
「チョットイイデスカ?」
「イ、イエス」
「コノサキハトオレナイト、ノウキョウショニカイテアッタノデスガ」
「2~3ニチマエニトオレルヨウニナッタト、ジョウホウヲエマシタ」
「ホントウデスカ!」
「イエス。ニホンゴガジョウズデスネ」
「ニホンゴヲオシエテイマス」
「ソウナンデスカ。デ、ハナガトウゲヲコエマスカ?」
「ウ~~ンドウシヨウカ」
「ワシハ、コレカラバスデウワジママデモドッテ、レッシャデウノマチマデイキマス」
「ソウデスカ」
「ヒッチハイクヲシタラ?」
「オオキナガイジンサンニハ、トマッテクレマセン・・・」
「イヤ、ソコニイル、クルマヘンロサンタチデス。カナラズノセテクレマス」
「ハハハ、ソウデスカ。ウ~~ン・・・・・・・アルクカ!」
「コンヤハドコニトマルノデスカ?」
「アズマヤガアルヨウナノデ、ソコデネマス」

デビッドさん(杖に書いてあった)は、歯長峠目指して国道を歩いて行きました。

オミチヨロシュウ~!

わしはバスに乗って宇和島まで戻り、卯之町まで行く。
まだまだ時間があるので43番明石寺まで行き、ここで終了!
he10-7a-10.jpg

he10-7a-08.jpg
時々こういう事を考えるのです。
世の中はキャッシュレス化が進み、そのうちこうなるのか?
he10-7a-11.jpg

今日は駅前の「まつちや」さんに泊まります。
5つの部屋はお遍路さんたちで満室だそうな。
おお、今夜の夕食は楽しくなりそうですね。
he10-7a-12.jpg

ここの旅館の廊下はお遍路アート館です。
お遍路さんから寄せられた色紙や書、絵画などが飾られています。
どれもこれも味わい深いものばかりなんですよ。
これだけ集まるのは女将さんの人柄によるものなんでしょうね。
he10-7a-13.jpg

女将さんによると、錦札のベテランさんよりも
歩き1回目の一生懸命な方たちをお世話するのが好きだそうな。
それからわしのような何でもありの遍路さんの事を
「乗り継ぎ遍路」さんと呼んでいました。
女将さんの造語と言っていましたが、ふむ、この言葉妙に気に入りました。

いいお宿です。
次回も寄らせていただきます。その際には絵を持ってきます。
he10-7b-01.jpg

最終日は帰るだけの予定なのです。
宇和島は遠い。
大坂から移動だけでも半日を費やしてしまう。
0850にバスに乗り、四国を横断して1500に大坂は梅田に帰ってきました。
he10-7b-02.jpg

11月は、
残りの行程をこなすために、毎週お遍路の予定を入れています。
平日の休みには、日帰り遍路も入れております。
我ながらクレイジーですね。

でも嫌じゃない。
お大師様に呼ばれて、ご先祖さまに後押ししてもらって
来週もお四国に行きます。
he10-7b-03.jpg
プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード